Diary

初日は大収穫

仙台に来ています。いやー都会だなあ。

文春の「離陸」の相談はとても貴重で充実した時間でした。お話を伺っているだけで小説のいろんな部分が見えてきて、ずっと膠着状態だったものが動き出す感じでした。長いものなのでもちろんすべてが解決したわけではないけれど、よく知らない分野のことを教えていただけて、本当によかったです。

その後、4年くらい前(?)にお会いした書店員さんに挨拶しようと訪ねたら、すごくいい資料と美味しい飲み屋さんを教えてくださいました。

今日は群像の連載の街の取材、といっても下調べみたいな感じで記憶にあるところを見に行ったり、図書館や市役所に行って早い時間に帰ろうと思います。

旅に出ると犬の散歩がなくて楽だなーと思ってたら、夢に出てきました。二匹で一発芸に挑戦してたけどあんまり面白くなかった。


押し迫るってそもそも

来週、音源を持って行かなければならないので、12月のFMの選曲をしている。去年はセレクションでマンボかけたし、大晦日のエンディングは「いい日旅立ち」だった。
暮れというものは「押し迫ったり」「押し詰まったり」するのである。それってなんだよと思う。夏だろうがお彼岸だろうが年度末だろうが押し迫ったりしない。すごい権力行使だな暮れ。だからこそ、12月の選曲はさりげなくかっこいいものより、印象が強いものがいいかなあと思う。小説書いてるときよりもずっと季節のことを考えていて(日没時間とか)、でもベタな押しつけにならないかあれこれ悩むのが楽しい。1軍2軍を入れ替えながらやるのにiTunesは確かに向いているけれど、タイトル思い出せない曲はどうにもなりません。たまには局のレコ室で名曲探ししたいなあ。

犬は二匹とも元気です。牛はいつもニコニコしているが、茶色は気分に波があって表情にすぐ出る。最近は上機嫌。つけあがってるなあと思っても、犬には「釘をさす」ということができない。現行犯で捕まえて叱るしかない。なんかやらかしそうな気配がぷんぷんしているんだけど。ああ、こいつらも私に迫ったり、体を押し付けたりしますがそれは「押し迫る」とは言わないのか。


原稿いじくりまわしてちっとも捗らないのに一日あっという間。

ネギとか豚コマは明日でいいけど、A4の紙だけは買っとかなくちゃ。


休み明け、曜日の感覚がない

昨日一日寝てたので、久々にやる気横溢。限界感じて死んだように寝る以外の休みって、ないなあ。

起き抜けに新潮の原稿に少しまた手を入れる。タイトルがまだ決まらない。

デビュー当初から画策しているけれど(7年越しかい!)、筆力が足りなくて書けなかった文春の『離陸』は、去年の入院時に新展開を思いついた。自分にとっては奇抜すぎる案でどうしたものかと思っていたが、これについて、ある方が会ってくださるとのことなので相談しに行く。それが今週の仙台出張。『離陸』の舞台はあちこちだけれど、仙台ではない。自分の考えのまとめと、お話を聞く準備をする。

仙台を舞台として書きたいのは群像の新連載。まだ主人公の姿もおぼろげだが、テーマは決まっているのでそこをなんとか掘り下げていくつもり。

「三つ小説を同時に立ち上げる」というと大袈裟に聞こえますが、洗濯しながらコトコト煮込みつつ洗い物したりするのはふつうじゃないですか。会社員だったときのやり方だと、見積り書と旅費精算を催促されたら1時間以内で仕上がるような状態までにしておいて、電話とりながら急ぎの苦情報告書を書いてるとかそんな感じ。

 

【追記】エラそうなこと言って洗濯物干すの忘れました。大して仕事もすすみませんでした。


今日は犬の散歩とメシの支度以外、寝ておりました。


傘地蔵の季節

先日の打ち合わせの懸案事項を朝、書いてみたけれどどうも確信がない。改稿して書き直しかなあ。

昨日、近所の方からお庭の柿を傘地蔵でいただいたので(帰って来たら玄関の前に置いてあった)、今日ウチの庭の柚子をお持ちした。不在だったのでこちらも傘地蔵してきた。みんなが「傘地蔵」と呼んでいるかどうかは知らないが、よくある習慣。北関東以外でも、どこでもあるのかな?

今夜は美人母娘のお宅で集う、そこにも「猫又」や「もぐら」といった動物系(?)焼酎と、群馬の地酒あれこれとともに、ここでも柚子持参。


やっぱり便所の神様

昨日の打ち合わせ、詳しくはわからないんだけれど、新しい大事な要素がいくつか出てきた。やっぱりトイレから出て来るたびに大事なことが閃くので、仕舞いにはトイレに行くのが恥ずかしくなる。

鍋は豚しゃぶにしようと思っていたが、あちこちからいただいたキノコがあったのを思い出して(ナラブサ、原木椎茸、大きいナメコ)豚入りキノコ鍋になった。新潮の編集長は、以前からキノコ運とお天気には恵まれている。逆に群像の編集者は、10回以上群馬に来てくれてると思うんだけれどいつも天気が悪い。「私、一度も榛名見たことがないんですけど」と言われたときにはびっくりした。浅間や谷川ならとにかく、榛名はすぐそこである。

今朝の最低気温は3.4℃。さみーから7時まで寝坊。朝食は昨日の鍋ダシで煮ぼうとうをいただきました。午前中、仙台出張のペットシッターの契約。夕方FM。セレクションはダウンタウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコヨコハマヨコスカ」、エンディングはロバータ・フラック「キリング・ミー・ソフトリー」、おすすめ本はかこさとし著「富士山大ばくはつ」。


うわ祝日か

「し」のつく言葉の日。シラバス(授業計画)修正。資源ゴミ。食糧調達。仕事。新潮社打ち合わせ。しゃぶしゃぶ(豚ですけどね)。しかしその前にシャワー。そして祝日。

祝日ってことは、打ち合わせの続きをやりながらご飯を食べられる町中の店は全部お休み。いいよ鍋でもやるから、と思ったがなんと家に酒がない。いつも行く酒屋もお休み。参ったな。焼酎かワインでもいけるかしら。

朝晩寒い。今夜というか明日の明け方は6℃まで下がるそうな。昨日、お手伝いさんにストーブを出してもらい、灯油も買って来てもらったのは大正解。


風が冷たかったけどすばらしい天気。榛名が紅葉しているのが下からでもよくわかる。

午前中の2時間、お手伝いさんが来てくれた。彼女が一生懸命やってくれてると、こちらもやる気が出て仕事がはかどります。人柄なんだろうけれど、いてくれるだけでモチベーションが上がるってすごい。


年末進行のその前に

午前中、小説の続きをやって午後は法政の授業計画を作成、送付。

文芸誌の校了が明けたので、あれこれ日程を決める。新潮、群像打ち合わせは日程を押さえた。来週の仙台出張は文春同行、私は一泊して翌日は群像の取材。出張といえばペットシッターの依頼もしなくてはならぬ。アルファ146の納車の日がまだ決まらない。その前に保険会社。クルマは私事だけど、そのほかは今からやっておかないと、あっという間に皆様年末進行に入ってめためたぎちぎちになってしまうし(今年は私自身は連載ないからいいけど)、こちらも『末裔』の再校ゲラが来るとそうのんびりもしていられないので。

バーネット・ニューマンは歳を取る前に行ってきます。146に慣れたら犬連れて実家にも行きたいところだけれど、小説次第だなあ。とりあえず庭の柚子と、ご近所の次郎柿のお裾分けを宅急便で送っておきました。

実家ではニート時代から今に至るまで、ほんとに一行も小説が書けないんですわ。今思いついた仮説、実家の近所に大先輩の偉い作家がお住まいなので、私みたいにデンパ拾って書いてる作家は、大先生のオーラの中で手も足も出ないのではないだろうか。(そんなアニメみたいな話があるかよ)


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