Diary

休暇いただいてました

梨木温泉に行っておりました。
温泉はすごかったなあ、自分の中では万座や草津に並ぶかも。酒にたとえると、極上のにごり酒みたい。部屋の檜風呂、露天は沢の水を使っていたんだけれど、これが不思議なくらいあったまってつるつるになる、淡麗大吟醸みたいなお湯でした。
料理はきじ料理(牛くんごめん、いつもキミが見ている隣の鳥と同じやつを、おかあさんは食べました)、朝食も気合いが入っておりながら酒飲みにやさしい内容。おいしかった。
贅沢だったけど、遠くに行く交通費を宿代にまわして地元で楽しむ作戦、アタリでした。

寝言その1
「33×50でやっときゃいいんだよ。あそこはいっつもそうなんだから」
(自分でも意味わかりませんが、原稿の行数計算と言うよりも、建築関係のにおいがぷんぷんします)
寝言その2
「鍋でも桶でももってきて、そんなかにうんまけときゃいいって」
(これも意味不明、うんまけるは中身を入れるの群馬弁)

ええもう、仕事しますよばりばりと。
夕方FM。セレクションはクラフトワーク「Dentaku」、おすすめ本は西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」


犬時代劇・茶右衛門が行く(2)  〜暴れん坊将軍の巻

見るからに悪人の顔をした茶右衛門、昼日中から寝ている。
往来に白いスポーツカーが停まり、世を忍ぶ仮の姿の上様が垣根越しに声をかける。
上様「よっ、ちゃーちゃん」
むくりと起き上がる茶右衛門。顔をゆがめて一言。
茶右衛門「ちゃーちゃんだとぅ?」
上様「無礼者! 余の顔を忘れたか!」
茶右衛門「うっ……上様っ」
しかしそこでなぜか開き直る茶右衛門。
茶右衛門「ええい、上様だってかまやしねえ、者ども、かかれ!」
ちゃんばらの音楽が流れる。背後から殺陣の代わりに走り出てくるのはなぜか町娘のお牛。茶右衛門も一緒に飛びかかり、上様、顔までべろべろに舐められる。
(混乱のうちに幕)

上様を演じるのはカレこと私の女友達です。
ああくだらないくだらない。すみません。ゲラは一本終わりました。あと一本午前中にやって、残りを午後に済ませます。


犬時代劇・茶右衛門が行く

茶右衛門「おっかさん、そいつは一体なんですか」
たらちね「おや茶右衛門、よいところに来ましたね。これはロップというものです」
茶右衛門「おっかさん、あたしが見るところそいつぁロップじゃござんせん、クチナワって悪いやつですよ。おっかさんやお牛ちゃんに何かあっちゃあいけねえ。この茶右衛門がひとつ成敗してくれよう、がぶっ。おお、これは楽しい、がぶがぶっ」
町娘のお牛「クチナワはワナですか。とらまえられますか。とびどぐもたないでください」
………
というようなシリーズを考えてみたけれど、オチがありません。すみません出直します。

バカなことやってないで仕事します。


動かざること豚のごとし

ゲラが3本あるんだけれど、やる気がでなかった。

ちりめんキャベツとわさび菜とかぶを、白キムチの元で浅漬けにしたら旨いのなんの。ごはん4杯。(おひる食べてない、といってもいいわけにならないか)
やる気とかの問題ではなく、満腹で何もできなくなった。


春の予約

数日前、今年はじめてのかき菜炒めを食べた。そうだ、かき菜が終わる頃にはもう4月なんだと思った。
今日は散歩で梅のつぼみをたくさんみつけた。ああ、予約入ってる入ってると思った。

昨日来てくれた友人が、お土産に家庭菜園の珍しい野菜をたくさんくれた。
いろんなハーブや、ちりめんキャベツや、ロマネスク(私は怪獣野菜と呼びます)など。
どうやって料理しようかと考えるだけでもすごく楽しい。
おすすめは、芽キャベツの塩焼きそばです。

旬の野菜だけで頭のなかでカレンダーができる。
そう言ったら「種まきからやったら、もっと前から楽しめる」と言われた。
なるほど、作物を作る人には季節の予約を前々から入れる特権があるんだな。


友人来宅。
たくさん笑って楽しかった。
犬の写真をたくさん撮ってくれた。いいのがあったらこのサイトにも載せようと思います。
犬どもははしゃぎすぎてへとへとになり、寝てしまったので、すごく面白そうなオモチャのお土産があることをまだ知らない。


「末裔7」脱稿。
群像からもすぐにいい返事が来た。
でも、ほっとしたのは原稿よりもおでんを食べ尽くしたこと(カレーうどんも)かもしれない。

早い時間に犬の散歩も終わらせたので、久々に下山して飲むかな。


おでんそして人生

何度経験しても学ばないことのひとつ。おでんの作りすぎ。
キャッチセールスにあったり宗教の勧誘にあったりしたことは一度もないのに、おでんにだけはだまされる。まだまだ行けるはず、好きだから食べられるはず、とおでん種をさんざんにつぎ込むが、おでんの種はそのうち苦労の種に化ける。飽きるのだ。
今回、調子にのってリピート大根、リピートこんにゃくまでやってしまったので、なかなかカレーうどんの段階へすすめない。もはやそんなにまでして、カレーうどん食べたいとも思えなくなってきたし。

おでんの限界は一人暮らしの限界だといつも思う。
でも、「婚カツを始めたきっかけは?」「おでんを余らせるのがイヤだからです」ってわけにもいかない。
じゃあ、あと45年くらいおでんに振り回される人生なのか。うーん。
炊き込みご飯やカレーやミネストローネでは絶対にこんな思いはしないのに。

今日は通院日。あたたかくて関越道が眠かった。
明日締め切りだが、まだ原稿が仕上がらない。


群馬弁英語

枚数だけは伸びて、質が上がらない。
気晴らしに犬のこと。

言うまでもなくウチの犬どもは群馬犬(ぐんまけん)である。群馬で生まれて群馬で死ぬのである。やつらにとって一番偉く、一番怖い人は実家のおじいちゃん(コテコテ)であるから、私も犬になんか言うときには群馬弁で言うことにしていた。
正月に実家に行ったとき、一緒に散歩した母に冷ややかな視線を浴び、そして言われた。
「なんて言ってるの?」
行ぐっつったら行ぐんだよ、とか、おっぱなしてやんべ、とか、けえるよ、とかが分からないのだ母には。
ひょっとして、世田谷で娘が群馬弁喋るのは恥ずかしいですか?

よーし。物は試し。いつまでも匂いを嗅いでいるモノドモに、
「はぁ、行ごう」と言う代わりに「here we go」と言ってみた。
ちゃんと通じたよ。
まあ「待て」って言っても三回に一回は「お手」をする、それツッコムとこかって程度の犬なんだけど。
ヨソイキ用にもっと研究してみます。群馬弁英語。


脳血管切れそう

昨日は風呂入ったりしてのんびりしていたら、点火に出遅れてしまったけれど、どんど焼きに行った。大鍋で煮たけんちん(汁)や繭玉(木の枝にさした色とりどりの丸いお餅)などいただいて、あったかくてすごく楽しい。祭嫌いの私だけれど、焚き火好きの方が勝ります。これはいいなあ。ずっと続いて欲しいなあ。(町内の話なので他人事じゃないですね)

「末裔7」は午前8時現在26/30枚。まだ書きっぱなしで文章が荒い。締め切り2日前の今日中に脱稿したかったけれど、推敲までは間に合わないと思う。明日にはなんとかなるかなというところ。

そんなことよりさっき!
開いていなかったメールを発見して卒倒しそうになった。なんと、カール・カルダナ氏から返事が来ていた。しかも日本語で!! 英訳で本も読んで下さったとのこと。
うわー。感激と驚きで言葉にならないです。
だって、学生時代からずっと変わらず好きな映画No1.の監督・主演俳優ですよ。参ったなあ。興奮しすぎてアタマ痛くなってきた。これじゃ仕事が手につかないよ。


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