Diary

今日の雷様はすごかった

気象庁サイト アメダス気温より

新潟の最高気温 34.0℃   20時現在 30.1℃
前橋の最高気温 36.3℃   20時現在 23.4℃
すごい雷でした。2時間で10℃、気温が下がった。
上州の夏はこうじゃなくちゃ。

参考までに、
東京の最高気温 33.2℃   20時現在 28.5℃
そして私の友達が住んでいる、
帯広の最高気温 24.9℃   20時現在 24.0℃

つまり今現在、ここは帯広よりも涼しいのだ。(多分ウチは前橋よりもうちょっとだけ涼しい)
勝ち誇る私。
熱いコーヒー飲んで、紅白ベゲタミン飲んで寝ます。
北側の窓開けて寝たら寒いかな。


確かにここにいた

いやー驚いた。
ゲラ以外の仕事なんて全くするつもりなかったのに、インター直行じゃ芸がないと無意味に市内をうろうろ走っていたら、
「うわ、昔アイツこの辺に住んでたんだ」
ってことがわかった。新潮の新しい小説の主人公のことだ。
そして、仕事だのその時代のほかのことだのが一瞬にして理解できてしまった。
もちろんまだ、全体の構造はわからない。一部分が鮮明に見えただけ。
そこからは、一目散に高速を目指して最初のパーキングでメモをとりまくり、その喜びと勢いを伝えようと編集者に電話。朝10時だからいいだろう……と思ったが、完全に寝起きの声でちょっとトーンダウン。

新潟はとにかく暑くてびっくりだった。もうちょっと涼しくなったら、また行こう。今度はアイツの住んでいたあたりを、もっと歩きたい。
関越トンネルを抜けてほっとして、谷川岳PAでおいしい水を汲んだ。だんだん山から下りて来ると、夕立を約束する見事な積乱雲が出ていて嬉しくなった。
帰宅して、犬どもは喜んだが、ピーピーキャンキャンは言わず、落ち着いていた。やっぱりプロの手にかかると違う。


どこ行っても飲み屋で友達ができる

夕べはホテルの人がイチオシだったお店へ。小綺麗で、魚以外も何食べてもおいしい。そして瞠目の酒のラインナップ。(決して多いわけじゃなくて、内容が新潟にこだわらず、すごい)
そして「夏こそ燗」という、こだわりの店長の親友でもある常連のオッサン(と言っても一歳違い)と友達になりました。トマト談義などで盛り上がり、またすぐに来るから飲もうねと約束をして、店長が興味を示した牧野の酒も持ってくる約束もして、滅多にしない名刺交換まで。ほんとに楽しかったなあ。

ぐっすり眠って今朝は、二日酔いゼロ。
チェックアウトまで時間あるから、ゲラやるかな。(見直しを考えると、日程的にのっぴきならない)
今日新潟ー高崎で、明日は高崎ー立川って、どんだけクーペ走るんだ。
でも、私は走れそうです。


新潟にて、○と×

○ 高速千円でびっくり。道理でへたくそが多いわけだ。
× なんでまたそんな日に、月夜野インターまで下道で行ったのか。
○ そこそこ土地勘がある街なので、気が楽。
× なのに、見た目で自分のホテルだと思いこんで着いた場所が新潟県庁。
○ 家事から解放された。
× 休暇だの疑似入院だの言って結局、単行本のゲラをやっている。
○ 着くなり3時間寝た。夜もぐっすり眠れた。二度寝までした。
× 夜の気温25℃以上というのは私の文化にはない。アフリカかここは。
○ モンベルクラブのお兄さんが若い頃のコステロみたいでステキだった。
× 「牛ちゃん」という店を発見。看板の上のかわいい牛ちゃんの絵を見て、黙って旅に出たおかーさんが悪かったよ、と呟く。


松の廊下

洋風縁側で犬にかまっている最中、或は私がコーヒーや、夜なら酒を飲んでいるときに足元の畜生どもが余計なことをすることは、しょっちゅうある。いちいち怒っていたら身が持たない。そこで、ちょっと声色を変えて、
「松の廊下で、ご無体な〜」と言ってやる。
それでも聞かなかったら、
「茶右衛門殿、ここをどこだと心得る」
「お牛ちゃん、松の廊下ですぞ」
と言ってやる。
犬どもは、ふざけている人間が好きだから、もっと楽しいことがあるのかと思って、いらんことをやめる。
「ひかえおろう」「頭が高い(一度で座らなかったとき)」も別に熱心に教えたわけでもないのに、すぐに定着した。
今や、「座れ」と言うより「ひかえおろう」の方が打率が高いくらいだ。
だが、人前では恥ずかしいのでやりません。


母上さま、そう来ますか。

久しぶりに母に電話をした。
具合が悪くて休暇取れと言われたんだけど、その前に家のことでやるべきことが多くて面倒、と言うと、あっさり言われました。
「だから結婚しとけばよかったのよー」
しとけば、って後悔するほどの相手もおりませんでしたし、したいと思ったこともございませんよ。それに、ここまで来ちゃうともう無理。
って、説明をなんで躁病の娘がしなくちゃいないのか。
いやいやいや、そもそも結婚ってそんな、便利とかそういうことでするんですか、知りませんが。確かに父は家のことよくしてますが。
それに母上さま、私も商売柄、でたらめを書いたり架空の世界に出入りはしているが、
そんな、「バイクじゃなくて四駆にしとけばよかったのに」みたいに飛躍されちゃ、かないません。

それで思い出した、昔の母は私をフランス人と結婚させたがっていたのだ。別に候補者がいるわけでもなく理由は「フランスに行ったとき泊まる家があるから」。あの頃からぶっとんでいたのだ、母上さまは。

「作家の超然」について。悪いけどすぐ単行本になるから送るのは文芸誌じゃなくてそのときでいいかな、と言うと、
「あらまた過激なこと書いたのね」
いや、エッチなことは書いてないですから今回は。末裔もそうですが、一行もそんなの、ないですから! 書いてません!
「ばかもの」とは違うんです。
と、なんで力入ってるのか私は。
親に読まれたくない小説であることには違いないんだけれど。


全て、納豆よりはマシ

薬も増えたし、ベゲの赤玉も飲んだが、結局眠れず。
昨日の昼間も1時間半くらい寝ただけ。
夜明け前でもなんでも、少しでも明るくなれば散歩行こうと思っている午前3時半。(街灯とかそーゆーんはないからね、ウチのあたりは)

今回の躁はいつもの「クルマ欲しい病」が出ない。
欲しいクルマがない。アウトバックは欲しいけれど、別に今すぐはいらない。
そういや昨日、アルファ155がずっと後ろついてきて、こっぱずかしかった。

ブイヨン味のチャーハンにトマトを入れたら意外に旨かった。
タマネギと合う。卵とも合う。もちろん豚肉でもハムでもいける。
ぐじゃぐじゃにはしない。ざく切りにして最後にあっためる程度。
まあ、この時期のトマトはどう食べたっておいしいのかもしれない。

文庫本のゲラは一昨日、終わらせた。細かい表現とルビの部分で、思ったより直しはあった。
単行本の再校ゲラは昨日届いた。あれほど雑誌で詰めたというのに、フセンの数を見て吐きそうになった。
やるしかないけど。

どうして病院に入院しないか。
一つには、自殺企図がないからそこまでする必要がない。(念虜は何度かあったが、今はない)
1999年のことだったか、5ヶ月暮らした病院には入院待ちの人がたくさんいた。私も未遂のあと1ヶ月待った。
今だって、私よりも悪い状態の人が待っていると思う。
もう一つは、納豆ですよ納豆。
朝ごはんのおかずが、あの病院は毎朝納豆。納豆を拒否したら、手持ちのふりかけしかない。
納豆だけは全力で阻止したい私です。
ペっとシッターさんだの、ホテル代だの、初版部数まるで増えないくせに、原稿料なんて川端賞から増えないくせに、お金かかって仕方ないけれど、納豆よりはマシ。


いくつか、お知らせです。

医者から命じられた「入院相当の休養」のため、ご迷惑をおかけすることになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

・仕事に関するお問い合わせにつきましては、当面、新潮社を通して下さい。書籍担当の佐々木氏が窓口となってくれます。また、新規ではないお問い合わせに関しても、新潮社よりお答えする場合があることをお許しください。

・何度か、二泊三日程度の休暇、放浪を繰り返しつつ、戻ってきてどうしてもやらなければならない仕事だけをしようと思っています。出かけるタイミングは防犯上の理由、及びペットシッターの空きにもよりますので公表しません。

・『妻の超然』の発売日の変更等はありませんのでご安心ください。9/下旬です。

・【読者によるインタビュー】これは仕事ではなく、私にとっては楽しみですので、お気軽に。そしてお気遣いなく! 
8/31までお待ちしています。(アップする作業などはホームページの管理会社にお願いしていることですし)
ただ、リアルタイムでメールを見ることはできないかもしれません。ご了承ください。

・毎日の日記の更新ができない場合がありますが、ご心配なく。

・新潟及びその周辺で旨いお店をご存知の方、ご一報ください。


2時間睡眠で、通院に7時間。
眠気はないけれどそのかわりアタマが痛くて、路面の凸凹もアタマが拾う。咳なんかしたら痛いのなんの。

前回の躁鬱混合状態から、はっきりした躁状態に移行。
医師から「入院相当の躁病、自宅療養よりも、どこかに雲隠れした方がいい」とのこと。自宅では眠れなくても仕事はせずに、ベッドでだらだらしているようにとのこと。

帰ってきて薬飲んじゃったんで、
続きはまた、改めて書きます。


街道(けぇど)を行ぐ

2003年(つまりデビュー当初)から考えている小説に関して動きがあり、新潮群像文春で3本同時に動くものから動かして行く。また無茶するのか私は。

来年の書籍化だが『末裔』のゲラ到着。(見ておかないと忘れてしまう)
その前に『ばかもの』文庫再校ゲラ。(ごく細かいところしか直しはないはず)
明日は『妻の超然』のゲラ到着予定。「作家の超然」の初校含む。

仕事とは全く関係なく、実は今、企んでいることがある。
最近ふと気づいたんだけど、群馬の県道はどうも100番代がおもしろい。一桁はメジャーすぎ、二桁県道もやはり老舗の道(意外に狭くて路面が悪い道もある)、200番代は普段あまり見ないが、100番代は地味だがそれなりに主要な場所を通っている。もちろん知られた峠もあるが、へえっと思うような味わい深い路線(他の県道や国道と並行していたり)もあったりして、どうも気になるのだ。
全部走破してみたいな、と思った。何年かけてもかまわない。
どうせなら白地図とか買ってきて塗ったりしたいな。

今日は涼しいのでやっと料理をするつもりになり、肉や野菜をあれこれ買ってきた。昼はゴーヤチャンプルー。(49円のゴーヤを半分使用、半分はスライスして冷凍)。夜はドライカレーにしようと思う、ナスとかトマトが食べたい。

昨日も榛名神社に行ったんだけど、2、3時間あったらすぐに山に登っちゃうっていうのはいい気晴らしだなあ。今まで決まった道しか(はなくそ道と本気道と呼び分けている)通っていなかったが、もっと榛名の道も知りたい。


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