Diary

家宝発見

正月に読む本を整頓していたらすごいお宝がでてきた。昔のオトコの写真とかじゃないよ。
昼は知人とお茶。
夜はカレとカウントダウンはしご酒。最後は除夜の鐘を聞きながら年越し蕎麦。その蕎麦屋のオヤジからメール。「今年もお世話になりました。どうぞ本ねんも宜しくお願いを申し上げます。」

ってことで皆様よいお年を。また来年。


年末目標振り返り

毎年恒例、2007年の目標振り返りです。
本が2冊しか出せなかったのはセネガルのこともありますがやはり私の準備不足、力不足です。遅くとも来年後半から再来年にかけては地道に本を出していきます。

今年よかったことは、なんといっても躁鬱の出現が、決して軽くはなかったけれど3月の鬱一度きりだったことでした。
やはり自分の状態を把握した上で医師に相談して自分に合った薬の量をこまめに調整してもらうことと、疲れがたまってやばいな、と思ったときはきちんと休んだことが大きかったと思います。まあ病気のことなので来年どうなるかはわからないのですが、気長につき合うよりありません。

(2007年の目標)
・週二日は休肝する。
・セネガルで充実した日々を過ごす、来年中に紀行文の要点を一通りまとめる。
・群像、文學界の小説を仕上げ、野性時代の小説に取り組む。
・不定休でもいいので、休暇を作ってしっかり休む。
・体重を減らす。10%、できれば20%。
・群馬弁の上達

ー振り返りー
休肝、セネガル、休暇、群馬弁は大体よかったのではないでしょうか。体重は相変わらず4キロと5キロ減の間をうろうろ。一時かなり歩き回っていたんだけど、忙しくなったり天気が悪いとそうもいかなくて。
群像はまだ中途、文學界はいろいろあって2割程度、野性は掌編一編、でもなぜか新潮で連載が始まった。講談社書き下ろしは7割出来。
総じて、目標設定が甘い。自分に甘い!

(2008年の目標)
・新潮(ばかもの)、小説現代(絲サバ)の連載完結。群像小説(タイトル未定)、講談社書き下ろし(北緯14度)単行本化。岩波の絵入りの本に取り組み。
・講演、対談、トークショーなどは、県外の仕事をもっとしなくては。
・セネガル再訪(プライベート)の計画、08年12月或いは09年初頭に。
・五年計画くらいで家を建てたい。群馬県内の町村含め、どこに住みたいか検討。
・健康を維持。体重はもっと減らします。

こんなところでしょうか。また忘れてたら随時。


絲山が求める人材とは?

ろくに仕事もせず、コマコマと働いていた。カーテン替えたり、資源ゴミ整理したり、水炊きのダシ取ったあとの昆布を佃煮にしたり。アラジンのストーブやや不調。

前はお嫁さんや秘書や主夫が欲しいとか言ってたけれど、そんな時代を乗り越えた今、私が一番欲しい人材、それは丈夫で愉快な群馬のばあちゃん。うちのばあちゃんは二人とも亡くなって久しいのです。できればウチの親より年上で。もし、そんなばあちゃんがこの日記を読んでいたらお友達になって下さい。猫付き歓迎。


悲しき年末

朝、温泉に入ってさっぱりした。
夜、前橋で忘年会。
電車で飲みに行くなんて久しぶりだが、今日あたり代行がなかなか来ないかもしれないので。雨だし。

スーパーなんかは正月だってやってるので飢える心配はないんだけれど、困るのは年末から居酒屋と釣り場が休むこと。温泉が混むこと。黙って仕事して鍋を食うしかない。普段の生活がいかに楽しいかがわかるのが年末年始だ。


宣伝など

朝から絲サバの原稿。昼には完成、送付。「ばかもの」第三話にも手をつける。
今日は温泉にもスーパーにも接骨院にも逃避せずにがんばる。

家にいたらおいしいお酒と美しいカレンダーが届いた。おいしいお酒の方を宣伝しますと、「キャプテン・モルガン」というラムです。いわゆるスパイスド・ラムというやつでバニラの香りがします。ふつうのラムより香りがいい分口に含んで楽しいし、飲みやすい。昔っから好きだったのですがなかなか置いているバーが少なくて困っていました。今度キリンが輸入するようになって入手がしやすくなりました。ええ、キリンの回し者です。焼酎や日本酒に飽きたらぜひ試してください。

ラム酒の宣伝で自分の告知を忘れるとこだった。「豚キムチにジンクスはあるのか」のサイン会です。
来年1月29日(火)紀伊国屋新宿南店(高島屋のもうちょっと代々木よりにある店舗です)にて。時間は18時30分からです。
でも私としてはせっかくお小遣いを使うんだったら「豚キムチ」より、筒井康隆さんの「ダンシング・ヴァニティ」(1月31日発売)の方をお勧めしますよ。あっちは傑作、こっちは凡作です。

夕方FM。今日のセレクションは「ドリフのズンドコ節」。


この寒い家

新潟から帰る。広い浜辺でひとりで冷や酒を飲んで、あったかくして寝て、快適なキャンプだった。
帰りに谷川岳PAで水汲んだ。これがなかなか旨い。
帰って来て家の方がずっと寒いことに気がつく。

もう年末までいくらもないんだなあ。私は例年と同じく、実家に一泊するだけで、あとは高崎で仕事です。


毎日長靴

昨日はほんとに寒かった。帰ってきてからもなかなか震えがとまらなかった。
だが、人間一晩寝れば大抵のことは忘れるようにできている。特に私なんざ記憶の大半が流失してしまう。あれほど寒いのは嫌だと思ったのに今日は絲サバの新潟キャンプ。なんだかんだと言ってずっと後延ばしにしてきたが、これ以上延ばすと帰省ラッシュやスキー渋滞にはまってしまう。
一応防寒対策は万全にしていくけれど、案外寒くないような気がするなあ。


いつの間にかイブなんてどうでもよくなっていた

昨日の新潮打ち合わせは、まるで数学の問題がさらさら解けるように第三話の内容がわかった。全体における第三話の位置づけもわかった。編集者と話しながら、ああこういうことになってたんだ、と思った。もう書ける、と思った。嬉しい。

今日はワカサギ。最近凝っている特製エサと今日がデビューのマイ竿(と、借りてるもう一本の竿)で悲願の100を達成したいところ。天気はよさげだけど風が吹きそうだなあ。


鳥ガラスープにジンクスはあるのか

本にも書いてある通り、豚キムチにジンクスなんてないんだけれど、鳥ガラスープにはジンクスがある。何時間もかかる煮込みものをやっているときは部屋から離れられないので仕事がすすむ。でも適度に面倒も見てやらなくちゃいけないから息抜きにもなる。

これはジンクスではないんだけれど、私の場合トイレに神様がいるので、打ち合わせ中にがぶがぶコーヒーを飲んでトイレに行くと、突然小説の方向性が見えたりする。これはアーリオ オーリオを書いた頃からそうだし、ついこないだの群像の打ち合わせでも今まで注目していなかったアプローチが見えたりした。「確かにこういう人物がいるんだがなかなか喋らない」というのは、自分にとっては大まじめな話なのだが、編集者によるとこんな小説の書き方は特殊らしい。

ジンクスや神様を総動員しないとやっていけないのが連載だが、「ばかもの」の第三話はまだ全然出来ていない。後半どうなるかはわかっているのだが、中盤が全く見えていない。
今日は新潮来群、打ち合わせ。編集者と直接会うのは年内最後となる。


遂にマイ竿

ダイエットを始めた頃は、とにかくモスバーガーととんかつ屋の看板が気になって仕方がなかった。今はもう慣れた。
今気になって仕方がないのが、がまかつ、シマノ、ダイワといった釣具メーカーの看板。なんと世の中に釣具屋の多いこと。今日はついにワカサギ用のマイ竿を買ってしまった。ホスボンの穂先が実にいい感じ。次はいつ行くかなあ。無理してでも行きたいけれど年末まで日にちはいくらもない。
こないだ釣ったワカサギはマリネと南蛮漬けにしてあって、今日、カレが取りに来たのでお裾分けした。


TOP