2004/7/2 金曜日
さすが恩師である。高校時代の国語の先生に先日川端賞の授賞式に来ていただき、約20年ぶりにお目にかかった。そして昨日送られてきたのは、先生が編纂した大学入試用の漢字練習帳。PC慣れしてしまって、恥ずかしいほど漢字が書けなくなってしまった私の喉元にずばっと来た。ネット徘徊の時間を削って漢字練習、しようかなー。(きっとこの日記を読んだ方の9割までが、言うだけでやらない方に賭けると思うけど)
2004/7/1 木曜日
前にも書いたが、子どもの描いた絵のカレンダーを貼っている。先月はサム・フランシスかと思うような豪快で涼しい絵だった。描いた子はサム・フランシス知らないと思う。今月は魚釣りの絵で、海の中には美味しそうな魚やカニがうようよいる。「僕」とお父さんがボートから釣り糸をたれているが、さて釣れるんだろうか、とわくわくさせる絵である。
文春にて文學界と打ち合せ。今週は三社制覇、営業かよ。最初の頃は、出版社に何を着ていけばいいんだろうとか思っていたが、もう最近はだらだらで「海の家の姉ちゃん」の格好でどこでも行く。どこぞの編集長あたりがアロハ着てたりすると、おっ相性いいじゃん、みたいな。
2004/6/29 火曜日
新潮社にて日経WOMANのインタビューと、単行本打ち合せ。インタビューの掲載は9月だが、ちょうどゲラが仕上がっていいタイミングなので早めに予定させていただいた。
巨人戦の日だけはなるべく予定を入れないようにしてきたが、この三連戦は今日しか見られない。なのにラジオを聞きながら眠ってしまう。少し夏ばて気味かもしれない。
2004/6/28 月曜日
講談社と取材、打ち合せ。低級外車で乗りつける。前回講談社に行くとき汐留料金所付近で故障したので、雪辱を果たした思い。「今日は大丈夫でしたか?」とあちこちで聞かれる。人騒がせな車だ。
小さな取材だったが、思わぬ収穫があった。資料についても相談してあれこれ揃えていただく。当初書き下ろしの予定だったが、単行本に先立って群像10月号に掲載されることになる。
行きは首都高が混んでいて1時間半以上かかったのに(それでも定刻よりやや早めに到着)帰りは40分そこそこで帰ってきてしまった。
2004/6/27 日曜日
登場人物の名前は勘で決めてきた。迷うと野球選手から盗んだりもしたし、女優のリストを検索したこともある。作品が増えて登場人物も増えてきて、困って講談社に相談したところ「人名読み方辞典」という素晴らしい本を送ってくださった。名字編と名前編が別れている。電話帳の他に、こんな秘密兵器があるのだ。
って、すぐネットにアップしたら秘密じゃないじゃん。今日は、いつもの店で仕事。
2004/6/26 土曜日
授賞式は緊張したが、大好きな津島佑子さんから賞を贈呈されたことを、ずっと忘れないだろうと思った。津島さんとは二次会で、そして辻原登さんとはパーティーと三次会でお話ができて大感激した。パーティーは気後れするだろうと思っていたが、大量名刺交換で気後れしている暇はなかった。新潮社はじめ各社の担当編集者が場慣れしていない私にいろいろ気遣って下さってありがたかった。あまり話は出来なかったけれど恩師や友人が来てくれたのは嬉しかった。(くす玉、胴上げはなかったです、念のため)ともあれ、これで一区切り。
居候と一緒に帰って今日はのんびりした。
2004/6/25 金曜日
川端賞授賞式、パーティ(三島賞、山本賞と併せて行われる)。お洒落をするのはこっ恥ずかしいし(まだそんなこと言ってるか)、たかだか髪の毛や化粧のために2時間も3時間もとるというのはアホみたいだが、ありがたい式のためなので、3分で化粧して原稿書いてた方がいいとか言わずにがんばってみる。お迎えのセルシオでオークラへ。多分帰りが遅くなるので、ご報告することがもしあればまた明日。
2004/6/24 木曜日
先日から野球界が大変なことになっている。選手会にとっては、今回の件は選手会のあり方を決めてしまうほど大きなことだと思う。個々のチームのファンクラブはあっても、野球全体としてファンの意見を伝えるしくみはない。それで、選手会HPを見て、思うところと激励のメールを出した。
そしたら、翌日来たんだよね、返事が。もちろん返信フォーマットなんだけれど、古田の書いたちゃんとした文章だった。しかもナベツネネタのオチまでついていた。引用はしないけれど、内容といい、事務局のレスポンスの速さといい、ファンを大事に思う姿勢が伝わってきて感激した。
私自身、芸能人とかには興味がないし、野球選手であってもサインを貰って喜ぶとか全然ピンと来なくて、だから自分が初めて本にサインするときにも相当気後れした。「古本屋に売れなくなる」とか「本を私なんかの汚い字で汚すのはなあ」とか思っていたけれど、貰った相手は喜んだりするのかな、と少しだけ思った。
2004/6/23 水曜日
朝、NAVI試乗最終回。半年で合計9台乗ったことになる。凄い車に乗せて貰えることも嬉しかったが、初めての連載ということで得たことも多い。なに総括してんだか、過去形ではなく苦戦は8月の校了まで続くのだ。
試乗が早めに終わったので、いつも行く店で講談社の書き下ろしを書きまくる。今は睡眠時間削ってでも書きたい。(長続きしないけど)