Diary

軽い鬱のメモ

軽い鬱。頭痛とか胃痙攣みたいに波のある苦しさ。一応生活もできるしロッテンマイヤーもそれなりに出来るが、疲れると辛くなる。睡眠はとれる日ととれない日がある、ご飯は一食。仕事はしているが停滞気味。悲観的。ロドピン(抗躁剤)を抜く。ここ数年は夏~夏の終わり頃に必ずといっていい程鬱が来ている。去年よりはずっとましだと思う。


同期

群像新人賞を受賞された森健さんと飲む。角川の編集者がセッティングしてくださった。同時期に受賞したので、言わば同期、ライバルだな、と盛り上がる。そもそも最初は朝日の文芸時評に一緒に載った。受賞後第一作は私の方が早く載ったが、森さんはもうすぐ単行本が出る。映画の話もお互いある。書いている作品の数もほぼ同じ。とにかく生き残りたい、それでいずれ対談をしたいねえ、というのが確か結論だったと思う、飲みすぎた。


無題

オーバーヒートで預けていたティーポが直ったので取りにいく。


ちょっと滅入り気味

タウン誌「月間 おとなりさん」のインタビューを受ける。毎度のことながら喋るのがヘタだ。新聞のインタビューとは感じが違うので余計、だめだなあと思う。次からは考えよう。
昨日遅くまで書いていて少し疲れたので、今日はチョンゲスト用の資料を読み漁る。


月末のアイドル

ウチは朝日をとっているのだが、新聞の集金はかわいい男の子が来る。顔がかわいいだけじゃなくて感じもいい。「お留守が多いようですが、止める時はいつでも言ってください」とかよく気がつく。以前文芸時評に私が載って夕刊が欲しいといったとき、すぐに只で届けてくれたのもこのお兄ちゃんだった。お金を払うとおつりと一緒に笑顔もついてくる。ほんとは毎日に換えたいのだが、そういう理由で換えられない。きっとこのお兄ちゃんのファンのオバチャンが近所に多数生息すると推察される。
今日は阪神ー巨人の試合中に来たが、たまたまチェンジの時で良かった。それで思い出した、昔実家で留守番していた時、読売の集金を追い返したことがある。松井に逆転ホームランかなにかを打たれた直後にピンポンが鳴った。今、金がないんじゃ、と追い返した。あのときの集金のおっさん、あたってゴメンね。


平凡な一日

遅い朝、起きるとロフトは蒸し暑くなっている。シャワーを浴びながら今日も暇だったなと思う、暇というのは仕事をするための時間があるということだ。コーヒーを飲みながら3時間くらい仕事をして、飯がてら駅の方までぶらぶら歩いていく。この距離が、近すぎず遠すぎずちょうどいい。銀行だのドラッグストアだの文房具屋だの100円ショップだの図書館だのがくちゃくちゃと駅のまわりに集まっていてそれを片づけていく平凡な時間が好きだ。帰って来てもうちょっと仕事。慣れというものは恐ろしいもので、てめえの面の写真が載った新聞が文藝春秋からFAXで流れてきても特にびびったりしない。ナイターにそなえてコンビニ飯を買ってきて、雨で中止でちょっとふてくされて、結局また仕事に戻る。明日の朝は7時25分から文化放送を聞かなくちゃいけないので早起きだ。


来年の今頃も飯は食えてるんだろうか

「袋小路の男」の件で講談社へ。冒頭部分だけをメールで送っていた。カタチからしてだめなんじゃないかと心配しながら行ったが意外に評価は良く、この線で行きましょうという話になる。登場人物のこととか、細かい相談をする。現状30枚程度だが最終的には70枚くらいにするつもり。仙人が終わって、角川のチョンゲストと平行してやれば10月くらいには形になるんじゃないかな。問題はその後だ。「絲山さんのことは危惧してないんですよ」と担当編集者はおっしゃるが、あたしゃ危惧してるよ。
それでも出版社に行くと気持ちが引き締まる。仕事だ、という気分になる。往きは時間つぶしをしたけれど、帰りはどこにも寄らずに帰って来た。


作文

池上図書館と蒲田駅前図書館に行く。返すだけで収穫なし、5冊予約してきた。
夜、ロッテンマイヤー。日曜日に働くというのは深夜に働くのに似ている。早く月曜日になって銀行も郵便局も菊屋文具店も開けばいいのになあと思う。
今日はお絵書きと作文とドリトル先生航海記。彼は香港に行ってきたのでそれがテーマだ。おもちゃを10個も買ってもらっていたが、買い物ツアーで不完全燃焼だった様子。僕だけじゃなくて絲山さんも自分の絵と作文かいてよ、と所望されたので「海に行きたかったのに車がオーバーヒートしておじゃんになった」というテーマで絵と作文を書く。作文は、あっと言う間に仕上がって卑怯みたいな気がした。ごめんよ、お姉さんプロなんだよ。


コミュニケーション

ずっと探していた元FM群馬のパーソナリティのホームページを見つけた。名前の字を間違っていて検索していたので今まで見つからなかった。
群馬の番組は月~木の昼間の2時間で、営業車の中でももちろんだが、鬱で休職してからもずっと聞いていた。FAXも送った。その頃パソコンは持っていなかったし、病気であることは家族にも隠していたので一日のコミュニケーションが一枚のFAXとラジオ、という日も多かった。その人は、私が復職する2週間前にFM群馬を退社してフリーになった。ホームページを見ると、今は文化放送や東京FMなどいろいろな仕事をされているようだった。
懐かしくてメールを出したら返事をくださった。励みになりますとあって嬉しかった。私も励みにしよう。


おばか? おりこう?

あーあ、晴れてるよ。海行きたかったよ。ティーポのバカ。でも、病院いく途中とか、海水浴に行く途中とかにオーバーヒートしなくて良かったと言うべきか。おりこうなのか。確かに今までのトラブルを省みると急ぎのときとか、往路で立ち往生したことはない。しかし恨めしいよこの天気。今日は仕事もあまりはかどらない。
大田、品川のタウン誌よりインタビューの依頼が来た。オンリートークと芥川賞候補について、ということで地元だし、ありがたく受けることにした。来週くらいから少し忙しくなるか。


TOP