2010/9/2 木曜日
例によって早起きして、あら個人アドレスにこんなにたくさんお見舞いメールが、と思ったら全部バイアグラのスパムでした。
目の方は、腫れが引いてきたお陰で左の目玉を動かすときと、おじぎとか物拾うときの痛みだけ。シンプルでよろしい。斜視のおかげで物が二重に見えずに済んだ。3Dが見られないなんて大したことじゃなかったな。
目のことが改善されてくると、今度は腕の痺れとだるさが気になって仕方ない。以前からお世話になっている高崎の接骨医に診てもらってから、東京行こうと思う。(足利の接骨院をご紹介くださった方、ありがとうございます。二日おきとかには行けないので、地元で行きます)。
辻原さんとゆっくりお話するのなんて何年ぶりだろう。こんな状態だけどすごく楽しみだ。
文学界新人賞のときの選評で「ただものではない」と書いていただいて、一介のニートだった私がどんだけ感激したことか。今の私は群像で選考委員をしているけれど、そのときの気持ちを忘れたことはない。
対談はPR誌「波」の次号に出る予定です。
「広報しぶかわ」にて発表になりましたので、こちらでも告知します。
10月24日(日)午後1時30分〜3時
渋川ほっとプラザ4階大会議室にて、講演会を行います。
テキストは『妻の超然』、演題は「小説の中の『超然』」
入場無料、参加方法は当日直接会場へ、とのことです。
お問い合わせ窓口は 渋川市立図書館 (027)22ー0644です。
去年の9月に手術をしたため、1年間待っていただいた企画でしたが、新刊についてお話できることになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
2010/9/1 水曜日
目の下が内出血でワインカラーというか、腐る寸前のプラムみたいな色に染まってホラー。血染めのパンダ。
足利の病院の耳鼻科(といっても頭頸部外科でもあるのだ)で経緯を話し「鼻かんだりするとものすごく痛いんです」と言うと、即CTに回されました。目の下骨折してやがった。道理で痛いわけだよ。超ウケルってこんなとき使うのか!おばさんやっとわかったよ。
先生とCT見ながら笑ったなあ。「この黒いとこですか、折れてんだこれ。えっ、空気入っちゃうんですかあ?」って。
なんというか、この件に関して初めてまともに扱ってくれたのがこの先生だったからね。それでほっとして笑っちゃった。こういうときは、泣くか笑うかしかないんだけれど、泣くと鼻をかまなければならない。鼻をかむのは一番患部によくないことだと言う。
後日でいいかと思っていたのに、有無を言わさず眼科に行かされ、検査。眼球には異常なし。外斜視のおかげでよかった部分もあったみたい。眼球や見え方に異常がなければ手術の必要はないとのこと。
そんな深いことまで考えてなかったよ。だってベッドから落ちただけなんだもん。
最後戻ってきた耳鼻科でヒゲ先生から一言あった。
「でもね、もう少し下だったら、今日はお帰りになれませんって言うとこだったんですよ」
目薬で瞳孔を開いて検査をしたため5時間運転できない。ゲラも本もあるけれど、まぶしくてごちゃごちゃして何も読めない。ケータイも無理。
街の喫茶店は休みだしバンナ寺は改修工事だし、骨折中なのにやることもなく、行くあてもなく、暑いなかほっつき歩いてふらふらになってから、なんとか帰ってきました。
残ったのは右腕のだるさと痺れだけれど、これはまた改めて接骨院の天才に診てもらいます。
明日はこの面下げて東京かぁ。
新潮社には「眼帯の方が失礼じゃありません」と言われたけど、折れてる真上にゴムバンドはよくないよ。
久しぶりにお目にかかる辻原さんには申し訳ないけれど、明日は悪大仏サングラスで行きます。
先ほど、締め切らせていただきました。
お忙しいなか、たくさんのご応募をいただき本当にありがとうございました。
「考えたけど送らなかったよー」というラジオで言うところの「サイレントリスナー的」な方にも感謝申し上げます。
友達とやりとりするような楽しい質問もあり、これから何年も考え直していくような本質的な質問もあり、「すげーよ読者!」というのが私の今の感想です。
作家としていろいろ足りないところもあるけど(初版部数とか!)、でも読者の質では誰にも負けない、なんて思ってしまいました。(また単純なこと言ってら)
当初、いろいろ条件を申し上げましたが削除、拒否の対象になった質問が一つもなかったこと(ギリはありましたが)も、実に嬉しいことです。
8/27分までは答を作ってHP制作会社に送付済みなので、これから最終分の答を考えて、まとめます。
9月15日前後にアップできるかと思います。しばらくお待たせしますが、どうぞよろしくお願いします。
本当にありがとうございました。
2010/8/31 火曜日
躁病の方は先週から比べてかなりよくなってきたとのことで、薬の調整を行い、問題がなければ4週後ということになった。
痛みがひどいのでロキソニン飲んで、眼を冷やして、腕は温湿布という状態で、とても散歩に行けない。犬どもにはレバ焼き豆腐+ドッグフードと「ヨシヨシ100回」で勘弁してもらった。明日、足利の医者に相談してみます。耳鼻科だけどそこをなんとか。
一ヶ月くらい前、病気の衝動で死にたくて仕方なかった人間が、ベッドから落ちたくらいで「痛い痛い」って騒いでも説得力なし。
【読者によるインタビュー2】本日までとなっております。既にかなりの数をいただいておりますが、まだこれからという方はお忘れなく。
起きたら、左の顔面と左脚と右腕が痛い。脚にはでかい痣。目のまわりは殴られたみたいに腫れてる。
思い出した。ベッドからしたたかに落ちたんだった。
散歩してるうちに痛みが増してきた。
満身創痍でこれから立川へ。斜視だから片目の運転なんて当たり前ですが、でも気をつけます。
【追記】
いくら薬が強すぎたとはいえ、どう考えても、行くべきは精神科ではなくて、某市民病院のケンカ外来。(落下外来はさすがにないだろう)。
帰ってきて鏡見たら、嫁入り前(ずっとだよ!)の顔がすげーことになってた。そのへん出かけるのはサングラスでいいけど、明後日は辻原登さんとの対談があるのだ。どうしよう。ベッドから落ちるのに顔から行くやつなんて、リアリティなさすぎだろう。
コンビニで売っているペットボトルの「ハンディ ロックアイス」は、打撲を冷やすのに優秀です。万華鏡をのぞいてる人みたいに運転してました。榛名山片手運転の修行(?)がこういうときに役に立つとは。
『妻の超然』の刊行が9月30日となりました。
定価は1470円です。
高崎と東京でサイン会をさせていただくことになりました。
お問い合わせは、下記の書店さんまでお願いいたします。
高崎
2010年10月9日(土) 午後2:00~3:00
ジュンク堂書店 高崎店
(問い合わせ)
027-330-6611 要整理券(先着100名)
〒370-0849 高崎市八島町46-1 高崎ビブレ7階
東京
2010年10月16日(土) 午後2:00~
紀伊國屋書店 新宿本店 9階イベントルーム
(問い合わせ)
03-3354-0131 要整理券(先着100名)
〒163-8636 新宿区新宿3-17-7
2010/8/30 月曜日
昨日の朝、涼しかったので草刈りをしようと思ったが、草刈り機のエンジン(紐でひっぱるやつ)が、固くてなかなかかからない。前回も苦労したけれど、初期はかかりにくいとのこと。
茶色は、最初は座って「がんばれがんばれ」のリズムで尻尾を振っていたが、二度目に私が「だめだ、疲れた」と言ったときには尻尾を垂らして立ち上がり「しょうがないですねえ」と愛想笑い、三度目のギブアップのときにはもう諦めた様子で寝ていました。
牛は最初からずーっと板きれかなにかをかじっているだけで知らん顔。二時間前の散歩のときにピギャッと鳴いて飛びついてきたのと同じ犬とは思えません。
新潮の新しい小説が、確実に自分の中に棲みついていて、なんかのはずみでちょろりと会話のシッポが見えてはっとすることがある。
それで、どうしても富山、新潟取材に行きたくなってしまった。行って主人公の見た景色を知っておかないとその後会話にならない気がするのだ。
こうやってちょろちょろするってことは、そいつにやる気があるか、私をからかう気があるのだ。
10月はどーにもなんないが、9月なら動けるのでペットシッターと自分の宿を確保した。
療養計画、どうなっちゃったのよ。
今朝、ワカサギの名人が下さったでっかい舞茸の最後をチャーハンで(卵多め、チャーシュー、焦がし醤油最高!)いただきながら思い出した。
いかん忘れてた。9月といえば榛名湖のボート釣りが解禁になるんだった。
いつ行けるかなあ。
ゲラが一段落したら、道具だけでも出してみよう。釣具屋行くのも久しぶりだ。
2010/8/29 日曜日
結局、iPodも専用スピーカーもすぐ飽きて、昔のPowerBookG4のiTunesをふつうのスピーカーにラインで繋いで聴いている。
原稿の時期で言うと、ニートやエスケイプを入れてたPC。
ウチのマックは次から次へと、イタ車よりよほど致命的な壊れ方をしてそのたびに初期化でまっさらになってしまうが、2003年に買ったこのG4だけが生きている。そのままじゃ音は悪いし、夏は暑くて触る気がしないので、長い間放置していた。
iTunesに入ってるのはこの頃が一番よかった。無心にCDを食わせてた感じがするのですよ。
新しいiMacのiTunesがダメなのは、FMの選曲をやっているからで、シドバレットやタックアンドパティの後に、突然「ドリフのズンドコ節」や「サザエさん」や「上海帰りのリル」が流れ出して我ながらびっくりする。G4のは1300曲くらい入っているが、再生されるのは圧倒的にXTCが多くて残りのニューヨーク系や、ストーンズの中期や、もちろんピーズも入ってるし安心して聴ける。
【読者によるインタビュー2】へのご応募、31日までとなっております。トップーコンタクトのフォームよりお願いします。応募詳細は8月7日の日記をご参照ください。
43歳の変なおばさんと雑談するつもりで、気楽にどうぞ。食べ物のこと、犬のこと、生活のこと、群馬のこと、もちろん文学のこと、なんでもテキトーにお答えします。(FMに近いノリかなあ)
ほかの方がどんな質問されるかも、楽しみにしていて下さい。9月中旬には発表できると思います。