Diary

失礼

MSNメッセンジャーをいつも立ち上げている。だからPCの前にいる限りメールは来た瞬間に判る。知らない人でも最初の一通だけは、できるだけお返事することにしている。
高校の先生からの紹介と言ってPTA会報の広報誌への原稿依頼が来た。高校の思い出といっても授業をさぼりまくったり給水塔の上で煙草を吸ったり歌舞伎町で飲んでたことくらいで、どの観点からもまずい。お断りするのが筋だろう。しかし問題はそれ以前にあった。
☆マークだとか、公私ともにチョー売れっ子だとか顔文字の濫用とか時の人だとか、実はタイトなスケジュールで頭が痛いとか(聞いてねえよ)、まあなんとも品のない、頭が痛くなるようなメールだったが、まず、文中に何度も使われている私の名前が間違っている。「失礼を重ねてお願いします」って、ほんとに失礼だ。「私はそんな名前じゃありません」と一行返信する。
するとチャット並の速度でお詫び、放置してるとお詫び第二弾とメールがやって来た。しかし顔文字でお詫び。ふざけてんのか白痴なのか。だんだん腹が立ってきた。人に物頼もうとすんならちゃんと日本語使えよ。こっちは常識のない奴と関わるのが一番嫌なんだよ。


白猫

「第七障害」の打ち合わせが来週月曜に決まった。それで俄然やる気が湧いてきて第二稿を読み込みまくる。欠点も出る出る。明日も明後日も電車の中でも読む。打ち合わせ前になるとやる気が出るのは、きっとこれからもそうかもしれない。試験前にしか勉強しないのとどこが違うのだと言われると困るな、いや、でも、スタートダッシュはするからちょっと違うのだ。何度も書くけど私は何事でも中だるみするのだ。最後の帳尻合わせのところに編集者がいて尻を叩いてくれる、ありがたい。
コンビニの帰りに洗濯屋の白猫とたわむれた。毛足の長い立派な猫だ。おじいさん猫らしいけど、人懐こい。ニャゴニャゴとよく鳴く。喋っているつもりなのかな。帰ろうとすると露骨に不機嫌になる。「せっかく遊んでやってるのに」と言わんばかり。そろそろ洗濯屋に冬物を取りにいかなくちゃだ。


自分を大事に、か。

本日のロッテンマイヤーは理科(ピーマン観察と思考)、お散歩、ドリトル先生というメニューだったが、小僧もだんだん慣れてきた。遊ぶ時間を増やそうとあの手この手を考えている。公園に行く道でもわざわざ遠回りをする。甘えも出てきてきつく言わないと言うことを聞かなかったりする。散歩の時間を増やせばドリトル先生が減るかと言えば大間違いで、しっかりやる。井伏訳の音読はきっと私達両方の為になると思っている。今日のドリトル先生の感想は「患者だけでなく自分を大事にしなければならない」だった。なかなか本筋をついている。人様の子供を叱っておいてご馳走になる生ハムメロンの味はなんだか微妙だ。着てる服も貰いもんだし。
毎日夕刊に記者署名入りの記事が載った。すごく熱心な記者だったのでお礼をいいたい気持ちだ。


オイル交換

久々に早起きをして病院に行く。家庭教師の件、医者に事後報告。調子がいいので次のステップは一ヶ月通院が出来るように眠剤を減らす(ロヒプノールは2週間までしか処方できないため)ことにしましょうと言われる。ロヒの代わりの薬なんてあるんだろうか。
病院の帰りにオイル交換をした。アホみたいに車の調子が良くなった。ある日突然フランス語がペラペラになったとか、一週間ぶりで顔を洗ったとかそのくらい爽快。いい気になって夜、アイロンや傘を運びに蒲田往復をしたら疲れた。実家にもう一泊する。


近所の好青年

コンビニに行く途中、自転車の兄ちゃんがうろちょろしてるのを見かけた。カゴの中身で朝日の集金と判った。ちょうど帰って来るところが一緒になってしまった。向こうはしめたと思っただろうが、こっちもしめたと思った。今日は文芸時評の日なのだ。夕刊ってどこかで買えますかと聞くと、「今日入れときますよ、お金はいらないです!」と好青年は答えた。毎日はふつうに販売店で買った。
三行くらいの記事かと思ったら両方とも結構大きく出ていたので驚いた。写真は載せなくていいのになあ。朝日と毎日で全く切り口が違っていたので読んで面白かった。
第七障害の次の作品のことを考えている。


おやすみ

こう見えておやすみなど滅多にないのだ。どんな日でも、今日だってワープロを広げてしまう。でも今日はいっかーと思って閉じた、昼はずっと寝てた。地震で目が覚めて夜は飲みに行った。疲れてたんだ。また明日。


健康的労働

今朝4時半まで第七障害の直しをしていた。これでやっと一息つけるかな、と思った。
本日のロッテンマイヤーはハードだった。最初がサイクリングとキャッチボールで、その後ドリトル先生とゲームをやって、最後が肝試し、それが1時間以上歩きっぱなし、最後ハイ状態でなかなか帰りたがらない。3年生元気すぎ。でも、想像と現実の世界をじゃんじゃん出入りしているのが少し羨ましい。
帰りしに、お古のシャツ10枚と靴などいただく、仕事で人に会う機会が増えそうなのでありがたい。なおかつベンツで送ってもらう。小僧は後部座席ですぐに眠ってしまった。


側頭部

昨日も今日も昼寝した。でも飯は食べた。図書館にも行った。夜、学大にも行った。原稿の直しを今日もやった。
軽く疲れていて少し悲しい。原稿を書き終わる頃はいつも悲しい。今回のは結局は一ヶ月で書いたわけだけど、苦しんだことは苦しんだ。まだそれでも足りないが。多分あと1ヶ月くらい手元にあるんだが。
「糸山さん、得るものがあれば失うものも必ずあるんだよ」と、ちょっと前に友達に言われた。側頭部にじんじんくる。足元で眠っている私の狂気はコントロールできるのだろうか。


どうなんだろiBook

東京駅の群銀と有楽町のソフマップに行った。新しいiBookは小さいといってもそうかねという感じだし、軽いといってもどうかなという感じで決め手に欠ける。わからんよ、衝動的に買うかもしんない。でも今はうーん、て思うな。テンションもそんな高くないし。
待っていた編集者からのメールが来た。朝日と毎日の文芸時評(多分夕刊)にオンリートークが取り上げられるそうだ。いつだろ、平日かな。それより嬉しかったのは「第七障害」がいけそうだということ。ここ数日とにかくボツが怖かった。これがダメだと自分で自分のことを勝手に「一発屋」と決めつけて、次の五島の話までずるずるいきそうな気がしていたので。


はたらくあたくし

「第七障害」を文學界に送信。まだラフラフだけど、こんなんでも「第一次脱稿」とか言うのだろうか、業界用語はさっぱり判らない。ひょんな話が一つあってソフマップは延期。
ロッテンマイヤー2日目。ドリトル先生をやった後、簡単な漢字の読みのテストをしてからDVDを一緒に見る。図工で作った紙粘土の寿司だとか写真だとかおもちゃだとか、果てしなく見る。その後、ナポリに行った話を聞いてから世界地図でナポリと東京を探してもらう。飯の前に軽く肝試しルートをお散歩。それから旨いピザをご馳走になり、イタリア人にシャツの採寸までしてもらう。盛り沢山。


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