Diary

2017振り返り

ここ2年ほどは、自分の環境を整えながら新しい繋がりとやり方、企画を作っていくことに注力していましたが、来年は小説をしっかり書くことに一番の重点を置いていきたいと思っています。ちょうどそのシフトを動かすタイミングの年だったと思います。
高経大の非常勤講師(インタビュー実習)と、火曜日のラジオAir Placeの仕事を終えましたが、7年ぶりに群像の仕事が入り、4月からは連載小説も始まります。『忘れられたワルツ』も河出文庫から刊行されることになりました。文藝春秋からの書き下ろしの古墳時代の小説も、人とのご縁やタイミングが合った感じで動き始めました。しっかりと形にしてお届けしたいと思います。
 
今年の目標は「ベストコンディション」でしたが、前半は余裕がなくて6月、7月には精神的に参ってしまいそうでした。なんとか早めに対処して、病的なことは回避できたと思います。9月に休暇がとれたのはよかったです。なにもしない時間、心を整えて待つ時間が小説を受けとめるためにとても大事であることを痛感しました。
ドライブに出かけたり、馬に乗ったり、美術展を見に行ったり、楽器を弾いたり、状態がいいときほど楽しめてしかも切り替えもうまくいくことが実感できました。
 
今年は岡山、函館、青梅、奈良、富山などにお邪魔しました。
個人的に今行きたい場所は、絲山のルーツである佐賀、そしてお隣の栃木も気になります。もちろん小説の要請に応じてフットワーク良く動きたいと思っています。来年の今頃「こんないい場所や、楽しいことを去年は知らなかったなんて」と思えたら幸せだと思います。
今年もありがとうございました。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。


12/29 ゴゼンサマ オンエアリスト

今年もラジオ高崎 ゴゼンサマを早朝からお聴きいただきありがとうございました。
本日分、オンエアリストです。
 
ルージン・ア・ホール・イヤー/サード・アイ・ブラインド
(スティーヴ選曲)
ホールド・オン/ザ・ボウディーズ
(今月のアーティスト)ハーダー・ゼイ・カム/ジミー・クリフ
ギミー・シェルター/パティ・スミス
ロミオ/ザ・ボヘミアンズ
ジ・オンリー・ウェイ・イズ・アップ/オーティス・クレイ
 
 


1月5日発売開始『忘れられたワルツ』(河出文庫)


12/22 ゴゼンサマ オンエアリスト

今朝もラジオをお聴きいただきありがとうございました。
本日分オンエアリストです。年内の放送は来週29日までです。
  
キープ・オン・ダンシング/ベイ・シティ・ローラーズ
(スティーヴ選曲)ハイ・オン・ミー/ガイ・セバスチャン
アクシデンツ・ウィル・ハップン/エルヴィス・コステロ・アンド・ジ・アトラクションズ
(今月のアーティスト)ノー・プロブレムズ・オンリー・ソリューション/ジミー・クリフ
クリスマスカード・フロム・ア・フッカー・イン・ミネアポリス/トム・ウェイツ
バラ色の人生〜ラヴィアンローズ/山下達郎
ウェア・ワー・ユー・トゥマロー/ウィッシュボーン・アッシュ
 
 


12/15 ゴゼンサマ オンエアリスト

今日もラジオをお聴きいただきありがとうございました。年末は29日まで生放送です。
本日分、オンエアリストです。
                                                   
ダンス・ウィズ・ゴッド/ザ・ピロウズ
(スティーヴ選曲)残ってる/吉澤嘉代子
タッチ・ミー/ドアーズ
(今月のアーティスト)ジャマイカ・タイム/ジミー・クリフ
エンクレンカ/デボラ・グルジェル
ナッシン・イズ・ザ・セーム/グランド・ファンク・レイルロード
カウントダウン・トゥ・クリスマス・パーティータイム/アンディ・パートリッジ


『忘れられたワルツ』ご予約キャンペーン

『忘れられたワルツ』ご予約キャンペーン、本日より1月31日までです。
オリジナルフリーペーパーをネットプリントで入手できます。この機会にぜひ!
 
書店さんでご予約→
専用メールアドレスにご応募→
パスワードを受信→
セブンイレブンでフリーペーパーをプリント
(ネットプリント費用¥120が必要となります)
という流れになっています。
 

 


ご予約キャンペーン

『忘れられたワルツ』ご予約キャンペーンの専用ページができました。
12/12 からとなっております。
ぜひこの機会にオリジナルフリーペーパーを入手して下さい。
  


12/8 ゴゼンサマ オンエアリスト

今日もラジオをお聴きいただきありがとうございました。オンエアリストです。
 
こころのボーナス/忌野清志郎
(スティーヴ選曲)羽田ブルース/シシド・カフカfeaturing 横山剣 with クレイジーケンバンド
キッズ・アー・オールライト/ザ・フー
(今月のアーティスト)ダンス/ジミー・クリフ フィート ワイクリフ
オフィーリア/ザ・バンド
ワンダフル・ワールド/ロッド・スチュワート
オーシャンサイド/ロビン・ヒッチコック
 
 


第14回絲山賞

絲山賞は、私が一年間に読んだ本のなかで一番面白かったもの、自分には書けないものに対して個人的に敬意を表しているものです。2004年から毎年12月に選んでいます。詳しくは当サイト「プロフィール」から「絲山賞について」をご参照ください。
 
第14回絲山賞は、前野ウルド浩太郎著『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)にさしあげることにいたします。

毎日出版文化賞特別賞も受賞され、既にたくさんの分野から絶賛されている作品ですが、どうしても絲山賞を進呈したかったのは、新しいヒーローの誕生をこころからお祝いしたかったからです。(真面目に言ってます)
ポスドクという苦境にいる若き博士の旅立ち、誰もが知っているバッタという研究対象の深さとほとんどの人が知らないアフリカ・モーリタニアという舞台の広がり、情熱にあふれ才知に長けた仕事っぷり、すばらしき仲間たち、自分を売り出すという研究者のタブーへの挑戦、負の側面もいやみなく書き、再び砂漠でのクライマックスへと戻っていく。
ここには、何十年先に読み返しても面白い「普遍の要素」がいっぱい詰まっているのです。身に纏っているのは緑のバッタ装束だし、文章も面白すぎますが、間違いなくこのひとはヒーローです。夢を語り、夢を持って戦い続ける、その生き方がヒーローなのです。誰もが応援せざるを得ない気持ちになってくる。この時代だからこそ、こういう姿勢が希望となり、輝いて見えるのかもしれません。
 
科学の裾野は広くて豊かで楽しいところだと思うのです。そこでは学問を志す若い人も、新しい知識を喜びと感じる大人も、面白い本が好きだという人も自由にのびのびと遊ぶことができる。リチャード・P・ファインマン(ノーベル物理学賞/理論物理学)やコンラート・ローレンツ(ノーベル医学生理学賞/動物行動学)が書いたような名作が日本に、思いがけぬかたちで生まれたと申し上げても過言ではありません(少しだけ言い過ぎかもしれません)。ウルド先生の、ますますのご活躍をこころより期待しております。
 
 


12/1 ゴゼンサマ オンエアリスト

今朝もラジオをお聴きいただきありがとうございました。
オンエアリストです。
 
 
ハッピー・トゥギャザー/ザ・ジャム
(スティーヴ選曲)movie/吉澤嘉代子
ゲット・リズム/ライ・クーダー
(オー・ラ・ラ・ラ)レッツ・ゴー・ダンシン/ジミー・クリフ フィート・クール・アンド・ザ・ギャング・アンド・バウンティ・キラー
トゥー・スウォーズ/ザ・ビート
バンドマンのうた/D.W.ニコルズ
エッグ・クリーム/ルー・リード


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