Diary

ぐずぐず計算

朝は調子が良く、新宿に行こうかなどと考えるが、家事をしているうちにだんだん悪くなる。
動けないなりに、エッセイを送り、送り終わった裏紙を使って確定申告の計算を始める。ちょっとずつでもやらないときっと終わらない。今年は「収支内訳書付表(文筆家用)」なんていうものも余計に出さなければならない。去年やったから今年は少し楽かなと思ったけれど、一年たったら全部忘れている。やっぱり嫌なものだ。


音感

朝日新聞のエッセイをほぼ、仕上げる。
夜、新しい小説と、読もう読もうと思って長い間ほったらかしにしていた小説を読んだ。

実家にいても自宅に戻っても落ち着かない。こういう日は絶対音感がおかしいのだ。生活の音も変だし、音楽を聴いても四分の一音くらい、音が高く聞こえる。


海の絵

美味しいチーズケーキを買って実家へ。
実家の、私が寝る部屋の壁には昔、退院直前に描いた絵が貼ってある。空の絵と、海の絵を描いた。気持ちがぐっと広くなるような気が、そのときはした。


帰ってきたクールピクス

昨日よりは少しははかどった。
ランダムハウス講談社と打ち合せの後、修理に出していたデジカメを取りに東銀座まで行く。メモリに入っていた写真が何だったかと見れば、新潮のカンヅメ部屋の風景、寄生虫博物館、吉祥寺駅などだった。なるほど。


ツボってなによ

あまり集中出来ず掃除ばかりしていた。

夜、いざ寝る段になって何か思いつくことがある。タイトルとか、重要な会話とか、名前とか、そういう状態で手帳に書いたもので決めることもある。
でもさあ。
起きたら「そして壺を作る」って手帳に書いてあってもなんのことやら全然わからない。どういう脈絡なんだ。何の壺なんだ。多分一生わからないんだろう。


東京ごときに冬タイヤ!

通院日。早朝、みぞれの中を走り、不安にかられて来年はまた冬タイヤを履きますからとタイヤの神様に許しを乞うたりする。何せ行き先は乗用車がトラクター並の速度で走っていたりする辺境の地だ。都内から都下に出たら最後、雪雪あふれる雪2階から出入り、なんてことになっていたらどうしようと危惧したが。
別にそんなことはなかった。

午後はweb本の雑誌インタビュー。いつもの店に寄って帰る。


役立つやけくそ

待ちあわせを一日間違えて嫌になった。家事の偏りが嫌になった。
八つ当たりの代わりにスマトラ沖地震の募金をした。
あんまりすっきりしなかった。

それと某書店で私が「袋小路」の何刷が積んであるか気になって見ていたら、隣でピクッ、と震えたお姉さん、脅かしてすみませんでした。


神経質

歩けば歩くほど気分が荒んだ。


静かな日

眠ってばかりいた。この家で昼に寝ることは殆どないので自分でも意外だった。
それから茶漬けを食べて、ずっと先の短編の書ける部分だけを書いた。気分はとても落ち着いていて、家の中が静かだったので、インタビューで使う本を二冊読み直し、もう一冊いこうかと思っているところ。


煮詰まる

起き抜けに家事、午前中エッセイ、午後小説とゲラと散歩、というのが私の一日だが、小説がうまくすすまないと午後もエッセイに逃げたりする。突破口がみつかるまであーでもないこーでもないと苦しむのかと思うとイヤーな気持ちになる。
一時期みたいに服が欲しいとか化粧品買わなきゃとかもなくて、気晴らしも面倒くさい。


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