Diary

痛いわけだよ、顔面骨折

目の下が内出血でワインカラーというか、腐る寸前のプラムみたいな色に染まってホラー。血染めのパンダ。

足利の病院の耳鼻科(といっても頭頸部外科でもあるのだ)で経緯を話し「鼻かんだりするとものすごく痛いんです」と言うと、即CTに回されました。目の下骨折してやがった。道理で痛いわけだよ。超ウケルってこんなとき使うのか!おばさんやっとわかったよ。
先生とCT見ながら笑ったなあ。「この黒いとこですか、折れてんだこれ。えっ、空気入っちゃうんですかあ?」って。
なんというか、この件に関して初めてまともに扱ってくれたのがこの先生だったからね。それでほっとして笑っちゃった。こういうときは、泣くか笑うかしかないんだけれど、泣くと鼻をかまなければならない。鼻をかむのは一番患部によくないことだと言う。

後日でいいかと思っていたのに、有無を言わさず眼科に行かされ、検査。眼球には異常なし。外斜視のおかげでよかった部分もあったみたい。眼球や見え方に異常がなければ手術の必要はないとのこと。
そんな深いことまで考えてなかったよ。だってベッドから落ちただけなんだもん。
最後戻ってきた耳鼻科でヒゲ先生から一言あった。
「でもね、もう少し下だったら、今日はお帰りになれませんって言うとこだったんですよ」

目薬で瞳孔を開いて検査をしたため5時間運転できない。ゲラも本もあるけれど、まぶしくてごちゃごちゃして何も読めない。ケータイも無理。
街の喫茶店は休みだしバンナ寺は改修工事だし、骨折中なのにやることもなく、行くあてもなく、暑いなかほっつき歩いてふらふらになってから、なんとか帰ってきました。
残ったのは右腕のだるさと痺れだけれど、これはまた改めて接骨院の天才に診てもらいます。

明日はこの面下げて東京かぁ。
新潮社には「眼帯の方が失礼じゃありません」と言われたけど、折れてる真上にゴムバンドはよくないよ。
久しぶりにお目にかかる辻原さんには申し訳ないけれど、明日は悪大仏サングラスで行きます。


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