Diary

素敵な方がまたひとり

昔はストーンズのチャーリー・ワッツ、そして往年のドリー・ファンクJrも超好みのタイプですが、このたびのウィリアム王子ご成婚のお写真をニュースサイトで拝見してなんて素敵になられたんだろう、と思いました。不敬に当たるかもしれないので理由は書けません。絲的メイソウあたりを見て「ははーん」と察していただければ幸いです。そして断言しますが、そういった素敵な方は、高貴でなくても有名でなくても世の中にたくさんおられるのに決して私に近づいてきてはくれないのです。好みのタイプの男性から露骨に避けられています。

小説入稿してやることないのに、4時に起きちまいました。掃除洗濯はするとして、あとどーすっかな。

5月14日には、こないだまでJ1だった東京の大変立派なチームが、敷島の昭和醤油スタジアムに来てザスパ草津と対戦するそうです。全国どこでも観戦に行くサッカーバカの兄、来てくれないかなあ。もちろん兄をスタジアムに捨てたあと、仲良しの兄嫁と観光&温泉コースで楽しみたいです。そして夜は、ザスパに負けて悔しがる兄の顔を見ながら、美味しいお酒が飲みたいもんです。


デキちゃった。

90%以上仕上がった原稿だったけど、主人公が取り憑いたみたいな状態になって二日で10枚以上加筆したので、これ以上はもうゲラで直さないと判断を誤ると思って脱稿にしました。なにが5月10日締切だよなぁ。連休中からゲラ作業に入れるじゃん。

恒例の脱稿祝いで、犬どもへのメシが「さんまの筒切りとほうれん草の根っこのおかゆ」という、我が家では相当なご馳走になりました。明日の朝、もし機嫌良かったら大好物の豆腐入れてやってもいいな。

連休は原稿と決めていたのに、明日からゲラが来るまで何しよう。広報は配るけどそんなのすぐに終わるし。人様の休日に出かける趣味はないし。今日は道普請のあと庭の草刈りもしちゃったので、大掃除でもしますか。


仕事はするけど楽しい連休

今朝は6時から道普請。県内のほかの市の人に聞いたらそっちは8時半からとかで、地域によって差があるみたいです。道普請での班長業務は、出られなかった人から出不足金をいただき、それを11軒分の茶菓子に替えて一軒一軒配ること。これもならわし。皆さん出てくれますように。

GW遊びの予定は町内の肉食女性たちと、町内産のすばらしい牝和牛を食らう会。どっちがどっちだかわからなくなりそう。七輪で焼かれないように気をつけます。都内の後輩が遊びに来て飛び入りします。

5/2は大学そのものが休講。5/4はエフエムでストーンズ特集やります。メジャーじゃない曲を中心に11曲、しかも「ダーティ・ワーク」という昔出した本の章タイトルともかぶらない曲を、全部違うアルバムから選曲しました。(やりすぎか)連休で関越道を通りかかる方がもしいらっしゃったら、午後4時から86.3Mhzでお会いしましょう。(県内は場所によって周波数違います)

高崎の行きつけの飲み屋は暦通りに休むので街には行かないと思います。公用車のクーペは、こないだ片品からの帰りにヤンキーに負けたという理由で夏タイヤに替えますが、アルファはいずれ野反湖に行くことなど考えてスタッドレスをもう少し維持しよーかと思ってます。どうなんでしょう? 六合村の方見ていたらメールください。今年も寒いうちに伺いたいと思ってます。

本業は入稿直前の原稿の「てにをは」とか「改行」とか「細かい言い回し」とか「会話のつながり」などを、連日変態みたいにいじくり倒します。小説を書いていて、この段階が一番好きだなあ。主人公も変態だけど、作業してる自分もどーかしてるんじゃねー? ってくらい直します。連休明けには入稿して、またゲラでいじくりまくり。そうやって見るのもイヤになるまでやるので、文芸誌が出た瞬間全力で忘れて、本になった頃にはほかの本と同じく捨てたオトコみたいにどーでもよくなってるんだろうな。


タバコのこと

コンビニでのおばちゃんとの会話。「前は何吸ってたん?」「ピースライト」「あーねー、ピース系は香りいいから人気なんだぃね」「ケムが出りゃなんだっていんさね」。

出荷停止のとき、なんであんなにパニクったんだろ。セネガルじゃ2ヶ月マルボロ吸ってたのに。ラッキーでもマルボロでもなんでもいいんだけど、(ゴロワーズレジェールあったら最高だけどさすがに売ってない)でも、喉のことを考えて今日からしばらくマルメン。


上には上がいる

FMではもう長いこと、575の投稿のコーナーをやっているのですが、4月から相方パーソナリティが生まれも育ちも高崎の女子アナになったということで「上州弁で575」を始めました。メールの数も「絲山のキャッチコピー」「暖房器具で575」以来のすごい数で、中身もレベルの高いコアな方言ネタばかりで、いいぞと思ってちょっと思い上がってました。

それがひょんなことからBSN新潟放送の「今すぐ使える新潟弁」のコーナーを聞いて、あまりの面白さに爆笑、悶絶。勝ち負けで言ったらコールド負け。ウチの上州弁はポッドキャストでは聞けませんが、新潟弁は聞けます。他局ですがおすすめします。

なんかめらめらと闘争心かき立てられましたよ。あっちのパーソナリティには逆立ちしたってかなわないが、ウチはリスナーがなっからおもしれーから、まーだいけるんじゃねー? とか。断られるだろーけどいつか対決してやんべ、とか。

 

今日は6月売り新潮掲載の「不愉快な本の続編」の仕上げを続けます。編集者の言葉を借りてどんな小説かちょっとだけ紹介すると、「『金貸しが趣味の変態のヒモ野郎』が主人公の小説が過去にあっただろうか?」という内容です。ですので、くれぐれもイヤな人は読まないようにお願いします。後から文句とか絶対に言わないでください。ただ、読まない人には悪いけど純文学としてのクオリティは高いよ。


黄色いクルマのイトヤマ便

昨日一日ひきこもってのんびりしたので、元気横溢。

今日からは「僕は会社には行きませんが、GW中に仕上げていただけるってことでいいんですね」と言われている新潮の小説を再開しなくては。例年GWはもめますが、今年はちゃんと連絡がつくそうです。よかった。(あれ? 当初締切10日じゃなかったっけ)

午後遅めに片品訪問。自慢とか偽善とか言われるかもしれませんが、ピンポイントで文化の出前(本、CD、DVDのご用聞き、あとは手前味噌なラジオの宣伝も)をやってます。友人たちの協力もあり、心強いです。しかし滞在が1ヶ月以上となり、基礎化粧品やクリームが不足してきてるんじゃないですか? と、親しくなった宿で聞いたら、福島美人さんたちからメーカー指定、型番指定でたくさんリクエストもらえました。ジェンダーを超えたワタクシが言うのもなんだけど、女性ってドンピシャの「これ!」っていうクリームや化粧水じゃないと、しっくりこないもんですよ。イイモノは別として、中途半端なお仕着せは、どうでもいい作家の本を人からもらうくらい「うーん」って感じなんですよ。そういう意味では化粧も文化なんだろうなあ。しかし、ワタクシは先日も温泉で「お客様、そちらは女湯ですよっ!」と言われ、高速のパーキングのトイレで手を洗っていたら、後から入ってきた女性が(男トイレ? と)慌てて出ていきました。なんなら今すぐここで脱ぎますか!? と思った時期もあったけど、もう慣れたよ。


新聞また変えた

毎日新聞をやめて東京新聞に変えたのは去年の初夏だったか。ロナルド・ドーア氏をはじめとする外部識者のコラム類が充実して面白く、新聞小説の親鸞も楽しみだったんだけれど、残念なことに東京新聞では県内のことが全くわからず、さっぱり世間話についていけないので、世論に屈するかたちで上毛新聞を取ることにした。決して大波小波で変な批評されたり、文芸時評で気持ちいいくらいキレイに無視されているからではありません。

他県の人のために解説すれば、上毛新聞の薄さは全国紙の夕刊に広告チラシ挟んだくらいのイメージです。(もともとどんな新聞でも、群馬県には夕刊は存在しません  追記:読売はあるがとっている人がほとんどいないとの情報あり。)上毛は、「どこそこでさい銭泥棒があった」ということが大見出しになるほど、県内、町内のことはすばらしくよくわかるんだが、世界のことはわからないので日経新聞も取る事にしました。震災後のネットの記事を見比べて、日経がいいかもしれないと思ったので。

「親鸞〜激動編」とはしばしのお別れです。単行本になったら絶対読むぞ。


これからの季節の予定

順番は正しくないと思うけれど、春から初夏にかけて私のまわりで起きること。

庭の草ぼーぼー(既になりつつある)

湿度が上がり、空気中の水蒸気で山が見えなくなり、寂しくなる。

人間と一緒に移動する蚊柱とあちこちで遭遇。大変に鬱陶しい。

アオガエル大発生。新宿や渋谷の人ごみくらいのカエルごみ。夜の大合唱が夏まで続く。犬がカエルにダイブするので散歩の時間がムダに長くなる。

犬の冬毛が抜ける。コロコロ大活躍。

さるすべりの花が咲く。

少し暑い日が増えて来た頃、ツバメが帰って来る。近所の方々が「うちも来る」「うちも毎年来る」と言っておられた。ツバメの方が人間より子だくさんなので、一時的に町内の人口よりツバメの数の方が多くなる。

雷様到来。

今思いつくのはそんな感じです。今日は一日ひきこもります。メールはいいけど人と会ったり喋ったりしたくないのです。


トンネルを抜けるとそこは

喪主様への挨拶、隣保班の方(私入れて9軒述べ12名がお手伝いをしました)への式場からのお礼お届け、挨拶が全て終わり、足掛け四日間の葬儀に関する班長業務終了。

今日は法政の講義の日。起きた時点で、学生だったら休みたいくらい疲れていた。しかし教員が休むわけにはいかない。私の父は講義の直前に行ったトイレでズボンのチャックが壊れてそのまま休講にして帰って来たことがありますが。

本日の講義内容はインタビュー実習(1)。全3回のうちの最初のインタビュー実習を「記者会見方式」で行った。ラジオやってるせいか「学生ってまじめだなあ」と妙な感想を持ちました。他のメンバーから刺激を受けた質問も多くあり、さらに深く考えるきっかけとなるいい質問もあった。次回までに今日のインタビューのまとめ(記事的なもの)を全員に書いてもらい、私が持ち帰って赤ペンを入れて返却、今後の課題やいいところ悪いところを講義で話すことになります。

今日の講義の終わりはFM風にかっこ良くシメて学生から拍手までもらったのに(芸人か私は)、最後の最後で「失礼します」と言って教室を出てしまった。これだからシロートは。

帰りの新幹線に乗って、大宮、熊谷は記憶あったのですが……。トンネルを抜けるとそこは上毛高原駅(略してJK)だった。酒も飲んでないのに寝過ごしたのは初めて。アタマの底が白くなった。

明日は仕事休ませてください。ほんとに休ませてください。限界超えました。無理ったら無理です。お願いします。


生活は部活か?

そこで生まれ育った人だったら押しつけに感じられてイヤなことでも、自分から好きで住んだ土地だと受け容れられることもあります。まーず外国なんか行ったらそうすらぃねえ。

その意味では都会に出て行く人も、私や近所の方のようによそから移り住んだ人も自分で選んだという意味では同じです。だから東京が自由で地方は不自由ってのは実は違うと思うのです。群馬出身者と言っても、高校までしかいなかった方と今でも住んでいる方は生活の体験が違いますし、同じように私は学生時代までの東京しかしらないので。

「作家なのに班長引き受けてくれるかしら」とお隣のおばあちゃんんは心配してくれたそうだけど「中学生の部活だったら、自分からすすんで入った部ですからグランド整備とか部室の掃除も喜んでやりますよね」と言っていて、あれっと思った。生活は部活かよ? 

しきたりというものは、本当に細かいし少し地域が離れれば違うし、もちろん時代に応じて変わるし、聞いていると面倒だけど、案外、平等という面では議会制民主主義よりも理にかなったところもあって(全てじゃないですよ)目から鱗が落ちるような経験をしています。メリットデメリットではなく、納得、折り合い、のかたちなのかもしれません。区長さんなんかそこらの政治家よりずっと「徳」があるように思っていますが、それも選挙ではないし、報酬のない世界だからかもしれません。

固いこと言いましたが、お清めの席で「絲的サバイバル」や「ばかもの」が話題になるのは珍しくて不思議です。一方で私如きだから勤まりますが、(何度もお名前拝借して申し訳ないけれど)村上龍さんが葬式の受付に立っておられたら、それはそれで会葬に来られた方もやりにくいかもしれません。


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