Diary

太陽のせいだ

昨日帰るのをやめて、今朝4時に実家を出た。2時間かからなかったけど、放射冷却の群馬は猛烈に寒い!

留守中にイケメン傘地蔵と美人傘地蔵が来て、おいしいものを玄関に置いてくださっていた。

洗濯したり朝ごはん食べたりメールの返事をしたりFAX流したり、こまこまやっていたらお手伝いさんが来てくれる時間。今日は伝票の整理分類を二人でやった。これで確定申告の準備がかなり楽になったし、気分も軽くなった。

午後は『末裔』再校ゲラを見直して発送。この後装丁などを決めて1月下旬発売の予定です。その直前、1月14日には文庫で『絲的炊事記〜豚キムチにジンクスはあるのか』が出ます。こっちは今初校ゲラ。

それにしても忙しいのは日が短いせい。すなわちカミュも書いてた「太陽のせいだ」。


散歩、おやつ、おもちゃ、そりゃ喜ぶよ。

犬どもにとっては久しぶりの「旅行」で嗅ぐものすべてが珍しく、また両親にかまってもらえるので喜ぶこと喜ぶこと。私も思いのほかゲラがすすみ、何年ぶりかに「笑点」を見て笑い、実家メシを食べてオヤジと昔の国際情勢の話をしたりしました。今日群馬に戻ります。


久しぶりの渋滞

犬連れアルファで実家に帰省。早朝出かけたのがかえってよくなかったのか、関越大泉から環八高井戸まで途切れることなく渋滞でした。

実家で何するかって、どこに出かけるわけでもなく結局ゲラやって親と酒飲んで喋るだけなんですけどね。世田谷なんて不便でどーにもなんないから、仕事や友達と会うときは新幹線でさっと来てさっと帰った方が早い。


牛テール着水

犬の水は工事用の無骨なバケツに入れている。今朝、庭に放したとき牛くんが「歓びの跳躍」でシッポから着水した。通りがかりの近所の人も笑ってた。

今日も『末裔』の再校ゲラやってました。


イノシシ出没注意

日照時間のせいもあると思うが一日が短すぎる。大根と鶏肉をワインとトマトで煮た。(絲的炊事記に書いた「ローマ風」ってやつ)。ストーブでコトコトやりながら『末裔』のゲラをやった。仕事は大してすすまないのに、あっという間に一日が過ぎた。

先週くらいから県都前橋の中心街でイノシシが出没。高崎でも家からそう遠くないところで出た。散歩で出くわしたらおっかないが、何かあれば町内放送が教えてくれるだろうと思うと心強い。あとは火事や不審者情報を携帯メールに送ってくれる「高崎安心ほっとメール」がある。夏は露出魔、冬はイノシシ。


限定激レア2刷り

今朝は1.4℃まで冷え込んだ。それでも茶色は外に毛布を引っ張りだして寝ていた。

立川通院日。今のところ体調はとてもいい。

増刷という言葉は好きだが、部数を見てがっくり。(こんな変なロットは新潮社以外はやらないと思う)。よく「初版これだけ刷れればいい方ですよ」なんて言われるけれど、神様も魂も全部つぎ込んだ仕事に対して、「いい方」なんて中途半端に相対的な表現で見下されるのも情けない。岡本太郎読んで元気出そう。


ゲラゲラ月間

昨日は『末裔』の再校ゲラ、今日は『絲的炊事記(豚キムチにジンクスはあるのか)』の文庫初校ゲラが来た。しばらく直しの仕事が中心になる。

午後、友人がとても立派な大根や蕪を届けてくれた。もう一人の仲間を誘って忘年会の予定を決めた。

気になっていた「群馬県民手帳」を買った。コンビニのおばちゃんが「今年はなんでか売れてるのよ、去年は結構残ったのに」と言ってました。統計資料がついてたり、ここ十年のお天気が入っていたり、群馬県なのに東京の地下鉄路線図がついていたりします(便利だけど)。こういう手帳ってどこの県にもあるんでしょうか。なにかで栃木県の人と間違えられたときに警察手帳みたいに見せたらいいのかしら。(今の警察はIDカード見せるんだけどね)


66年11月22日9時55分生まれ44歳

ゾロ目ばっか。

ストレッチ犬体操しながら散歩すると体がほぐれて気持ちいい。カニ歩きしたり腕を回したり立ち止まって屈伸をしたり。(人がいないからできる)。

昨日ニューマンの絵を見て、それから記録映像や引用された言葉を見て、今の私には文学の言葉より画家の言葉の方が意味がよくわかるし響くと感じた。体を動かしたり、野菜を食べたりするように、必要なものだと思った。

午前中掃除とクルマの書類、その他出版社と細かいやりとり多数、午後は講談社書籍担当者来宅、『末裔』単行本の打ち合わせ。


バーネット・ニューマン展

川村美術館でバーネット・ニューマン展を見た。でかくてかわいくて明快で、その前にいるだけで楽しい。ポンピドーで大好きになった“Not here, There”も来ていた。懐かしかった。

一緒に行った人と、いろんな話ができたのもよかった。それに、佐倉の遠さをあまり感じなかった。


朝から寸胴鍋でけんちんを作る。なにしろ家が寒いので汁物が嬉しい。実家のけんちん汁と言えば醤油仕立てだったけれど、群馬のけんちんは味噌仕立て。最初は豚の入っていない豚汁だと思ったが、今ではこれが当たり前。

三日前くらいに新潮新作で突拍子もないことを思いついた。どうなんだろうと悩み続けたが、やっぱりそうらしいと思えるようになったので、今日やっと原稿に書き始めた。

夜、「末裔」の参考文献リスト。本と引用のメモは段ボールに全部入れてあるんだけど、まとめるのを忘れていた。


TOP