Diary

出かける日はバレる

稲刈りの終わった田んぼにサギの群れが来ている。大群ではないが、30羽くらいいるだろうか。鳥が好きな牛犬は興奮して近寄ろうとする。サギが飛んでも嬉しそうに、羨ましそうに見ている。「おかーさん、あれはなんの鳥ですか」「サギだよ」「クリスマスにください」「おまえにクリスマスなどない」

立川通院の日もそうだったが、出かける日はすぐに茶色にばれてしまう。大人になってしつこく甘えなくなった茶色だが、出かける日だけはどんと膝に座り込んで動かない。「おかーさん、出かけるんでしょ」「うん」「前に、犬は家族じゃなくて家来だって言いましたよね」「うん、言った」「家来だったらお供させてください」「家来のくせに無理を言うな」

どうしたらこいつら、機嫌よく見送ってくれるのだろう。


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