Diary

クーペと冬瓜

今朝は4時までかけて選曲、そのままゴミ出しとか散歩とか。午後、修理から帰って来たクーペで前橋へ。重心の低さもトップからの加速もなつかしい。2ヶ月離れてた恋人がいい男になって戻って来たみたいで、やばいテンションになりかけたが自重して銀行で粛々と支払い。今月も真っ赤な赤字だ。中央郵便局で群馬の切手を買おうとしたらほぼ売り切れ、軽井沢行きの手紙を出す分は足りた。エフエムに音源を届けて、美味しいコーヒーを買いに行ったら、手作りの辛味噌(キュウリにつけてもナスと炒めてもすごく美味しい)と冬瓜(冷たいおでんにすると最高)をいただいた。


躁は楽しくありません

強い躁のとき、人と無防備に会ったり喋るとケンカになるとわかってはいたのだが、やっぱり母親と電話でケンカした(あとで謝りました)。
昨日は朝からとにかく掃除、それに普段は敬遠してるスクラップやCDの整理もやけに捗って、ロドピン飲んで16時から21時まで寝てそこからまた掃除とか家電拭いたりとかで日付またいでも全然終わらない、眠剤飲んでも眠くならない。
  
躁はちっともいいものじゃないです。本当に気をつけていないと、人間関係も仕事も家計もぶっ壊します。そこを今回、無傷で(連載止まってるけど)なんとか社会復帰したい。明日は乱買行動の代わりに銀行回ろうと思っています、あと電球の予備買うとか。
  
小説を書きたいのに書こうとしても妙に興奮するばっかで全然手につかない。
法政の授業でも言ったけれど、病気の狂気と芸術の狂気は全く別物、中学生の頃やけに狂気に憧れたけど単なるバカでした。
それでも「離陸」が終わったあとに新潮ではじめる連載小説(掌編と並行)のタイトルだけは決まりました。「薄情」です。冒頭だけ書いた。
  
毎日暑いけれど犬どもはとても元気です。茶色は犬小屋の下に深い穴掘って涼しい顔で出てくる。牛は暑いは暑いんだろうけれど、そんなことよりも生きてるのが嬉しくて仕方ない様子。昨日はチーズやったら狂喜乱舞していたけれど、実はそのチーズにはフィラリアの予防薬が仕込んであるのだよ。


1GBと16GB

1GBのiPodシャッフルの初代を久しぶりに聴いたらすごくいい。入っているのはXTCばっかりで、あとはソフトボーイズと若干ブリティッシュ、若干ニューヨークパンク、少しだけトモフとピーズとストーンズ。
1GBなのにこれが16GB(ほぼ満タン)のiPod nanoよりずっといい。
なぜだろうと考えたら、シャッフルは都内に住んでいるときに入れたのだった。今、音源を買うのはロッドスチュワートでもカーズでもキンクスでも100%エフエムの選曲のためだ。もちろん好きな音楽ばかりだしエフエムの仕事もすごく好きだけれど、シャッフルで聴いていてなにかが違う。仕事を思い出してしまう。
  
容量の問題って、私が地方都市が好きで、町村はもっと好きで、そういうことと関係あるのかな、わからないけど。
  
好きなことを仕事にしたらすり減る。アウトドアも料理もそうだった、大好きな群馬のことも仕事にしすぎたらすり減ってしまう。でもそれではいけない。戻らなければ。野反湖も、神津牧場も、吹割の滝も、地蔵峠も大道峠も昭和村の農道も。もう一度プライベートでふつうに楽しめるようにならなければ。
  
エアコン故障のクーペ・フィアットが2ヶ月ぶりに戻ってきた。だけど運転する体力がない。お盆が明けて少し涼しくなったら出かけたい。
小説書きたいという気持ちも強くある。だけど躁鬱混合状態がひどく、それでも午前中はまだ動けるけれど(躁が強ければ掃除もできる)午後は死なないだけで精一杯。


甘楽町について

昨日は甘楽(かんら)町のまちづくりシンポジウムでした。「甘楽の美学」というタイトルのスピーチをして、そのあと町長、地域代表、国交省、専門家の方々とともにパネルディスカッションに参加しました。以下、少し町のことを紹介します。
   
甘楽町小幡地区は江戸時代の織田宗家の城下町で、きれいな水の流れる雄川堰、小堰(水路)が張り巡らされた美しい街並みを見ながら歩くのがとても楽しいところです。群馬県内でも他の町とは違う武家文化の美学と、そして観光地特有の俗っぽさがみじんもない、住むひとが何百年もの間大切に思い維持してきたことが感じられるとても清潔な印象の町です。
そして圧倒されるのが楽山園という庭園。私は素人だけどここは日本一好きな庭園です(二番目は彦根城のお庭)。一歩ごとに変わる風景に、400年前の織田の殿様の哲学を想像したり、もしかしたら日本庭園は盆栽の逆かもしれない、とも思います。
アプローチはクルマなら上信越道が便利ですが、新幹線で高崎駅から上信電鉄に乗り換えて上州福島駅からレンタサイクル(もちろんタクシーでもいいんですが)も旅を満喫できると思います。
  
自分でも8月のピークは昨日に設定していたので、かなり躁っぽく熱く語ってしまったかもしれないです。けれど、会場でお目にかかった方が皆さん笑顔で声をかけて下さって嬉しかったです。
今日は反動でへばってます。庭が草ぼーぼーなんだが、なんともならんです。
   
  


8月7日ビタミンカフェ

リクエストがあったフォーク特集。10代から50代まで聴いていただいている番組ですが40代〜の反応メールたくさんいただきました。おすすめ本は伊藤比呂美著「犬心」でした。

4時OP  岬めぐり 山本コータロー&ウィークエンド
セレクション 黒いカバン 泉谷しげる
22歳の別れ 風 
サルビアの花 もとまろ 
4時ED いちご白書をもう一度 バンバン 

5時OP 我が良き友よ かまやつひろし 
生まれたところを遠く離れて 浜田省吾
冬が来る前に 紙ふうせん 
結婚しようよ よしだたくろう 
神田川 かぐや姫 
5時ed 遠くで汽笛を聞きながら アリス


命の恩犬

水曜日は文芸季評の原稿を仕上げるために午前0時から10時間もかかってしまった。午後エフエム(曲目リストはあとで書きます)。番組そのものは無事に終わったが鬱状態から無理にテンションを上げたため、帰宅後躁鬱混合となり、激しい焦燥感と強い自殺念慮に襲われた。
理屈では病気の症状とわかっていてもいてもたってもいられない状態で、信頼できる友人に話を聞いてもらい、やっと3時間ほど眠ることができた。26時間起きてたんだな。
木曜朝も犬を見て大泣きしてしまいさすがに茶色に気づかれてしまった。変な顔をして足元からどうしても動いてくれない。牛はいつも通りはしゃいでいた。犬のおかげで命拾いしたので午後の猛暑手当には美味しい豆腐に貴重なサバ缶をつけてやった。(こっちは朦朧としてたけど)
主治医が夏休みのため、主治医のお弟子さんでもあり何度か仕事でお世話になったこともある別の精神科医にイレギュラーながら相談してアドバイスをいただき、私にとっては強い鎮静効果のあるロドピンを頓服し、一日身動きできない状態で休んだところ夜になってやっと少し落ち着いた。今、読売のゲラを戻したところ。
お盆前のお忙しい時期だというのに、諸連絡、お礼状等遅れておりましてすみません。


昨日は片品村で9月イベントについての作戦会議。立派なとうもろこしを宿に届けて下さった村の方、どうもありがとうございました。一泊して今朝帰って来て、明日締切の読売の季評。18時現在でなんとか7割まで書いた、引き続きがんばる。


今月の仕事(メモ)

エフエム
上毛「街道を行ぐ」取材、原稿、来月の準備
読売文芸季評
甘楽町 まちづくりシンポジウム
片品村、みなかみ町ほか打ち合わせ
文學界「離陸」
新潮掌編
ライナーノーツ
新潮新連載の打ち合わせ、構想
   ***
7月まるで働けなかったから仕方ない。
締切8件+上海出張があった去年の8月よりはマシか。


火曜日は通院後実家に寄ったらへばってしまい、昨日は一日寝たきり。今日はエフエムの選曲と読売季評。明日は上毛取材。


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