2010/2/21 日曜日
昨日は、夜10時に脱稿。
書き下ろしや一挙掲載と違って、連載は毎月「書き終わったときの充実感」を味わえるので嬉しい。
今日は、あまり文字を書いたり見たりしたくないです。休肝日ならぬ休文日。
家のことやって、たっぷり昼寝して、庭の畑をかまって、犬の散歩をしました。
2010/2/20 土曜日
走るのは好きだったが長距離は退屈だった。学生の頃のマラソン大会なんていうのは大嫌いで、ゴールが見えてから歩いたりした。
今日締切だというのに、昨日は友達と飲んで盛り上がり、今朝は今年一番の二日酔い。いづつの生ワインが効いたなあ。朝の散歩がこんなにつらかったのは初めて。
鍋の翌日は、犬メシと人メシがどうしても似てしまう。野菜の残りや根元の部分、ダシとったあとのこぶ、肉もしくは魚、豆腐の残りを煮たもの。よほど気をつけないと、雑炊やうどんを食べる私のごはんより豪華になってしまうことがある。違うのはポン酢だけかよと思うとくやしい。そして似たようなものを食べても奴らは決して太らないのでもっとくやしい。
原稿はあと少しで仕上がります。
2010/2/18 木曜日
「末裔8」は、後半エピソードのつなぎをしっかり書いて表現をよく整えたら、というところまでできた。
明日の午前までやって、午後は冷まして、あさって細かいところを仕上げる段取りです。
すみませんが今日はこんなところで。
2010/2/17 水曜日
編集者へのメールで「未完成稿」と入力して、タイトルのように変換されると、負けた気がします。
誰に?
みかんに。
原稿と事務処理であっという間に夕方。
一日が6時間くらいしかないみたいな感じ。早起きして昼寝もしてなくて買い物も行けなかったのに、なんでもう夕方の散歩でしかも昼飯食ってないの、と不思議でならない。
立川へ。精神科の通院日。
思えば先週木曜日の、お葬式→FM生放送以来、人と喋っていなかったのでした。喋るのが下手になっていた。
禿先生からは、雪で足止めもくらっていたし、そりゃ煮詰まるよという見解。
息抜きをするなら、確実に楽しめることをしなさいとのこと。
病的な要素は特になし、処方も変更なし。
その後、翻訳打ち合わせ。細かいニュアンスなどの最後の確認で、ハンガリーの翻訳者の自宅へ伺う。(4月には二冊目「海の仙人/ばかもの」が出るそうです)
ハンガリー料理をごちそうになりました。おいしかった!
最近出かけてなかったので、高速を一人で走ってるだけで、かなりすっきりしました。ティーポでスピード出すと分解するんじゃないかって感じになるけど。
2010/2/15 月曜日
ここんとこ雪が降ったり溶けたりで地面が柔らかくなったので、スコップで庭の隅の方をほじくりかえしてみた。
今年こそ何かを植えようかと思ったのだ。とりあえずは薬味/ハーブあたりから。
元々畑だった土地だ。つまりメタボになったアスリートみたいなもんだ。(なんじゃそりゃ)
牛犬は興味津々、足下をちょろちょろして嗅ぎ回ったりひっかいてみたり。
茶右衛門はいかにも関心なさそうに遠巻きにしていた。(埋蔵金はないらしい)
いちいち反応が違う犬どもである。
午前中は意味もなくくさっていて午後もはかどらなかったが、早めの散歩に出てやっと「末裔8」が動いた。
既に書いたカタマリとカタマリの間の、大事な話がでてきた。毎度のことながら一番大事なところは机の前じゃ出てこない。それでもプロセスとして机の前でうんうん言わないと、「あとでぽっと出てくる」ということも起こらないのだ。
文字になっているのは20枚/30枚だが、要素的にはこれでほぼ十分。
このあとは、書いたものを読みながら削ったり直したり補足したりする作業となる。
2010/2/14 日曜日
私が読み書きを覚えたのは小学校にあがってからで、幼稚園までは誰がなんと言おうと覚えようとしなかった。
だからおはなしは全部、耳からだったんですね。未だに言葉が文字ではなく、音でしか浮かばないのもそのためかもしれない。
本は父、昔話は母と担当がきまっていた。
今朝、大事な柚子の木の根元を掘っている者がいた。茶右衛門である。
「おっかさん、アッシは鼻が効くんでさ。埋蔵金ならまかせてください」
ワタクシは「悪いばあさん」なので埋蔵金どころか「くさいものきたないものちゃわんのかけら」が出てくると思って埋め直した。
よその家ではどうか知らないが、私の実家では「花咲か爺さん」と言えば「くさいものきたないもの茶碗のかけら」を母が抑揚をつけて語るたびに、笑いがとまらなかった。なんであんなに可笑しかったんだろうなあ。
2010/2/13 土曜日
来る日も来る日も寒いっす。冷え込みはなかったけれど最高気温1.4℃。そりゃさみーや。
雪が降りしきっています。粉雪のうちに夕方の散歩に行っておいてよかった。
今日は粕汁。シャケと豚バラと両方入れて贅沢粕汁です。(そのかわり他のおかずが貧相)
もう運転はしないから、あとは「末裔」のすすみ具合を見ながら、飲み始める時間を決めます。
以前、ここを読んでくださる方から「アカギレにはオリーブオイルがいいですよ」とアドバイスをいただき、散歩の後や台所仕事の最後に手にすりこむようにして、びっくりするほどよくなりました。オリーブオイルを塗った直後は軍手をします。人差し指の先のところだけ切った軍手をするとあら不思議、妙に動きがよくなります。新聞や瓶類などを片付けたり、気になった汚れを拭いたり。でも軍手をはずすと、元のだらだら人間に戻ります。
2010/2/12 金曜日
昨日FMから帰るときは、道がシャーベット状に凍っていたけれど、朝起きたら雪はかなり消えていた。
茶色犬は毛布を外に出してぐじゃぐじゃにしてしまった。犬小屋から外に出したり、干してあるのをくわえて引っ張って自分で好きな場所に敷いたり、牛犬の毛布をとって走って行ってふりまわしたりすることはできるんだが、残念ながら犬小屋に毛布を入れるということはできないのだ。
昨日きつかったので今日は昼寝した。
あとは「末裔8」を考えたり書いたりしていた。
最近、コーヒーにちょっと飽きて、チャイをよく飲んでいる。姉が専用の茶葉を送ってくれたのがきっかけになった。ミルクパンでわかして茶こしで淹れるというのがぱっとできるし性格的に向いている。ポットに専用の帽子かぶせて砂時計見るような柄じゃないんだな。そしてシナモン、カルダモン、ショウガなどを投入するのがまた楽しい。寝る前だったらウィスキーも旨いです。
旬のカキ菜は、ツナや卵と炒めるのが多いけど、塩焼きそばに入れてもおいしい。カレーうどんに入れるものアリ。
2010/2/11 木曜日
昨日は、4時から産經新聞(関西版、夕刊)のコラムを書いた。依頼の翌日に原稿を出す、というのはときどきやるけれど、気持ちがいい。
散歩をはさんで「ユリシーズ」(音楽雑誌)のコラムのゲラを仕上げた。
9時頃には勝負がついて、午後の新潮打ち合わせのために掃除と鍋のダシとり。水炊きのダシは、昆布、鶏ガラ、ネギの青いところ、ニンニク、タマネギ、しいたけの軸でとる。
午後、新潮来群。タイトルは「作家の超然」で、多分もうぶれないと思う。現在30枚余/100枚。書くのがいやで仕方がなかったこともあったが、主人公の内面が自分と完全に離れたので自由に書けるようになってきた。
今朝も3時に起きて、昨日打ち合わせで出てきたことを原稿に書いている。
おなかがすいたので明け方なのに鍋の続きを食べた。
犬の散歩をしたら、一時間くらい寝ないともたないと思う。
仕事でお世話になった方が亡くなり、昼からお葬式に行く。
そのあと、FM。セレクションは嘉門達夫「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」、おすすめ本は上毛新聞社「ぐんまの源泉一軒宿」。
午後からまた雪が降るかもしれない予報。
黒いクルマを冬タイヤにしておいてよかった。そもそも、黒のティーポを5万で買った理由が葬式に行くためだったのだ。