Diary

正しい療養の日

朝飯を食べて昼まで寝る。フロントから電話で起きて、掃除は明日にして下さいと言ってまた寝る。かったるい。なにもしない。ちょっとそこまで車で出ただけ。頭をからっぽにして過ごす一日の早いこと。明日も多分こんなんだろう。


汚れた手

ティーポもクーペもフェラーリでさえも、タイプによるけれど樹脂がべたべたする。センターコンソールは触るたびに爪に黒い樹脂が入り込む。その上、いつも使っているハンドバッグが雨で濡れてこちらは黒インキ放出状態。チェックインするとき、手の汚いこと。
ホテルの部屋は広くてきもちいい。ゲラがここまで追ってくるけれど、それまで何もしない。今朝方まで、年末と年度末が一緒に来たような騒ぎで2時間半しか寝ていない。
疲れた。


ダウングレード

現状、ホタテiBookを有線で繋いでメインに使っていて、powerbookは殆ど使わない。ホタテの欠点はメモリだけだ。デジカメの写真はpowerbookでiphotoを使っているが、画面の体裁は悪くてもニコンビューアの方が使い勝手はいいようだ。どうしてもOS10が好きになれない、よく考えても不便なことしか浮かばない。致命的なのはX用のワードの画面だ。いっそのことpowerbookにOS9.2を入れてしまいたいのだが、ダウングレードするというのはどういうものなのだろう。「今日は絶対にやめとけ。静養中もだめ」と人から言われてかろうじて思いとどまる。編集者からも「『休養』に行くことをお忘れなく。(小説はあとで)」と心のこもったメールをいただく。連載エッセイだけは、これは締切があることなのでやります。
明日から休養に入ります。日記をどうするかはまだ決めてません。(書くことなさそう)


すっきりへとへと

休暇の荷造り。エンシュアとかコーヒーとかカップスープとか本とか、車だからなんでも持っていける。と言ってもたったの4日間ですわ。
医師から何もするなと言われて打ち合せも延期したのに、落ち着かなくてクロゼットの整理をしてどっぷり疲れる。


まちの眼鏡屋さん

眼鏡が合わなくなってきたので眼鏡屋に行く。みるみる体型が変わって着るものがなくて困っている上に、いろいろ物入りでもあったからレンズだけ交換にする。PCと原稿ばかり見てるから視力が下ったんだと思ったら違っていた。左が下って右が上がっていた。今の眼鏡は右のレンズが強すぎてみにくくなっているのだと言って検証してくれた。
「強くすることはできんだけどね、上げりゃいいってもんじゃないんですよ」
まちの眼鏡屋はマニュアルトークをしない、専門職なんだからそれでいいじゃん。


ここに野蛮人がいる

書評(業界誌)をあらかたやる、ここからが苦しい。今回学んだこと。面白くても480ページ二段組は書評初心者には辛い。後で引用しようとしてもなかなか見つからないし。
共同通信社の特集記事のアンケートをFAXして改めて見ると「文化人100人が選ぶ~」と書いてある。すみません野蛮人が一人混じってます。
瞬発力はふつうにあるが、いかんせんもたない。自分の原稿を読むのにこんなに体力がいるなんて知らなかった。昼前にダウン。外に出るのはやめた。


無題

睡眠時間が少しだけ増えた。掃除洗濯は相変わらず。休むとなると忙しいのはどこの業界も同じでしょうね。


ご心配おかけしてすみません。

ここのところご心配おかけしていてすみません。医者に言われてやっと、強い疲労感を感じました。躁鬱の症状ではなくて、ほっとしたというのもあります。書評や単行本の再校ゲラなど、どうしてもケツが決まっている仕事だけ出して休みます。
来週の滞在先を決めた。同居人は騒いだり過剰に心配したりしない人だからありがたい。「ああ、その方が休みやすいね」と一言。
週刊文春インタビュー、文春にて。


強制療養

通院日。3時に目がさめてやっぱり道中が眠い。シートが堅めなので尾てい骨が痛い。這這の体で病院にたどり着いて、過労の診断をくらう。基礎体力まで持ち込んでいるため、食べたり寝たりも出来なくなるらしい。どういう意味かと聞くと「予備タンクまで使ってるということです」と言われた。
4日以上の療養をするように言われる。「どこかホテルに篭るのが一番いいでしょう」。飯を食って寝る、面会不可、短時間のドライブ可、最小限の仕事とPCは可。


無題

気持ちが荒れている。衝動買いのつもりで家賃と駐車場代を払う。結構使った実感があるが余計なものは増えなくておあつらえ向き。
同居人の持ってきたポットを割ってしまったのは八つ当たりではなくて、本当にうっかり洗っている途中に手が滑ったのだ。「おっかいちゃったんさあ」という群馬弁がふと浮かんだが、ふざけていると思われたら困るので標準語で謝りました。


TOP