Diary

昨日の日記、書いたのに手違いで消してしまいました。たいしたことは書いてません。家の中の方が外より寒いよと、そんだけです。

ガソリン入れた帰りに産直でかき菜と卵を買いました。強火でさっとツナと炒めて卵とじ。柔らかくてやさしい味。いただきものの赤大根は白キムチのたれで浅漬けに。大根なのに自然な甘みがあって、歯触りよく色も美しい。いや、なにがおいしいって、野菜で飲む辛口の地酒。

新潮の超然三作目は、動きそうで動かない。いくつかのエピソードはあるんだけれど、全体を動かす力にまではなっていない。


オヤジとお揃い

午前中、本の雑誌のコラムを書いて送付。
午後、ハンガリー語版、二冊目の短編集の質問の回答をまとめる。二冊目は「海の仙人」と「ばかもの」で一冊となります。全集みたいで嬉しい。

iMacを発注しました。これまでずっとノートだったけれど、なにしろもう中年でよれよれですから、目と首と肩にやさしい21インチデスクトップを導入することにしました。
ちなみに父もiMac(G4、本体が丸くて餅みたいなやつ)。父はもう、四半世紀Mac一筋です。テンキーを使う仕事なのでマウスを左手で操作するというクセを持っていて、空港かどこかのパソコンを使ったときにうっかり隣の人のマウスに手を伸ばして驚かせたことがあるそうです。


休暇いただいてました

梨木温泉に行っておりました。
温泉はすごかったなあ、自分の中では万座や草津に並ぶかも。酒にたとえると、極上のにごり酒みたい。部屋の檜風呂、露天は沢の水を使っていたんだけれど、これが不思議なくらいあったまってつるつるになる、淡麗大吟醸みたいなお湯でした。
料理はきじ料理(牛くんごめん、いつもキミが見ている隣の鳥と同じやつを、おかあさんは食べました)、朝食も気合いが入っておりながら酒飲みにやさしい内容。おいしかった。
贅沢だったけど、遠くに行く交通費を宿代にまわして地元で楽しむ作戦、アタリでした。

寝言その1
「33×50でやっときゃいいんだよ。あそこはいっつもそうなんだから」
(自分でも意味わかりませんが、原稿の行数計算と言うよりも、建築関係のにおいがぷんぷんします)
寝言その2
「鍋でも桶でももってきて、そんなかにうんまけときゃいいって」
(これも意味不明、うんまけるは中身を入れるの群馬弁)

ええもう、仕事しますよばりばりと。
夕方FM。セレクションはクラフトワーク「Dentaku」、おすすめ本は西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」


犬時代劇・茶右衛門が行く(2)  〜暴れん坊将軍の巻

見るからに悪人の顔をした茶右衛門、昼日中から寝ている。
往来に白いスポーツカーが停まり、世を忍ぶ仮の姿の上様が垣根越しに声をかける。
上様「よっ、ちゃーちゃん」
むくりと起き上がる茶右衛門。顔をゆがめて一言。
茶右衛門「ちゃーちゃんだとぅ?」
上様「無礼者! 余の顔を忘れたか!」
茶右衛門「うっ……上様っ」
しかしそこでなぜか開き直る茶右衛門。
茶右衛門「ええい、上様だってかまやしねえ、者ども、かかれ!」
ちゃんばらの音楽が流れる。背後から殺陣の代わりに走り出てくるのはなぜか町娘のお牛。茶右衛門も一緒に飛びかかり、上様、顔までべろべろに舐められる。
(混乱のうちに幕)

上様を演じるのはカレこと私の女友達です。
ああくだらないくだらない。すみません。ゲラは一本終わりました。あと一本午前中にやって、残りを午後に済ませます。


犬時代劇・茶右衛門が行く

茶右衛門「おっかさん、そいつは一体なんですか」
たらちね「おや茶右衛門、よいところに来ましたね。これはロップというものです」
茶右衛門「おっかさん、あたしが見るところそいつぁロップじゃござんせん、クチナワって悪いやつですよ。おっかさんやお牛ちゃんに何かあっちゃあいけねえ。この茶右衛門がひとつ成敗してくれよう、がぶっ。おお、これは楽しい、がぶがぶっ」
町娘のお牛「クチナワはワナですか。とらまえられますか。とびどぐもたないでください」
………
というようなシリーズを考えてみたけれど、オチがありません。すみません出直します。

バカなことやってないで仕事します。


動かざること豚のごとし

ゲラが3本あるんだけれど、やる気がでなかった。

ちりめんキャベツとわさび菜とかぶを、白キムチの元で浅漬けにしたら旨いのなんの。ごはん4杯。(おひる食べてない、といってもいいわけにならないか)
やる気とかの問題ではなく、満腹で何もできなくなった。


春の予約

数日前、今年はじめてのかき菜炒めを食べた。そうだ、かき菜が終わる頃にはもう4月なんだと思った。
今日は散歩で梅のつぼみをたくさんみつけた。ああ、予約入ってる入ってると思った。

昨日来てくれた友人が、お土産に家庭菜園の珍しい野菜をたくさんくれた。
いろんなハーブや、ちりめんキャベツや、ロマネスク(私は怪獣野菜と呼びます)など。
どうやって料理しようかと考えるだけでもすごく楽しい。
おすすめは、芽キャベツの塩焼きそばです。

旬の野菜だけで頭のなかでカレンダーができる。
そう言ったら「種まきからやったら、もっと前から楽しめる」と言われた。
なるほど、作物を作る人には季節の予約を前々から入れる特権があるんだな。


友人来宅。
たくさん笑って楽しかった。
犬の写真をたくさん撮ってくれた。いいのがあったらこのサイトにも載せようと思います。
犬どもははしゃぎすぎてへとへとになり、寝てしまったので、すごく面白そうなオモチャのお土産があることをまだ知らない。


「末裔7」脱稿。
群像からもすぐにいい返事が来た。
でも、ほっとしたのは原稿よりもおでんを食べ尽くしたこと(カレーうどんも)かもしれない。

早い時間に犬の散歩も終わらせたので、久々に下山して飲むかな。


おでんそして人生

何度経験しても学ばないことのひとつ。おでんの作りすぎ。
キャッチセールスにあったり宗教の勧誘にあったりしたことは一度もないのに、おでんにだけはだまされる。まだまだ行けるはず、好きだから食べられるはず、とおでん種をさんざんにつぎ込むが、おでんの種はそのうち苦労の種に化ける。飽きるのだ。
今回、調子にのってリピート大根、リピートこんにゃくまでやってしまったので、なかなかカレーうどんの段階へすすめない。もはやそんなにまでして、カレーうどん食べたいとも思えなくなってきたし。

おでんの限界は一人暮らしの限界だといつも思う。
でも、「婚カツを始めたきっかけは?」「おでんを余らせるのがイヤだからです」ってわけにもいかない。
じゃあ、あと45年くらいおでんに振り回される人生なのか。うーん。
炊き込みご飯やカレーやミネストローネでは絶対にこんな思いはしないのに。

今日は通院日。あたたかくて関越道が眠かった。
明日締め切りだが、まだ原稿が仕上がらない。


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