Diary

危機管理

NAVI打ちあわせ。掲載は3/26発売分からに決定。連載中に鬱が来たらやばい、躁が来てもつまらんものを書くのでいけない、半年間というと一度くらい危機があってもおかしくはない。書きためるしかないんだろうな。
某誌担当者がいつも言ってくれる「絲山さんのことはまるっきり心配してないんですよ」という言葉を信じたい。


生まれて初めてのサイン本

文春担当者と打ちあわせ。自分の単行本見本と、大好きな作家の死ぬほど嬉しいサイン本をいただく。(手を洗って本を読もうというのを久しぶりに思い出した)営業戦略では、横浜紀伊国屋にも配本多めにお願いする。私の悪筆POPが蒲田以外で出回る可能性も。「本の話」の著者校提出。オンリートークの出版にからめてということで、「蒲田に住むの弁」というタイトル。2月末に出る3月号に載ります。
その後、NYパンクの好きな昔の友達と久しぶりに会う。


潜伏

だらだらモード。
友達のお兄さんが「袋小路の男」を読んで「俺のことかと思った」と言ったらしい。もちろん全然知らない人。なんか楽しい。


「風に吹かれて」

昨日は興奮がおさまらず3時まで仕事。今日もなんだかんだと仕事漬け。初めての連載で、全体の構成に悩む。昨日の写真を貰った。いつの間にこんなに撮っていてくれたのか。ありがたい。スライドショーで見てご満悦。
それと散髪。前のハゲは拡大していたが(多分鬱のとき)既に発毛が始まっていて、新たなハゲは発見されなかった、よかった。ショートボブで髪がかぶっているからいいけれど、風の強い日は要注意だ。


試乗第一弾

NAVIの連載小説の取材で、出てくるクルマの試乗をする。結構遠くまで行ったんだけど、いやはや、すごいクルマでした。馬には乗ってみよと言うけれど、クルマもほんと、運転してみないとわかんないや。でも、二玄社の駐車場に帰ってきて自分のクルマ(Tipo)に乗り換えたとき、その楽なことボロいこと静かなこと、なんか蒲田みたいだ。


連絡・予告

掲示板はいつ開けるんだとお問い合わせいただいておるのですが、もう少しお待ち下さい。この機会にリニューアルしようということで、腕のいい人にお願いして一から作ってもらっているのです。こちらからお願いするのが遅かったので、お待たせすることになってしまってすみません。
近々アップする、「読者によるweb書評」について。
オンリートークは賞をとった作品なので、審査員の方々の評は既に「文學界」にていただいている。芥川賞の講評もあった。第七障害も文芸誌などで評をいただいた。
しかし、ネットにいらっしゃる方は必ずしも、有名な人の意見を聞きたい、というわけではない。むしろ、自分と近い目線を探しているのではないだろうか。絲山の本って、実際どうなのよ、と。
そう考えたので、敢えて作家でも評論家でも編集者でもない方に、web書評をお願いすることにした。
今回書いて下さる方はお友達とかではない。顔も年もどんなお仕事をされているのかも謎である。ご自身のサイトで書かれている文章(観点)が良かったことと、私の作品に興味を持っていただいている、ということで、無理を言ってお願いすることにした。作家のオフィシャルサイトでは珍しい企画かもしれない。当然のことだが、内容については一切手を加えない。お楽しみに。
いろいろあって実家へ。あまりにも汚い車を洗車機にぶち込む。


くつろぎ

驚くなかれ、蒲田にもフランス料理屋がある。存在は知っていたけれど、一人で入るわけにもいかず素通りしていた。そこへ近所のお姉さんが誘って下さった。小さいけれど侮れないグルマンディーズなお嬢さんとご一緒する。お嬢さんは私の呼び名を何にしようか迷っていて、「『絲山さん』だったら大人になっても使えるよ」と助言する。(彼女が大人になった頃私は本当に生き残っているのだろうか)その後、お姉さんの家にお招きいただき、シェリーを飲んでくつろぎまくり。楽しかった。


口コミ

さて、嘘日記を書いてとんずらして昨日は何をしていたのかといえば、保健所で32条の更新をしていた。
前にも話したことがあるかもしれないけど、新しくご覧いただいている方もいるかと思うので改めて。「32条」とは、医療費の公費負担制度のことで、鬱などの症状で精神科に通院されている方がいたら、おすすめします。詳細はググればいくらでも出てきます。手続きは簡単で、医者に「32条使えますか」と聞いて、OKなら診断書を書いてもらって(有料)保健所もしくは自治体に提出するだけ。
いい制度なのに口コミでしか伝わっていないのも事実で、私も発病して長い間知らなかった。義務というものは嫌でも思い知らされるものだが、権利というのは勉強しないと判らないらしい。どこの病院でも32条の認知ポスターなんか見たことがない。
今日は一日仕事してました。


久々の嘘日記

オンリートークの仏語訳がバカ売れしているのは聞いていたが、ル・クレジオその人からファンレターが来てびっくり。ぜひ近々ニースで会いたいとのことで、即電話して来週にも飛ぶことにする。息子の嫁にとまで言われてしまった、どうしましょう、アキコ・ル・クレジオを名乗ってもいいのだろうか、世界のイトヤマで通すべきか。追って、ガリマール社から対談を出版したいとの依頼あり、ビジネスとは言え楽しんでやろう。
一方で、海の仙人はジム・ジャームッシュ監督で映画にしたいと正式なオファーがあった。トム・ウェイツがファンタジー役で出るらしい。ロケで来日するついでに蒲田か川崎でコンサートをやってもらうようお願いした。
昨日の晩、長編小説(800枚)の推敲が終わった。某社から書き下ろしで4月に出る予定。これでもう今年は何もしないでも食っていける。
(はあ、嘘はむなしい。仕事しよう)


無理

無理してでも、蒲田に駐車場を借りなければならないと思った。いよいよ生活が駄目になったら車を廃車にするしかないんだけれど。


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