2010/10/3 日曜日
今朝は道普請(道路の草刈り)。何があっても絶対に出なくちゃいけない行事。
今度の土曜が高崎のサイン会だけれど、翌日は町内大運動会。リレーと綱引きにエントリーしていたら、町内会の偉い人がわざわざいらして「スプーンレースもぜひ」と言われたので、人数足りなかったらそっちも出ます。今朝、犬の散歩で誰もいないところに行ってかるーく走ってみました。短距離をゆるく走っただけです。全力疾走なんかしませんよ、危ないもん。今から走り込みなんかしたら絶対どこか痛くなるし。
これから、今度のFMで紹介する本読みます。音楽の選曲は苦労しないんだけど本を選ぶのは結構憂鬱なんです。
2010/10/2 土曜日
昨日は3社4時間の新刊取材でくたくた、今日は犬の散歩して寝てました。
日本初のバーネットニューマン展を12月までやっていると知り、美術に詳しい知人と一緒に行くことにした。来月になるかもしれないけど、すごく楽しみ。千葉は遠いイメージがあるけれど、ニューヨークよりは近い。私はパリのポンピドーセンターで何枚か見て以来になるのかな。ポンピドー自体は4回渡仏で30回くらい通った。20年以上前のことだけど、すごく好きでびしっと覚えている。
2010/10/1 金曜日
稲刈りの終わった田んぼにサギの群れが来ている。大群ではないが、30羽くらいいるだろうか。鳥が好きな牛犬は興奮して近寄ろうとする。サギが飛んでも嬉しそうに、羨ましそうに見ている。「おかーさん、あれはなんの鳥ですか」「サギだよ」「クリスマスにください」「おまえにクリスマスなどない」
立川通院の日もそうだったが、出かける日はすぐに茶色にばれてしまう。大人になってしつこく甘えなくなった茶色だが、出かける日だけはどんと膝に座り込んで動かない。「おかーさん、出かけるんでしょ」「うん」「前に、犬は家族じゃなくて家来だって言いましたよね」「うん、言った」「家来だったらお供させてください」「家来のくせに無理を言うな」
どうしたらこいつら、機嫌よく見送ってくれるのだろう。
その昔、半年おきに芥川賞だの直木賞だのの候補になっては落ちていたので、半年に一度は二日か三日かけて各新聞社の個別取材を受けていた。連日四時間とか取材を受けてふらふらになった。あまりにも常連化して記者ともおなじみになり、聞かれる内容も短時間で済むようになったので、「記者会見方式」を提案して採用された。聞くところによると、これ、今でも使われてるらしいです。
そんなやり方を作ったこのワタクシが、今度の新刊では延べ4日、8社(1社除いて新聞系)の個別取材を受ける。久しぶりだから仕方ないのか。そのうちこの不細工な面が、皆様のお宅に届く新聞に載るかもしれません。今日は東京に行ってきます。
2010/9/29 水曜日
立川通院。日の出が遅くなってきたので散歩してから出かけるのはやや慌ただしいものの、ここ数ヶ月で一番気持ちよく通院。睡眠時間が大幅に伸びたことを報告。処方も再発前とほぼ同じになった。
高速を走っているとき、「あったら怖い覆面」というくだらないことをいつも考える。(私だけじゃないよね?)赤帽さんに似せた覆面がめちゃめちゃな加速で追いかけて来るとか、恐怖のユニック車、まさかのADバン梯子のっけ(←実はこれ速いんです。朝の関越では一番速い)、とか。遠方のナンバーってのも騙されるなあ。仙台とか大阪だったら8ナンバー見落として追い越しかけるかもしれない。どーでもいい話ですが、宮崎ナンバーと高崎ナンバーは紛らわしいです。
クーペは10万6千キロ。立川通院の回数が多かったり、富山、新潟取材に行ったりしたためだけれど、またオイル交換かってくらい乗ってる。ティーポの後釜の車は、程度のいいのを探してもらっています。今回はすごく好みってわけじゃないけどまあ許容範囲で、珍しくもなんともないクルマなのですぐ出て来ると思います。
2010/9/28 火曜日
昨日は牛犬の伸びしろを見て驚いた。道に落ちていたカカシのニオイが嗅ぎたいんだけど、怖いから腰が引ける、シッポ下がる、嗅ぎたいから頭が前に出る、でも後ずさる、後足踏ん張ったままおそるおそる前脚が出る、そんなこんなやっているうちに「こんな長い犬だったのか!」ってほど、伸びた。猫は伸縮自在なイメージがあったんだけど、犬があんなに伸びるとは。
今朝も雨。誰も散歩してないくらいの雨。ベランダでメシ食わせて遊んでやって行きたくないなーと思いながらコーヒー飲んでたら、前触れもなくばたばたっと二匹が座って「殿、何卒散歩を!」「お願いでございます!」。いつも時代劇ごっこやってるのでこういうタイミングと態度にはとても弱い。仕方ないので最短コースをまわってきた。
今日はエフエム行って新刊のプレゼント本にサインして来ます。あとはまた家で、はかどらない小説を悶々とやることになると思います。
2010/9/27 月曜日
キース・リチャーズの夢を見た。なんとランチに招かれる夢。
「オレ二日酔いで頭痛いから、あんたのその小さいクルマ(クーペ)乗り回して来ていい?」
と言われて有頂天。しかも夢だから都合良く日本語で喋ってくれる。ちなみにキースのクルマは、今まで見たことないほど美しくてかっこいい紫色のオープンカーでした。そのあと、一緒に来ていた母がお庭のバラをいただくことになって(図々しい!)、庭を掘り返していたら、ホラーなものがいっぱい出てきて大騒ぎになった。「そーゆー人なんだから仕方ないよ」と私が母をなだめていたとこで目が覚めました。
現実でいいことないから夢に逃避するってのはわかるが、なんでイヤな終わり方するかね。そしてなぜ親を連れて行く!? 残念ながらギターは弾いてくれませんでした。
2010/9/26 日曜日
2時に起きて寒いと思ったら10.9℃。寒いはずだ。でも庭のケモノは全然平気。朝の散歩でよく行き会う、家庭菜園をしているおじさんに「野菜大丈夫ですか」と聞いたら「大丈夫。かえって涼しくていいみたいよ」と答が返ってきてほっとした。
人間と、動物と、植物とは、きっと気温や季節のセンサーが違うんだろうなと思う。人間は弱いから、すぐあたたかいものを食べたがる。歩きながら「おでん、グラタン、粕汁、おでん、グラタン、粕汁」と唱えていて、買い物に行くのが面倒なので本日の二食は鶏肉と有り合わせの野菜やきのこをホワイトソースで和えてグラタンにしました。
仕事は、ここ数日は時間がとれるので、新潮の新作と『末裔』の初校ゲラをやるつもり。
2010/9/25 土曜日
空気が澄んですばらしい天気、山もよく見えた。
「ひっつき虫」がなんという植物なのかわからないが、まだ青い「ひっつき虫」がうじゃうじゃなっているのを見つけた。冬になると茶色が必ず三つか四つくっつけてきて、取ってやるのが日課になる。茶色と牛は一緒に生まれた姉妹だけれど雑種だけあって毛質が違っていて、牛がひっつき虫をつけてくることは滅多にない。その上、茶色はいつも薮の中を歩きたがり、牛は道の真ん中を歩きたがる。茶色はステップの犬で牛はサバンナの犬、と私は理解している。