2010/7/27 火曜日
軍手ツバメの行動半径が2メートルくらい広がった。まだ飛べないけれど、以前のように弱ってはいない。
気になって仕方がない茶色を叱り続けるのもイヤだから(もちろん手なんか出したら自分がどうなるかよーくわかっているので、我慢している)、早く飛べるようになってくれ。ちゃんと自力で逃げてくれ。
ツバメじゃちっとも涼しくないので、自宅でペンギンを見る方法。
夕立のときに閉め切って、鬼みたいな顔してドライカレーを作る→食後、水風呂に入る→上がってシーブリーズまみれになる→扇風機前で頭からっぽ
ペンギンくらいなら、これで簡単に見れます。
ここで酒なんか飲むと体温上がって全てが台無しになるので、飲みません。
ただ、仕事する意欲も大幅に失われるんだよなあ。
亡くなった方に会う夢を見た。
でも夢だからそれ以外はでたらめで、榛名湖は干上がってるし、私はトマトを売る担当先が三軒増えた。
夜明け前、山のシルエットにまだ色はついていない。
鳥の目覚めの大騒ぎも収まった。
遠くでカナカナ。
涼しいというよりもうすら寒いのでまだ散歩に行きたくないなあ、と思う贅沢。
「わん」なんて吠えようものならどやされるけれど、なんとかして意志を伝えたい牛犬が「ぐお、ぐお」と低い声で二回。
行ごうかね。
窓を開けると、茶色が旗みたいにゆっくり尻尾を振っている。誘導のサインだ。
帰ってきたらいただきものの果物を食べよう。
今日は一日、ちゃんと仕事して、ちゃんとごはん食べます。
2010/7/26 月曜日
昨日はたくさん食いました。飲みました。
数日前までだったら、暑すぎて外でバーベキューなんて考えられなかった。
こないだの嵐で、昨日、今日は少しだけ季節がまともになったと思う。
今日はクーラーいらなかった。
巣立ち損ないの最後のツバメが一羽だけ、まだ生きている。嵐の前、夕立が来たら流されてしまうような最悪の場所にうずくまっていたので、犬には届かない軒下の端っこに追い立てた。それからずっと落ちてた軍手の上にいる。親鳥がせっせとエサを運んでいるけれど、どうなるかはわからない。
次の小説のことを考えていて、思い出した映画のDVDを見た。70年代の終わりに父と映画館で見たときは正直なところよくわからなかったけど、今見たら(今だってわかってるわけじゃないけど)すごくよかった。おもしろくて、静かで、美しかった。
2010/7/25 日曜日
夜明けまで「妻の超然」のゲラ。
夜明けとともに散歩。
背の高い、飼料用トウモロコシはすっかり倒れてしまい、竹が何本も道の方に傾いていた。でも、水田の稲は大丈夫だったのでとてもほっとした。
家の中では換気扇(カバー付き)から入ったのか、トイレに大量の埃が積もっていて驚いた。
昼から乙姫様と浦島太郎、次郎(いずれも若造)が来宅、バーベキューのち花火の予定。
それじゃ私の配役は亀か。犬どもは鯛と平目か。
浦島太郎/次郎に恩はないし引き止めるつもりもないが、私は乙姫様に頭が上がらない。
午前中は仕事の続きをやりながら竜宮城の掃除など。
2010/7/24 土曜日
雷とか、むしろ好きといっていいくらいだけど、
今日は雷雨と同時にものすごい突風、
しかも風が巻いちゃってるし、その風がもうおっかねえのなんの。
竜巻? じゃないんだろうけれど、家にいてこんな危険感じたのはじめてだった。
九州で何度か遭遇した台風上陸より、わざわざ外海に見に行った暴風波浪より、怖かった。
まだドキドキしてる。
そうだ犬はどうしてるんだ、と外に見に行ったら、全く普通。
動物だから、こっちが脅えてるのはよくわかるらしい。
茶色が「そんなにおっかねぇんなら膝の上に座っていてあげましょう」と言って、どすんと座り、ずっとにこにこしていた。
しばらく一人で遊んでいた牛も「おっかおっかいなら、しょうがないですねえ」と足元に座ってにこにこしていた。
稲光も雷鳴も、本当に、全然平気なのだ。びくともしない。
海でロケット花火やったときと、完全に逆転してたな。
ツバクロ一家受難続く。
犬の水を替えて打ち水をしてやるために外に出たら、ツバメの巣が落ちていた。死傷者見当たらず。もう巣立ちの時期ではあった(4羽、5羽で飛んだりしている)し、わからないので変な手出しや擬人化はしたくないけれど、今度詳しい人に行き会ったら聞いてみたいと思う。
『ばかもの』文庫初校ゲラがまた仕上がっていないが、『妻の超然』単行本初校ゲラ(「作家の超然」除く200枚分)が到着。2/3の量なのに、ずっしりくる。
雑誌のゲラは山のような問題点を潰しつつ、単語や文体をギリギリまで磨いて行く作業で、文庫のゲラは基本的にはルビと改行を中心に全体のバランスを見る。単行本のゲラは雑誌のときには問題になっていなかった細かな整合性、リアリティの案件が出てきたり、併禄するほかの作品との表現部分の統一のことなどあって一番悩みが深いかもしれない。
でも文章というのは不思議なもので、そのときにしか、してやれないことがある。
直す直さないは、作家によってすごく違うらしくて、私は雑誌の段階で変態じゃねーかってくらい力入れるタイプです。
ツバクロのヒナが一羽、落ちて死んでた。
どうしてかはわからない。
「おまえらか」
と言ったら、犬は違いますと言った。ふん、と一瞬だけニオイを嗅いでそれっきり。
関係あるとしたら、済まなさそうな顔をするからすぐわかる。
気持ち悪くもなんともなくて、あーあーと思いながら、でっかいスコップで埋めてやった。
ここに来てから、ふつうにいろんな鳥の死骸を見るようになった。
そりゃあ、生きてるから死ぬわな。
むしろ、街にいたときに見なかったことの方が不思議だと思うようになった。カラスでも、スズメでも。
けれど、生きてるツバクロたちは犬どもと同じように嬉しそうだ。
私はちょっと、人に余計なことを言ってしまって後悔して凹んでいる。
2010/7/23 金曜日
一日一食野菜と冷たい麺類しか食べず、昼は冷房の真下で仕事をしながら麦茶とかばっか飲み、夜になって酒を飲んでもつまみは食わない。
やろうと思ってやってたわけじゃないけれど、見事な夏ばての出来上がり。
その上「作家の超然」の再校ゲラを終わらせて(百枚分の単語と接続詞を全部頭っから疑ってかかるようなこまっけぇ仕事)すっかり気が抜けた。
これはちょっとイキモノとして危機的な状況、と大袈裟に考えた割には、ケンタッキー行ってチキンを三個むさぼったらかなり回復。簡単すぎる。
やっと少しだけ元気の目盛りを戻したところで、庭から生きてるだけで楽しそうな者どもの4つの目が散歩を催促している。
少しでも涼しくなりますようにと祈るような気持ちで北の空を見て、それから東京電力の雨量、落雷情報も見るんだけど、今んとこはだめげだ。
2010/7/22 木曜日
さるすべりの花が咲き始めた。
大好きな樹なのに、花もキレイなのに弘法も筆の誤りみたいな名前。
同じ理屈で、浅間隠山なんてのも、立派な山なのに所得隠しの仲間みたいで気の毒だ。
私がうろうろしないあたりの軒先にちゃっかり巣を作ったツバメ夫妻。
ヒナたちはもう、怪獣ではなく立派にツバクロっぽくなってきている。
毎年おいで。
こんなに暑いのに蝉はまだ。
東京みたいに7年たったら上にマンションなんてことはないから、いるはずなんだけれど、彼らの時計が私にはわからない。
でも山に近いから、出たらいろんな種類がいっぺんに鳴く。
関東内陸部と言われると猛暑日本一な感じだが、またの名を北関東と言うので朝晩はざまあみろってくらい涼しい。
榛名の空気を洗ってくれた夕立のおかげ。
問題はそれでも夏バテして、食えねー奴になってる私だけ。
昨日は、リニューアルした高崎/問屋町のアサヒ商会(Hi-NOTE)に行ってきました。老舗の事務用品、文具店です。
広大な店舗で品揃えがすごいだけじゃなく、とにかく見てて楽しい。かっこいいものや面白いものがたくさんある。
知人であるお店の人の話を聞いたら、スペースを利用してこれからまだ面白いことをいろいろ考えているそうです。
自分の町に、こんな元気な店があることを知って、本当に嬉しくなりました。
前橋の昨日の最高は38.5℃。今日の予想も見なければよかった。夕立だけが楽しみ。(これを書いている朝7時はまだクーラーいらないですが)
ゲラさえ早く届けば、それ持って榛名山か北軽あたりに逃げちゃいたいとこだけど、今日は厳しいかも。
犬どもは信じられないほど元気です。昨日氷をくれようとしたら、いりませんと言われた。おまえら本当はセネガル犬だろ。(しかしダカールの本日の最高気温は29℃でここより遥かに涼しいのだ)