Diary

漂泊の犬連れ文士

朝3時から「本の雑誌」の連載エッセイ。6時半に仕上げて送る。この時間に一つ済ませると一日がすごく楽になる。
これで当面の締切は「作家の超然」一本に絞られた。

今日はいい天気で、泥舟状態だったティーポがよく乾いた。
でも、本当にこのクルマで行くのか。
エンジンはかかるけど、明日試しに少し乗ってみるけど、大丈夫なのか新潟キャンプ。
もし帰ってこられなかったら……テントも七輪もあるから漂泊の文士にでもなりますか。(パソコン持って行かないくせに)

躁病の方は、一日中タコメーターがレッドゾーンみたいな状態は脱した。
クルマ欲しい熱も消えた。
一日一食が続いていたが、今日は二食おいしく食べられた。
まだ、ときどき激しい感情が出る。躁の感情は楽しそうなだけではなく、怒りや悲しみも非常に強く出る。
買い物に行って町から帰るとき、夏休みみたいな空と山があんまりきれいで泣きそうになってしまった。
30分前に出てきた自分の家の方向見て泣くかよ、と思うが、そんなこともある。
でも、本当にこのくらいで済ませることができるんなら、つらい苦しいと言っても40度の熱を出すのとそんなに変わらない。


泥舟船長

病気のせいでもなければ、アウトバックに浮気されたティーポがイジワルをしたわけでもありません。
私の不注意です。
この豪雨の中、昨日からサンルーフ開けっ放し。
雨にかからない場所もあるのに、なぜか昨日に限って屋根のないところに突っ込んで停めてました。

幸いなことにウチは傾斜地なので、電気系がある前はシートがびたびたになっただけで、ダッシュボードもアクセルまわりも全く濡れずに水は後部座席の足元に全部たまっていました。
40ミリか、50ミリ。雑巾とかの範疇ではありません。雑巾入れたら浮いてました。
プラスチックの皿で汲んでは捨て、汲んでは捨て。
沈む船にそっくりでした。

雑巾と新聞紙と手拭で仕上げて、今は屋根の下で乾かしています。
私はもうへばって笑えませんので、代わりに笑ってください。


牛犬の日記

宮沢けんじのまねをします。

雨にもまけず風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけぬじょうぶな体をもち
みんなにデクノボーといわれいつもニコニコわらっている
そういう犬にわたしはなりたい

わたしは「ぐんぞー」や「しんちょー」はむずかしくてきらいですが宮沢けんじのおはなしの動物たちとは友達になりたいです。
おかーさんは「ぶんしゅん」にごはんを作るらしくて忙しそうです。

いとやま うし


楽観できない

夜中からテンション高く、不自然なほど気分が明るいので外出禁止とした。鼻歌あり、食欲なし、疲労感全くなし。
ただ機嫌がいいだけなら問題にならないが、この状態が壊れたときの着地の仕方が怖い。人に迷惑をかけたり、キレたりするのが怖い。なにより7月上旬の「超然」の仕上がりに影響するのが怖い。

「よしなよ」と言って止めると思っていた欧州車乗りの友人が「いいじゃないですかアウトバック! まじでいい! メロンパンよりいい!」と言い出し、いろいろ調べてくれる。ドンピシャが来たらおしまいだ、と思っていたが逆輸入は極端にタマが少ないらしく、結果的には様子見となった。
右ハンとか新車でいいんだったら買ってたかもしれない。(新車は値段的に無理だけど)

服薬の調整のため、主治医に電話。とりあえず抗うつ剤を休むようにと指示。その次の「おまじない」の中身も聞いているが、1週間以内にもう一度電話で状況を報告、相談することになった。


アウトバック症候群

このところかなりテンションが高くて、疲れもせず二日酔いもなく飯の回数が減り、スバルのアウトバックがものすごく欲しくなってきて、こりゃ躁っぽいなあと気になってたんだけど、幸いディーラーに出かける前にたまってた疲労がきて今日はぐったり。「超然」の細かいところをメモする程度で殆ど寝てました。
ちょっと今週は警戒しつつ行動したいと思います。

それにしても、アウトバックいいクルマですね。使い勝手よさそうなワゴンで、逆輸入で左ハンドルも探せないことなくて、何より冷房が効く。
家では冷房なしでやってますが、クルマはこの時期やはりつらい。根本的に20世紀のイタ車は冷房が弱いですから、窓全開で、水温とにらめっこして渋滞したらヒーターかけてことさらに涼しい顔を作り、信号待ちともなれば必死で日陰を確保するのがつらいのです。
まあこの時期だけで、秋口になったらそりゃティーポでいいに決まってるんですけどね。


食うのも仕事(だからだよ!)

止んだと思って散歩に出たらまた雨が降ってきた。
私「降ってきたよ。帰るか?」
茶「降ってません」
牛「降ってません」
私「田んぼ見てみな、たくさん降ってるよ」
茶「あれはアメンボです」
牛「あれはガガンボです」

モノカキのエンジンがいい感じで回ってるので、7月締切の絲的モノ道具を書きはじめた。
本日の予定は、来週の文春のレシピ取材のための買い物。試作につぐ試作。試食につぐ試食。そして散髪。
余裕があれば「作家の超然」もブン回す。

毎日着るからカッパがもう1セット欲しいなあ。


「末裔」本日入稿

「末裔」最終回脱稿。

ラストシーンのイメージは連載を始める前から浮かんでいて、どうやったら繋がるんですかと言われていたんだけど、間違いないと思っていたら本当に繋がりました。
具体的な文章は今日まで知らなかった。自動筆記状態でびっくりしました。自分が書いた気がしない。
ともあれ、群像担当者のOKも出てめでたく締切2日前入稿となりました。
細かい直しはゲラでやっていきます。

お祝い要員は、雨なので退屈して転がってます。
起こして万歳させよう。
(ちゃんと犬メシも作ってあるのだよ)


人がサッカーのとき高校野球なやつ

昨日は高校野球の地区予選組み合わせが発表になったので、FMの後、飲み屋で野球の話してました。
群馬大会は今年もすごい。一回戦なのに決勝みたいな組み合わせがあったり、有名ではないけれど最近強くなってきて目が離せないところがあったり、高校野球ファンの常連さんと妄想を語り合っているだけで楽しくて、あっという間に夜中になっちゃいました。
今年は時間作って球場に見に行きたいなあ。


コールスローサラダで一品増やせ!

気圧が低いせいかここ数日、食べるのが痛い。
痛いながらも、この時期のおすすめはコールスローサラダ。これは大量に作った方がおいしいような気がします。キャベツとニンジン、ピーマン、ハムを千切りにして(スライサー使えばすぐできる)フレンチドレッシングと多めのマスタードで和えて冷蔵庫に入れておくだけ。冷たくてきれいでおいしい。サラダだからなんでも合うけど、特に朝、トーストと一緒に食べると嬉しくなる味。
最近またぶくぶく太りだして、そうだサラダだ、と思ったんだけど、よく考えたら牛も馬も草だけであんなに大きくなるんだよなあ。今の私ならセルロース分解できるような気がする。

「末裔」24枚。今回は30枚はいかないと思う。書くべきことは殆ど書いたので、あとは表現を磨いて仕上げていく段階。

夕方FM。セレクションはパブロ・クルーズ「ワールズ・アウェイ」(このバンドを思い出すために半日費やした)、おすすめ本は伊坂幸太郎「重力ピエロ」。


セネガル気候

今日の高崎はセネガルみたいだった。
私が行ったときの南部、カザマンス地方はこんな感じで一日に何度も雨が降った。
朝は大雨。それから照りつけて蒸し風呂状態、風が吹いて今度はたたきつけるような吹き降り。雨が上がると爽やかな天気。気温最高で30℃くらい。
夕方はぐっと涼しい。だからシャワーを浴びたらブーブー(民族衣装)をさらりと着るとちょうどいい。

昨日の日記の「どこの街だろう」というメールを何通かいただいております。引き続きお待ちしています。


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