Diary

ご一行六名様

来週末に、家族が来群すると言う。親夫婦、兄夫婦、姉夫婦、総勢六名。正月でも結婚式でも葬式でもないんだから分散してくれればいいのに、と思うが、頑として聞かない。七人乗れるクルマもマイクロバスも持ってないので、駅まで迎えにも行けない。バス停から歩いてくるのは、初めての人には無理。タクシーで来ると言う。大丈夫なのか。なんだか憂鬱だ。
七人分の料理はがんばれば何とかできるかもしれないが、食器がない。フォークもスプーンもない。飯だって三合までしか炊けない。いっそ七輪を一個買い足して、紙皿と割り箸で庭でバーベキューでもやった方が世話ないかもしれない。雨が心配だけれど。
四人くらいまでならちょうどよく出来てる家なのになあ。

今日は、昼に食べたナストマトパスタが敗因、眠気に負けた。


木々のある生活

今日は植木屋さんが来て、コブシ、百日紅(さるすべり)、柚子の木を植えてくれた。好きな木ばかり、とりあえず3本植わって嬉しい。生け垣は外構工事が終わってからになる。あとの庭木は様子を見ながら。緑は欲しいけれど、いきなりたくさん植えるとジャングルになっちゃうので。
今日は小雨、埃がたたなくてありがたいが、雑草はこれを機にわんさか芽を出すだろう。牛犬が初めて小屋に入って寝たのでほっとした。

4月1日に出し方がよくわからなかった段ボールがガサばっていて、どうしても明日の朝、出してしまわなければならない。クーペじゃどう考えても無理だ、ということで、整備士の友人が車検上がりのティーポを持ってきてくれた。助かった。


くたびれやした

引き続き疲労困憊。ずっと続いていた外構工事も駐車場のコンクリを打ってもらったので養生するのみ。あとは今週、造園屋さんも入って、郵便ポストも多分来て、屋内の残工事も二つくらいで終わる。今まで現場に住んでいるみたいで気が張ってたけど、やっと、ほっとしつつあるのかな。

しかしどんなにくたびれていても散歩には行ってやらねばならぬ。
夕方の散歩は、一匹ずつにしてみた。残された方が胸が張り裂けるような声でいつまでも叫ぶのが聞こえて参ったが、一匹ずつ行けば両方とも全然引っ張らない。飼い犬らしくこっちをちらちら見ながら足もとを歩けるではないか。今までの苦労はなんだったんだ。そして帰ってからの表情、動作の生き生きしていること。


「砂の女」

犬小屋が二つできあがって、茶色は入るけれど、牛は昼寝するためのステキな日陰ができたと思っているようだ。朝、散歩のために出ると、中に入れてやった毛布が外でぐちゃぐちゃになっており、二匹の鎖もからまっていた。夜中に毛布を使って激しく遊んだことが推測される。

私は毎日が砂埃との戦い。自分で持ち込む分もあるけれど、窓からも入ってくる。毎日フローリング用のモップの紙を何度も取り替え、ダスキンで仕上げる。それでも翌日にはまた、床は白っぽくなり、机の上はざりざりになる。

今日は、なんか疲れがどっと出てしまった。


犬小屋とカレー

この一週間、全く雨が降らなかったので助かった。今日は絲的サバイバルでもお世話になったキャンプ仲間の人たちが犬小屋を作りに来てくれる。
そもそも外で生まれて、屋内にも犬小屋に入った経験のない犬どもなので(雨のときはガレージに入れてもらったそうです)、ちゃんと入るかちょっと心配。

昼ごはんはカレーとコールスローサラダを食べてもらうことにした。ただのカレーじゃつまらないので、鉄砲ぶちの人からいただいた猪肉のカレー。猪は煮込めば煮込むほどおいしいので、いいんじゃないかと思う。どうなることやら。
ああお腹へった。


ポストはどこだ

午前中散歩、ゴミ出し、掃除、洗濯などのあと、引越の案内状の宛名書きをした。すぐに出したいが、そういえば、最近ポストって見てないなあ。
買い物に行ってあわただしく飯を食い、新潮を少し読んでこれから映画「ばかもの」の脚本のチェック。

夕方、朝日新聞(本社)来宅。5月のbeに掲載するエッセイの打ち合わせ。仕事関係来客第一号。


朝はまだ寒い

午前中、毎日のエッセイ(次回分)と朝日のエッセイを書く。午後、今後のFMの選曲など。
夕方はFM。セレクションは小野リサ「ムーンライトセレナーデ」。おすすめ本は河合隼雄「子どもの本を読む」
あれこれ振り込むものがあるので、FMの前に銀行に寄らなくちゃ。

犬たちは死んだように寝ている。黙って出かけるけど、留守番頼むよ。


絲山家弱小散歩部

「おいワン公」
と、工務店の社長。
「朝から眠くっちゃだめだろー」
茶色犬はしぶしぶ起き上がって「すんません、ブカツがきつくって、そのあと飯食っちゃうとつい」みたいな顔をしている。牛犬は聞こえないふり(社長が怖い)。

私も散歩部に入って健康的になってきた。


元気なときの通院

通院日。夜明けを待って犬の散歩、ごはん、あわてて出発。
ふつう、引越鬱というのは引越後に現れるものなので、「取り越し苦労ですかね」と話すと、医者は「取り越し苦労するのもあなたの才能のひとつですよ」と言った。たしかに小説を書くというのは、小説の世界のなかで取り越し苦労をすることでもある。
環境が変わったため、薬の増減はなし。


犬見酒でれでれ

今日は、犬を見ながらあれこれ仕事をして、残工事の業者さんがたくさん来て、知人も来て、夕方の散歩(まだ引っ張るけれどとりあえず「止まーれ」と「行くよっ」は二匹とも覚えた)のあとは洋風縁側にキャンプ椅子持ち出して犬見酒。
そうだ。ウチは無線LANなのだった、と、仕事部屋からパソコン持ち出して縁側で仕事してたら、いつの間にか犬どもはごろごろ寝て、プロレスして、また寝てる。昨日来たとは思えないリラックスぶり。
嫁二匹が来て、自分も新しい生活パターンを一から始めている感じだ。


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