Diary

2010年目標振り返り

年末恒例の目標振り返りです。

(2010年の目標)
・「末裔」「超然シリーズ」の完結、単行本化。延び延びにしている岩波の絵本のこともきちんとする。
・新聞連載に向けての「離陸」の準備。
・小説すばるの作品を計画→実現。次期新潮、群像掲載作品の計画→取り組み。

・家事を効率化しつつ、庭仕事も少しずつ覚える。
・毎月一度は連休を取る。
・犬とキャンプ。実家にも犬連れでもっと帰る。
・仕事に直結しないことをもっと広範囲に勉強していきたい。科学、農業、古典、郷土史など。
・家のこと、自分のことなど、いろいろ気をつけて暮らす。

 

(2010年振り返り)

・仕事について「末裔(群像〜講談社)」及び「超然シリーズ(新潮)」→完結、単行本化。岩波の絵本→絵を描きはじめたがそれっきり、「離陸(新聞〜文春で単行本化)」→準備を始める、新潮次作→「不愉快な本の続編」として原稿をすすめる、群像新連載→準備開始、小説すばる→出来ず。

・家事の効率化→2週間に一度、2時間だけですがお手伝いさんに来ていただくことになり、精神的にも負担が軽くなりました。庭仕事までは無理。

・毎月の連休は出来ず。犬とキャンプは二回だけしました。仕事以外の勉強はできていません。

・体のことでは、手術の後遺症、躁病再発、眼窩底骨折などありました。その他の時期は疲労感が強くありました。

 

(2011年目標)

・4月からの法政大学の講義が新しい生活のリズムとなる。週一で通うので、体調管理をきちんとすることが前提。

・新潮「不愉快な本の続編」発表、単行本化。群像新連載開始、「離陸」の原稿への具体的な取り組みなど。

・小説を書く仕事とそれ以外の業務、休養、プライベートな時間の確保を含めた全体の考え方の見直し。難しいことですが、変えないと本当にまずいし、版元ともよく話し合う必要があります。

 

読んでくださった方、今年は本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。


犬どもより今年の振り返りとお礼

日中は原稿。取材前から30枚増えて現在110枚。夕方FM。おすすめ本は林真理子著「下流の宴」。セレクションはスチャダラパー「アーバン文法」、エンディングはザ・バンド「アカディアン・ドリフトウッド」

 

犬どもより、今年のふりかえりとお礼です。

 

「今年のふりかえりとお礼    いとやま ちゃいろ

初めてがたくさんの一年でした。『世田谷のおじいちゃんち』に行きました。山のキャンプと海のキャンプに行きました。てきにおそわれておかーさんを守りました。牛くんがボールあそびをおぼえました。わたしは、毛布ふり回しあそびをおぼえました。牛くんとたくさん走りました。穴もほりました。あついのもさむいのも平気でしたがこないだおなかがいたくなりました。

たくさんしかられましたが、たくさんほめられて、よい一年でした。みなさんありがとうございます」

 

「今年のふりかえりとお礼   いとやま うし

みなさんおやつをありがとうございました。ことしはたいへんおせわになりました。らいねんもおせわしてください。

ちゃーちゃんは、くるまがだいすきですが、わたしは、くるまがきらいなので、いろんなところに行くよりもみなさんが来てあそんでくれたほうがしあわせです。それではよいお年をとってください」


筋肉痛は今年か来年か

午前中、哲学者内山節さんのお宅で毎年行われている餅つきに近所の方のつてで参加させてもらった。とにかく大量の餅を搗くので楽しかった。

帰って来て犬の散歩して風呂入って仕事。


もしもニャオざねが…

2時に起きたのに原稿書きながら合間に洗濯、年内最後のゴミ出し、年末小掃除などしていたらあっという間に昼前。原稿は枚数増えてきた。

猫の手も借りたいからと言って「ニャオざね」なんかが家の中にいたらどうなるか。(知らない人は検索してみてください。熊谷市のゆるキャラです)まず第一に図体がでかくて邪魔である。第二にズボンの穿き方がだらしなく、上半身は裸である。第三につきまといそうである、しかも動きは鈍そうである(逆に機敏でもちょっと怖い)。第四にお手伝いをしたら必ず器物損壊しそうである。第五に邪険にしたら泣きそうな顔をしている。我が家にニャオざねがいなくてよかった。犬どもは満ち足りて庭でどかーっと寝ている。静かでよろしい。

午後、小学館スペリオール来宅。音楽のことで取材を受ける。


オバチャン日記

もうね、どこのお宅もそうだと思うけどほんっと暮れは大変! 年内に買うもんは買わなくちゃいけないし始末しておかなきゃならないもんはあるし帰省のお土産もまだ買ってないし銀行なんか早めに閉まっちゃうし、細かいことはどこも一緒よね、全部が全部しっかりできるとも思わないんだけどやっぱり年内にって思っちゃうからよね、とにかく気ぜわしくてだめよ。

いーえそれらしいことなんて何にもしてないのよ、一人ですからおせちも作んないしね。よっぽどかヒマがあったらお一日だけ博多雑煮をね、作ってみたいんだけどまあそうもいかないと思うわ。大掃除? ウチは明日お客さんだからついでに、見えるとこだけでもしようと思ってるけど、ほーんと手抜きもいいとこ! でもいっくら手抜きしたってやらなきゃいけないのが主婦業ですもんねえ。

そうなのよー、仕事が今ちょうど忙しくて。今日なんて起きたの1時よ。でも奥さんあれよー、編集者なんて8日間も休むんですって。ウチなんかお休みできるのたった1日よ。なのに私に向かってくどくどだらだら「過酷だ」とか「激務だ」とか「睡眠時間が足りない」とか愚痴なんかこぼしてもうみっともないったらありゃしない。だから私言ってやったの! 「正月休むから忙しいんだよ」って。ぐうの音も出なかったわよ!


午前中、小寺前知事の葬儀に出席。

午後、原稿。疲れてはかどらないので一旦寝ます。


鉄板焼きサイコー

昨日の夕方、呉の市街地からはちょっと離れたところに行ったが、どんぴしゃで考えていた景色があった。

「ほんとなんだな」ってため息が出るほど、お好み焼きの看板やのぼりを見たので、夕飯はお好み焼き。さすが本場、ものすごく旨かった。鉄板焼きも驚異的に旨かった。タコなんか刺身で食うようなぶりぶりのやつを惜しげもなくガーリック焼きにしてくれる。別に調べたわけでなく、ぷらっと入った庶民的な店だったが、イタリアならどこでもピザが旨いのと同じような感覚なのかな、うらやましい。

今朝も5時起きしたので、すぐに原稿書こうとしたがくたびれちゃって無理。図書館で調べ物して帰ります。


歩くカンヅメ

熟睡して5時に起きて、昨日の収穫を原稿に書いた。8時すぎから探索開始。これから書くべきこともわかったし、なんで書いていたのかわからないエピソードも繋がっているのがわかった。少し休んで調べ物をして、また場所探しに出かけます。外れの少ない取材になったけれど、とにかく歩いて情報を拾っているので、くたびれた。一日中小説のなかにいるようなものだし、極限まで集中していないと何も見えないし、旅行と言っても歩くカンヅメです、これは。


初めての呉

新幹線の中で編集者が爆睡しているうちに、そーっと私だけ広島で降りようとしたが残念、見つかってしまった。同行出張で目が覚めたら博多で作家がいなかったら面白かったのになあ。

呉に着いたのは午後早い時間、天気も体調もいいのでどんどん歩いた。一度も来たことがなかったのに呉前提で書きかけていたものはどうかと思っていたが、小説的にすごくいいと思う場所にも行けたし、ここで間違いじゃなかったとわかった。ほっとしたらふらふらになった。

呉の商店街には武蔵小山や、大田区の京急沿線を思い出すような雰囲気がある。人があんまりいないのにシャッターは多くない。道にゴミが落ちてない。いいところです。


恋愛なんて雑用

クリスマスの時期になると恋人がいないことを憂う人々がいる。私もかつてはそうでした。しかし今となっては邪魔くさいだけ。はっきり言います。人様のことは知りませんが私にとっては、恋愛なんて雑用ですよ。精神的にも負担だし、ふつうの人間関係とはまた違う細かい段取りが増えるだけ。じゃあ、この先絶対ないかと言われたらあるかもしれないけど、同窓会と同じくらい遠慮したい厄介事の一つ。ふつうに友達がいれば、それで十分だなあと本気で思っています。いよいよ枯れてきたんですかね。

世間で言うところのクリスマスに取材旅行ですが、11月以降で編集者と私の双方が三日間あいている日程がここしかなかった。ここで頑張っておけば正月にしっかり仕事ができる。今日から行ってきます。


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