Diary

ゲラ変態

ツバクロ一家受難続く。
犬の水を替えて打ち水をしてやるために外に出たら、ツバメの巣が落ちていた。死傷者見当たらず。もう巣立ちの時期ではあった(4羽、5羽で飛んだりしている)し、わからないので変な手出しや擬人化はしたくないけれど、今度詳しい人に行き会ったら聞いてみたいと思う。

『ばかもの』文庫初校ゲラがまた仕上がっていないが、『妻の超然』単行本初校ゲラ(「作家の超然」除く200枚分)が到着。2/3の量なのに、ずっしりくる。
雑誌のゲラは山のような問題点を潰しつつ、単語や文体をギリギリまで磨いて行く作業で、文庫のゲラは基本的にはルビと改行を中心に全体のバランスを見る。単行本のゲラは雑誌のときには問題になっていなかった細かな整合性、リアリティの案件が出てきたり、併禄するほかの作品との表現部分の統一のことなどあって一番悩みが深いかもしれない。
でも文章というのは不思議なもので、そのときにしか、してやれないことがある。

直す直さないは、作家によってすごく違うらしくて、私は雑誌の段階で変態じゃねーかってくらい力入れるタイプです。


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