Diary

お里帰り

今日から二匹は犬の実家へお里帰り。
クルマに乗せると茶色は好奇心50%、嬉しさ30%、不安20%という感じ、牛は怖さ100%で涎だらだら。(まだキャンプは無理か)
あと200メートルくらいのところで、茶色が故郷を嗅ぎつけて、表情が変わった。窓から突き出した鼻先がちゃんと実家を向いている。

5月末に、家庭訪問を受けたときには喜んでいた母犬が、今回は唸る、怒る(攻撃はしない)。忘れちゃったのかな。茶色と牛は怒られてもお腹を出したり、這いつくばったりしてすり寄っていく。
母犬と兄犬は毛づやがよくて、触って気持ちいい。食べているのはうちと同じドッグフード。量が足りないのかな。

よしずの陰の気持ちのいい場所に繋がせてもらったら、二匹ともすっかり寛いでいた。
軽く近所を散歩して私が帰ろうとすると、茶色がご機嫌な顔で「またきてねー」と尻尾ぶんぶんで見送っていた。落ち着かなくて鳴かれるよりいいけれど、一人で帰る私はちょっと寂しかったよ。

帰ってきたらゲラが二カ所から来てました。


夏が通り過ぎた

立川の精神科に通院。腫瘍の手術について経過と結論を報告。先生は外科手術と精神科の治療の違いについて面白く話された。片道2時間半のドライブで笑いに来たみたいだった。
肝心の診察の方は前回の減薬がうまくいったことも含め、
「今の様子だと躁うつが来そうな感じはないですよ」と太鼓判を押してくれて、ほっとした。

運転していたら「下戸の超然」の、主人公の周辺のことが降ってきたので、急いで帰って書いた。文体らしきものも見えてきた。

家の前でカブトムシのメスが家の前で死んでいた。
散歩に行って、3種類のトンボを見た。
いつも散歩で行き会う人が「夏が通り過ぎちゃったんねー」と言った。ほんとにその通りだと思う。

茶色は昨日はしゃぎすぎて「そんなんじゃ連れて行かないからね(お里帰り)」と、小学生が親に言われるのと同じことを私に言われた。牛犬は今頃になってやっと5月頃に生やした薄茶の冬毛がほぼ全部抜けてさわやかな牛カラーになった。


くだものをかいに

朝、北海道出張のテントなどを発送。
午後、北海道でお世話になる方々へのおみやげに果実農家の店へ。試食で食べたプラムがびっくりするほど美味しくて、詰め合わせを実家にも送った。

夕方、少しだけ「下戸の超然」(新潮)を書き始める。


末裔(2)脱稿

2時に起きてだめで、3時に起きてだめで、4時に起きて漸く原稿に取りかかり、犬の散歩の他はぶっ通しでやって11時半に原稿を仕上げた。
(ちなみに締切は20日)
原稿を送ったら集中力が切れて、たまっていた疲労が一気に来た。
メシ食って、ゆっくりぬるい風呂に入って、キャンプ荷物を作っていたら編集者から連絡があり、細かい部分数カ所の指摘が入ったため改稿。明日入稿予定。

お盆だから飲み屋もやってないなと思っていたら一軒だけ開いていると情報があったので、久々に「下山」して飲むことにする。
お犬様、早いけれど散歩はいかがですか。それとも庭で大暴れあそばされますか。


選挙どこ

病院のことでほっとして眠くて仕方がないんだが、そうも言っていられない。
「末裔」を書く。ちょうど2/3まで来たところ。

選挙葉書が来た。
群馬県では毎度のことだが、広大なこの町内で投票所がどこにあるのかわからない。小学校とかなら調べればわかるけれど、さすがに「大字」の集会所はどこにも出ていない。
市のHPを見るが、怖れていた通り地図上に「集会所」以外の文字が何もない。要は畑と住宅しかない。地形からウチの近所でないことははっきりしているが、どのあたりかはわからない。神社もないし川もない、もちろん信号など元からあるわけがない。
仕方なく選管に電話をすると「一般のお宅の角を最後に曲がるんですが、看板をどこに出すか今の時点ではわかりません」多分近所まで行けば、クルマが停まっているんだろうけれど。

以前はセミにびびっていた牛犬だが、最近は捕まえてばりばり食べてしまうようになった。力関係を不等号で表すと、
かかし>牛>セミ
となる。
この暑いのにわざわざ日なたに転がって熟睡しています。オマエは爬虫類か。


名医登場

腫瘍の件。
今日の通院で、名医に診てもらえた。
禿先生ではなく、髭先生だった。
前回初診の先生からこちらの意向はしっかり引き継ぎされていて、検査結果を持って行くと、あっさりと9月下旬に手術することになった。
全身麻酔の手術なので前日に入院、約一週間のスケジュールとなる。

病名は神経鞘腫。耳じゃないやつなので、ググってもあまり出てこない。
3ヶ月間、あーでもないこーでもない、あれはできないこれもできないと言われ、あちこちほっつき歩いていたが、不安を何年も持ち続ける心配がなくなった。
後遺症は声涸れと嚥下障害が予想される。
程度については手術してみないとわからないとのこと、出ないかもしれない。
十分考えつくしたので、覚悟は出来ている。

べろを切ったときは食えなくてつらい思いをしたので、今度は入院前にしっかり飲み食いしておく。
体重も8キロ減で落ち着いているので、3キロくらい増やしてもいいでしょう。


「末裔」第二回原稿をやる。量的には半分を超えたくらい。週末にしっかりやらないと終わらないな。

夕方FM。おすすめ本は井伏鱒二「山椒魚」、セレクションはアンディ・パートリッジ「ドント・レット・アス・バグ・ヤ」我ながら変な組み合わせだと思う。オープンスタジオはお盆でたくさん人が来てくれた。(なんか、正月もそんなこと言っていた覚えがあるな)

FMで待ち合わせをして、若い衆が犬の散歩に来てくれた。結構脱力していたのでとても助かった。


毎度、八百絲です!

昨日は、週刊文春レシピ取材でした。

二回分(掲載時期は後日、「トピックス」に載せます)やったのでテーマはオクラ料理、オーブン料理、それぞれ二品。
1.オクラ料理
・オクラと有頭甘エビのリボンパスタ、アンチョビソース
・オクラのドライカレー

2.オーブン料理
・鶏と夏野菜のグラタン、長芋ホタテソース
・ラムチョップ、アイスプラントとプチトマト添え

一つ一つは難しくないんだけれど、四品用意して取材を受けて話すというのは、かなり大変だったので、母に手伝ってもらえて助かった。
青果市場の友人が届けてくれた野菜は鮮度も味もいいものばかりでした。(長芋以外は群馬産)
たくさん来たのでウチのサービスヤードは「八百絲」状態でした。
オクラは地元産、スーパーにある沖縄産とは鮮度がまるで違うので、みずみずしさ、歯ざわりがとてもいいです。(近所でいただいたオクラも新しくておいしかった)片品産アイスプラントは塩味のある緑の野菜で、形がとてもきれいで、食感もいいのでつけ合わせによかったです。月夜野のプチトマトも驚くほど旨みがありました。

今日は昼前に母が帰って、そのあと残り物を食べてずっと寝てました。
茶色と牛は昨日大げんかをして、その後微妙に不穏な空気が流れています。難しい年頃です。
散歩行ってきます。


お母さんの足元

体調が悪いんだけど、寝ているとパラパラと思いつくことがあって、ベッドにパソコン持ち込んで「末裔」の第二回を書いている。

夕方はとても散歩に行けそうになかったので、庭に犬を放した。母は(汚れないように私のカッパ上下を着て)おおはしゃぎ。盛り上がっている母の足元を見たら、片足にサンダル、片足はスリッパでした。久しぶりにみっちりかまったので犬どもは大満足だった。


かかしって怪しいヤツだ

牛犬、朝の散歩でかかしにビビって吠える。茶色犬はかかしに飛びつきたがる。
午後から母来宅、バス停までクルマで迎えに行く。(そういう場所なんです)
母は犬に使い古しのテニスボールをお土産に持ってきた。牛ばかりかまうので、茶色が少し妬いて歩きながら妄想の一人遊び(虫だか鳥だかに噛みついているふり)をしていた。後半リードを交換して解決。


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