2010/11/7 日曜日
昨日一日寝てたので、久々にやる気横溢。限界感じて死んだように寝る以外の休みって、ないなあ。
起き抜けに新潮の原稿に少しまた手を入れる。タイトルがまだ決まらない。
デビュー当初から画策しているけれど(7年越しかい!)、筆力が足りなくて書けなかった文春の『離陸』は、去年の入院時に新展開を思いついた。自分にとっては奇抜すぎる案でどうしたものかと思っていたが、これについて、ある方が会ってくださるとのことなので相談しに行く。それが今週の仙台出張。『離陸』の舞台はあちこちだけれど、仙台ではない。自分の考えのまとめと、お話を聞く準備をする。
仙台を舞台として書きたいのは群像の新連載。まだ主人公の姿もおぼろげだが、テーマは決まっているのでそこをなんとか掘り下げていくつもり。
「三つ小説を同時に立ち上げる」というと大袈裟に聞こえますが、洗濯しながらコトコト煮込みつつ洗い物したりするのはふつうじゃないですか。会社員だったときのやり方だと、見積り書と旅費精算を催促されたら1時間以内で仕上がるような状態までにしておいて、電話とりながら急ぎの苦情報告書を書いてるとかそんな感じ。
【追記】エラそうなこと言って洗濯物干すの忘れました。大して仕事もすすみませんでした。
2010/11/5 金曜日
先日の打ち合わせの懸案事項を朝、書いてみたけれどどうも確信がない。改稿して書き直しかなあ。
昨日、近所の方からお庭の柿を傘地蔵でいただいたので(帰って来たら玄関の前に置いてあった)、今日ウチの庭の柚子をお持ちした。不在だったのでこちらも傘地蔵してきた。みんなが「傘地蔵」と呼んでいるかどうかは知らないが、よくある習慣。北関東以外でも、どこでもあるのかな?
今夜は美人母娘のお宅で集う、そこにも「猫又」や「もぐら」といった動物系(?)焼酎と、群馬の地酒あれこれとともに、ここでも柚子持参。
2010/11/4 木曜日
昨日の打ち合わせ、詳しくはわからないんだけれど、新しい大事な要素がいくつか出てきた。やっぱりトイレから出て来るたびに大事なことが閃くので、仕舞いにはトイレに行くのが恥ずかしくなる。
鍋は豚しゃぶにしようと思っていたが、あちこちからいただいたキノコがあったのを思い出して(ナラブサ、原木椎茸、大きいナメコ)豚入りキノコ鍋になった。新潮の編集長は、以前からキノコ運とお天気には恵まれている。逆に群像の編集者は、10回以上群馬に来てくれてると思うんだけれどいつも天気が悪い。「私、一度も榛名見たことがないんですけど」と言われたときにはびっくりした。浅間や谷川ならとにかく、榛名はすぐそこである。
今朝の最低気温は3.4℃。さみーから7時まで寝坊。朝食は昨日の鍋ダシで煮ぼうとうをいただきました。午前中、仙台出張のペットシッターの契約。夕方FM。セレクションはダウンタウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコヨコハマヨコスカ」、エンディングはロバータ・フラック「キリング・ミー・ソフトリー」、おすすめ本はかこさとし著「富士山大ばくはつ」。
2010/11/3 水曜日
「し」のつく言葉の日。シラバス(授業計画)修正。資源ゴミ。食糧調達。仕事。新潮社打ち合わせ。しゃぶしゃぶ(豚ですけどね)。しかしその前にシャワー。そして祝日。
祝日ってことは、打ち合わせの続きをやりながらご飯を食べられる町中の店は全部お休み。いいよ鍋でもやるから、と思ったがなんと家に酒がない。いつも行く酒屋もお休み。参ったな。焼酎かワインでもいけるかしら。
朝晩寒い。今夜というか明日の明け方は6℃まで下がるそうな。昨日、お手伝いさんにストーブを出してもらい、灯油も買って来てもらったのは大正解。
2010/11/2 火曜日
風が冷たかったけどすばらしい天気。榛名が紅葉しているのが下からでもよくわかる。
午前中の2時間、お手伝いさんが来てくれた。彼女が一生懸命やってくれてると、こちらもやる気が出て仕事がはかどります。人柄なんだろうけれど、いてくれるだけでモチベーションが上がるってすごい。
2010/11/1 月曜日
午前中、小説の続きをやって午後は法政の授業計画を作成、送付。
文芸誌の校了が明けたので、あれこれ日程を決める。新潮、群像打ち合わせは日程を押さえた。来週の仙台出張は文春同行、私は一泊して翌日は群像の取材。出張といえばペットシッターの依頼もしなくてはならぬ。アルファ146の納車の日がまだ決まらない。その前に保険会社。クルマは私事だけど、そのほかは今からやっておかないと、あっという間に皆様年末進行に入ってめためたぎちぎちになってしまうし(今年は私自身は連載ないからいいけど)、こちらも『末裔』の再校ゲラが来るとそうのんびりもしていられないので。
バーネット・ニューマンは歳を取る前に行ってきます。146に慣れたら犬連れて実家にも行きたいところだけれど、小説次第だなあ。とりあえず庭の柚子と、ご近所の次郎柿のお裾分けを宅急便で送っておきました。
実家ではニート時代から今に至るまで、ほんとに一行も小説が書けないんですわ。今思いついた仮説、実家の近所に大先輩の偉い作家がお住まいなので、私みたいにデンパ拾って書いてる作家は、大先生のオーラの中で手も足も出ないのではないだろうか。(そんなアニメみたいな話があるかよ)
昨夜、寝る間際に主人公が来て、すごいことを言った。一言だけだったけど、思ってもみなかったことでびっくりしてその後もどきどきしていた。眠れなかったら書こうと思ってたけどぐうぐう寝て、朝起きてからばーっと書いた。悩み続けたタイトルも決まるかもしれない。もう今日の仕事これで終わりでもいいくらい。
2010/10/31 日曜日
おでんの言い分はこうだと思います。「だって、おまえから好きだって言ってきたんだろ」確かにその通り。
恋もおでんも最後は大体こんな感じです。かつてはあんなに愛し愛された時期もあったのに、すっかり飽きてしまった。捨てるにはしのびない、勿体ない。だって私のおでんだし。たくさん作らないとおいしくないし。でも余ったおでんを見るだけでため息。どーにもなんない気持ちです。
でも完食してしまえば、幸せな第二の人生が待っている、すなわちカレーうどんのダシ。これはもう、おでんのダシが最強。ネギと豚肉はちょっと炒めちゃったりして、缶詰のカレーを入れて片栗粉で調整してスパイスをぱぱっとやれば、生まれ変わります。「やっぱりあんたじゃなきゃダメ。一緒に暮らしててよかったよ」と言えます。
今日はだらだらしますよ。だらだら小説書きます。行き詰まったら昼間っから風呂入ったりして、そしてまた小説。ちっとも休みじゃないじゃん。
2010/10/30 土曜日
群馬県立点字図書館での講演会。質問、感想もたくさんいただけて、とても楽しい雰囲気となり、嬉しかったです。
これでキャンギャル月間(誰のどこがギャルなんだ)も終わり、本来の仕事に戻ってしばらく静かに暮らします。年内に、遠出がまだ3件あるけれど、それはまた別の話。
飲みに行こうかと思ったけど、帰って来て落ち着いたらくたびれちゃったので早寝します。