Diary

たわいない日記その2

主人公の名前が決まったので、肩が凝るまで原稿を書いてからスーパーへ。本日は98円均一。ほうれん草も小松菜もセロリもキャベツもレタスも98円。不揃いニンジン5本で70円、処分品のブラウンマッシュルームぎっしり入って80円。(店内放送か)
やる気があるので、久しぶりにカレーを作ることにしました。

犬というのはバカなようで、不思議と私の行動がわかる。病院に行く日は浮かない顔。飲みに行くときには憤慨。スーパーに行くときは興味なし、帰ってくると「サカナちゃんと買ってきてくれましたよね!」と念押し。(多分)

仕事に戻ります。


たわいない日記その1

朝起きたらやる気になっていた。体力も回復。
主人公の名前を変えようと思って朝の散歩の途中考えていたが、浮かぶものが、捨清、権平、藤輔、孫吉……いかん、止まらない。主人公は現代の二十代なのに。
ごくたまにFMで子どもの名前の相談がくるけれど、ホント私に言うのはやめた方がいいっすよ。

その2に続く(つもり)


鏡の中にあのヒトが

あたたかく晴れた。体も楽になったので掃除洗濯にいそしむ。
目出し帽をやめて買った青いポーラテックのネックウォーマーは耳まであげられて快適。患部に触れてもざりざりしない。でも鏡を見たらクッキーモンスターがいたので、お出かけに使うことは諦めた。

「下戸の超然」(12月7日売り「新潮」掲載)は、毎日アイドリングして細かいことを書き足してはいるけれど、なかなか進められない。次のステップは、集中力と体力(時間)を使うところなので踏切のタイミングを見ている状態。


秋子巻き

明け方から「下戸の超然」を書いている。
夕方「末裔」の再校ゲラが来るらしい。

久しぶりのちゃんとした雨で、右の首から、あご、ほほ、耳の中にかけて頭痛のような感じの痛みが続く。犬の散歩のように動いていれば平気だが、気になるのはじっとしているとき、すなわち寝るときと仕事するとき。暖めれば少し楽なので家の中で真知子巻き。そんな優雅なもんじゃなくてほっかむり。秋子巻きと書くと餃子巻きとか軍艦巻きのイメージに近いのか。マフラーやストールかぶってもロシア美人やイスラム美人とはほど遠い。そもそも美人とほど遠い。長時間は不安定なので本気で目出し帽が欲しい。だめですか。通報されますか。


寒かった

「下戸の超然」をぼちぼちとやる。


気象痛報

朝から茶色が悪さばかりするので散歩の途中「捨てるよ。牛くんだけ連れて帰る」と雷を落としたら、ちょっと効きすぎて家に帰ってきてもしょんぼりしている。仕方ないから外に出て行って和解。膝の上に座ってしばらく動かなかった。共感性に溢れる牛は一緒になっておろおろしたり、解決したらはしゃいだり、忙しい。

午前中に「末裔」ゲラを終わらせた。
精米、ドラッグストア、スーパーとはしごしたら疲れて、帰ってきて寝てしまった。

寒いので広範囲に痛い。調べたら雨の予報。天気がわかるカラダになったか。
せっせと風呂に入ってあたため、医師に教わった通りストレッチに励む。
夕飯がわりにすりりんごを食べた。北斗という品種、味も香りもすばらしい。気に入りました。


リンゴしゃくしゃく

五種類のリンゴを生産者の方からいただいてFMの人と分けた。箱を開けたときの香りがすばらしい。品種ごとの特徴も書いてあって嬉しい。今日から一個ずつ食べてます。(事前にマッサージの儀式を入念にやれば、最初痛いけれどあとはおいしくいただけます)。見てるかどうかわからないけど、どうもありがとう。
群馬というところは、野菜もほぼなんでもあるし、果物もかなりの種類がある。気候がさまざまなので同じ時期に多種多様なものが収穫されるところが豊かだと思う。大人になってから果物はあまり食べてないので何も語れないけど、季節のおいしいものがまだまだあるんだなあ。

とりあえず椅子は組み立てて満足(全然難しくなかった)。午前中は対談の補足原稿を書いたり、「末裔」のゲラをやったり、「下戸の超然」の資料を読んだりしていたけれど、変な時間に風呂に入ったらぐだぐだになってしまったので午後は寝ました。ちょっと疲れがたまってました。


組み立て前の椅子はすごい邪魔

この商売初めて一度もまともな椅子で仕事したことがなくて(一時期なんかキャンプ椅子)、商売道具なんだからちゃんとしたものにしろと家族友人編集者工務店にまで言われていました。そのうちねー、なんてへらへらしてたんですが、寄る年波と肩や首の凝りに耐えられないようになり、とうとうエルゴヒューマン買いました。
届いたでかくて重い梱包見て、組み立てる気なくなりました。

今日は野性時代に対談ゲラ送って、FMの音源準備して、FMへ。今日のセレクションは川俣惠さんの「ハトの歌」、おすすめ本は伊藤比呂美氏「伊藤ふきげん製作所」

昨日はグレたこと書きましたが、食前の耳下腺マッサージ、思ったより効くみたいです。がんばろー。


トオルくんかよ。

耳鼻科通院。
・視力はまだ変化するかもしれないが、一番早く落ち着く。
・末梢神経切断に伴うこわばりや凝り、耳の痛みなどは半年〜一年の単位で緩和。リハビリを行う。
・食事の痛みは、食前のマッサージと新しい薬で対応。
聞けばすぐに納得する答えが返ってくる。さすが名医、と感心したが……

新しい薬と聞いて名前も確かめず出てきて処方箋を見たらあろうことかテグレトール。十年来飲んできて、最近は抗うつ剤との兼ね合いを気にしながら少しずつ量を減らしてきたそのテグレトール。唾液分泌と関係あるのは知ってるけど、今現状毎日200mg飲んでるし、効かないっす、それ。

喩えて言えば、「前の人とちょっと合わなかったけど、ステキな人を紹介してくれるって言われたので楽しみにしていたら、ガキの頃から知ってる隣の家のどら息子を紹介されて、いやいやそいつ無理だから」というレベルのダメージ。
せめて3日くらい期待して暮らせる知らない名前の痛み止めが欲しかった。ブロック注射も打ってくれって思ってた。
なのによりによってトオルくんかよ。

この腫瘍の治療に関しては6月くらいからずっとポジティブに来たけれど。
薬でだめなら、よーし、マッサージで解決しよう、痛み消えるかもよ? とは思えない。
最低でもあと2週間は痛いってことなのか。一日三食だと52回あの口の中爆破されて穴があいて崩壊するような痛みを感じるってことか。(実際は痛みが怖くて飯が食えなくなってきている)
帰り道の下道50キロ、ちょっと、くじけた。


おかわりの心

ごはんの後あさましく地面を嗅ぎ回り、米粒一つ見逃すまいとしている犬どもに、
「オマエらには、ご馳走様という感謝の心はないのか」
 と、言うと、茶色が憤然として座り私の目を見て、
「おかわりの心ならあります!」
と言ったので、ひるんだ。(正確には、ごはんくれを表す口ぱくぱくを、何度もやった)
「おかわりですおかわりです!」と牛もまとわりついた。
おかわりはさせない。でぶは一家に一人でたくさんだ。今は痛くて食えないでぶだけど。

編集者の連絡が来たのが午後で、5時起きの私は集中力が切れてしまったので街に下りてメガネを取りに行き、接骨院に寄って戻るともう夕方の散歩。日照時間が短いので慌ただしい。
やっと「人のメガネで仕事をしているような疲れ」から解放されて、「末裔4」の仕上げをした。もう一度見直して脱稿。


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