Diary

なぜそこにいる

中古車屋に行く。実用一辺倒で中古のカルディナ、オートマでもいいのでオークションで探して下さい、と言っていたのに、展示のクーペ・フィアットに心が動いてしまう。どっかんターボのスポーツカー、ティーポベース。車が精神的に苦しくて、一度イタ車は休もうとあれほど思ったのにそれなのに。なんでそこにいるんだクーペ。衝動でなくクルマを買えたことがあるのか私。
頭冷やしてよく考えてみます。冷えないか。


いい仕事とだめな虎

ゲラや新作、まとめて6本抱えていつもの店で仕事。家では一つの小説に関わる時間が長いが、外で仕事をするときは抱えているものを一通り巡回できる。いい条件で気が紛れるとはかどるのだ。その上6時から阪神×巨人と決まっていると集中力が増すような……。
楽しみにしていても負けるときは負けるのだ。


気が抜けてスコール

5時に起きて4時に寝るというのも徹夜と言うのだろうか、やっとNAVIの連載最終話を送付した。まだ直しはやるけれど、なんとか書けてほっとした。いやあ連載って大変。疲れました、と言った舌の根も乾かぬうちに小説現代で9月号からエッセイの連載をやります。
洗濯物を干し終わった途端大粒のスコール。日頃の行いが悪いと、こういう目に遭う。


「リサイクリング ヤッホー」

同じTipoを持っている人で、うちのTipoの面倒を見て下さると言う人から連絡があった。いずれは一台に吸収合併という大手術を受けるかもしれない。元気な部分を生かしてもらえるのなら私もありがたいし、車も幸せだ。15年落ちの希少車ならではのことかと思う。
しかし今日のような日は、あれだ。道路が流れていれば何の問題もないのだが、大渋滞の環八でクーラーはちょっとやばそうで、窓を盛大に開けて団扇で煽ぐ。水温が怪しくなればヒーターを炊く、すると外の排気ガスが涼風に思えるから不思議。地方でもお盆とか、混む時間と場所に当たればこんなことはあるけれど、出掛けるたびに、というのは東京だけ。やっぱり環境的にもしんどい。


Tipoを降りる日

いつもの店でガリガリ原稿をやった。
このクソ忙しいときに何だが、遂にTipoを降りることにした。故障ではない、老朽化はしているがちゃんと走る。けれど仕事で車を使うということは、車優先には出来ないということだ。今の私には趣味の車よりも、商用車が必要なのだ。パンダは寿命を全うし、ビートは生活のために手放した。車との別れはいつも悲しいが、仕方がない。
引越と、車の買い替えにあたって「蒲田レポート」及び「車コラム  la voiture」を今月いっぱいで閉じようと思います。


あれこれ画策中

仕事と相談しつつ、早ければ来週くらいから物件探しを始めたい。自分一人だと、図面で7割方決めて現場確認して即判断してしまうのだが、今回ばかりは同居人の意向も都合もある。大方のコンセンサスは出来ているけれど、実際の物件を見たらどうなんだろう。荷造りは嫌いだけれど、今は新しい環境への期待の方が大きい。
夜、NAVI打ち合せ。


めでたい

昨日も今日も、家のまわりの猫どもはさかりがついて大合唱である。暑苦しいから蝉の声で鳴いてくれと頼みたいくらい。
芥川賞に落ちた日、酒でも飲もうかと思ったら冷蔵庫に(川端賞のお祝いにいただいた)シャンパンしか残っていなかったのでさすがにやめたのだが、本日めでたいことがあって同居予定人と一緒に封を開けた。


無題

講談社(群像、書籍担当者)と取材2件、12時間。睡眠不足は自分が悪いんだけれど、さすがに疲れた。


大田区プレート

実家に顔を出す。世田谷の土を踏むのは久々だ。大田区のすぐ北が群馬ならいいなと思っている私としては、世田谷や埼玉などまとめてプレートに呑み込まれてしまっても一向にかまわないのだが、大田区(川崎目黒品川は仲間)だけが残るプレート説というのは地質学的に立証されそうにないし、それ以前にこんな暴言を吐くと世田谷区民から嫌われそうだ、嘘です、すみません。


とりあえず健康

仕事の前に医者。レントゲン、血液検査とも異常は認められず。不安な点もあるがしばらく様子見。
品川にて新潮担当者と会う。単行本校了、「新潮」新作について打ち合せ。行き詰まって困っていたのが、話をしているうちに登場人物の置かれた立場、関係性が見えてきた。このまま一気に転がり始めるといいのだが。


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