Diary

昨日は午前中「離陸」、昼から薬屋、切符の予約、銀行など用事を済ませつつ東京へ。新幹線のなかで新潮の短編2作のゲラ。なんかもうこの時点であれこれやりすぎ。

東京に行った目的は、池田政治先生の展覧会(東京芸大)。未発表の作品や映像もとても面白かった。そのあと大学時代の友達の店でごはん食べた。

帰りの新幹線で、もし群馬に来ていなかったら、私は今頃どこに帰ってたのかなと思って不思議な気持ちがした。いつもの代行さんと楽しく喋って家に着いて、犬どもを庭におっ放して見上げた星がおっかないくらいきれい。

今日はくたびれてくたびれて、どうにも集中できなくて参っている。一旦寝るしかないか。「離陸」は明日まで。同じく20日締切の「妻の超然」文庫ゲラは発送した。


読み聞かせに行ってきました

友人から誘われて、市内の小学校の絵本の読み聞かせのボランティアグループに参加しました。朝の15分間を使って行われているものです。私は4年生のクラスで「はせがわくんきらいや」を読んだのですが、みんなとても集中して、いろんな表情で考えながら聞いてくれました。ふだん小学生と会う機会がないので、とても新鮮でいい経験になりました。毎回うまくいくとは限らないとのこと、また新年度に挑戦したいと思います。

本を読む前に子供たちに(正確ではないけど)こんな話をしました。

世の中にはいろんなひとがいます。みんなのお父さんとお母さんもそれぞれ違っているし、友達同士も違いがあると思います。「相手の身になって考えよう」「人にやさしくしよう」と言われるけれど、これは子供でも大人でもとても難しいこと。では、どうればいいか。「心の筋肉」が必要だと思います。「心の筋肉」は目には見えないけれど、スポーツの筋肉と同じです。最初はできなくても練習して筋肉を鍛えれば、鉄棒ができるようになったり、走るのが速くなったり、スキーができるようになります。心も同じように力がつきます。「心の筋肉」をつける方法のひとつが本を読むことです。本は勉強と違うから、すぐに忘れてしまってかまわない。いつか必要になったときに思い出すこともあるかもしれない。本のことは忘れても、みんながいろんなことを考える力になればいいと思います。

【補足】これはあくまで、子供たちに世界のすぐれた本を紹介するという前提のものです。私が小説を書くときにはそういうことは何も考えていません。それに私も人の気持ちがわからなくていつも悩みます。その点ご理解いただければ。


榛名も赤城もよろれいほ〜

立川通院。「今年は計画的に休暇を取ることを目標にしましょう」と先生に言われる。実は今、プラン考えてます。眠剤は前回半分に減らして、ちゃんと眠れるのでそのまま。

帰りの関越道はすばらしい景色。「榛名も赤城もよろれいほ〜」「谷川、武尊もよろれいほ〜」と唄いながら帰ってきたら妙なテンションになってきてやばかったです。インター下りたら元に戻りました。

これから仕事。夜は上毛新聞新年会。


朝の散歩は町内路面凍結で「このひとよくすべるなあ」って目で犬に見られた。スウェーデン軍の長靴じゃだめでした、スパイク長靴をはくべきでした。夕方には溶けたので尊敬のまなざしが戻ってきた。

今日は「離陸12」の調べ物をしながら書きすすめる。夕方文庫ゲラ。夜は豚汁の残りとあさりの炊き込みごはん、まだ炊けてないけどにおいだけで酒のつまみになりそう。


夜7時から朝7時まで12時間眠った。仕事は「離陸」と「妻の超然」文庫ゲラ。みぞれが雪に変わって、寝ているうちに庭が白くなったので牛犬が驚いたようにあちこち見まわしていた。

雪が降るとなんで静かなのか、調べたらtenki.jpの過去の記事で、雪の結晶の間のすき間が空気の振動を吸収するため音が届きにくくなる、また雪が積もっているときには地面に反射する音も雪の中に吸収される、とあった。音とか光の性質って調べると面白いです。


朝、「離陸」を少し書く。それから来月の上毛取材の下見で下道170キロ。あたたかくていい日だった。今度FMでもかけますが、最近トムロビンソンバンドばっかり聴いてます。


半年以上放置であまりにも理不尽でドタキャンで建設的な提案全否定だったがわりと冷静に全部終わった。そのあとあまりにもくやしいので、われ泣きぬれて犬とたわむれたら犬が露骨に「しょっぺーっ」って顔して水飲みに行った。


小説現代での「絲的こわいもんなし」は、1月22日売り2月号までとなります。今後のエッセイをいつからどこででやるのかについては、近日中に詰めます。正式に決まり次第またお知らせします。

新潮で2本入稿したスキに文庫「妻の超然」の再校ゲラ。午後は「離陸」を始めるつもり。


いい年して徹夜

久しぶりに原稿書いて徹夜しました。切羽詰まっているわけではなくて、書くのが面白くてとまらなくなった。1時間仮眠とって午前中は「街道を行ぐ」を書いて送った。午後「神と増田喜十郎」を一応最後まで仕上げて(入稿前に直せと言われるかもしれないけど)送った。あたまいて−。散髪行ってさっぱりリラックスしてきます。


アウト・オブ・サイト

東京芸大の池田政治先生の本「アウト・オブ・サイト」が届きました(東京芸術大学出版会刊)。先生自身の言葉で語られるこれまでの活動や創作への思いは読み応えがあります。私もエッセイを寄稿させていただきました。退任記念展は東京芸大で22日まで開催中(19−20は休館)です。

「神と増田喜十郎」がかなりすすんで2月売りの新潮で「忘れられたワルツ」と2本同時掲載の目処が立った。あとは「街道」を明日までに仕上げます。「離陸」は明日か明後日からやるつもりです。

クーペフィアットが12万キロ突破しました。調子はすごくいいです。


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