Diary

犬だけが

3/25発売のビッグ・コミック・スペリオールの「Like a Rolling Cassette」という音楽のコーナーにインタビューで出ます。お相手はあの湯浅学さん。取材そのものは去年12月に済んでいるのですが、ゲラを見たら茶色と牛の写真も載っておりまして、これがまあカメラマンのお兄さんにむかっていい顔をすることすること。プロの腕前ということならば、私だって美人に映ってもいいのですがそんなことは全然なくて犬だけがいつもよりずっと可愛く映っている。興味のある方はどうぞ。

夕方FM。おすすめ本は野田秀樹「21世紀を信じてみる戯曲集」。セレクションはナナ・ムスクーリ「コム・アン・ソレイユ」、エンディングはタック・アンド・パティ「ドリーム」。


鮭と春菊のスパゲティ

色がキレイでこの時期嬉しい。タマネギをオリーブオイルで炒めて皿にとっておく。その後のフライパンで鮭を焼きながら大きめにほぐす。刻んだ春菊を入れて炒めすぎない程度でタマネギを戻す。1分短く茹でたスパゲティとゆで汁少々を入れ、さっと混ぜてできあがり。好みでマヨネーズ。

誰も知らないし、知りたくもないだろうけど、私が寝るとき一番落ち着く姿勢。横向きで膝を曲げ、肘から先を前方に伸ばして手首は下げる。これって幽霊のポーズだ、と思ったら可笑しくて起きてしまった。眠れないとき試してみてください。甕棺墓の夢が見られるかもしれません。


藤岡藤巻と新橋で飲みました

数年前に藤岡藤巻のお二人と対談したとき「オヤジ小説書きます」と宣言したのが『末裔』を書いたひとつのきっかけで、110ページあたりにその影響が露骨に出ています。今日はお礼かたがた本を進呈しに行ってきました。お会いしたのは久しぶりでしたが、めちゃめちゃ楽しかったです。

しかし午後7時の新橋烏森口、オヤジが多すぎて迷彩というか保護色というか藤岡さん、藤巻さんが全く見つからない。ほどなく電話があって「あ、いたいた」って言われるんだけど、すぐそばに現れるまで全く見えませんでした。


一人鍋にジンクスはあるのか

下りて来るのにはいくつか種類があって、例えば「ばかもの」や「海の仙人」のラストみたいに映像が見えるやつ、「エスケイプ」や「末裔」のように言葉だけ来るやつ(これが一番多い)、そして「逃亡くそたわけ」や「愛なんかいらねー」みたいに登場人物が突然喋り始めるやつがある。

手作り味噌、ネギ、キノコ類、白菜という頂いた品々があったので、昨夜は豚みそ鍋にした。美味しいんだけど一人鍋ってツマンネと思ってちびちび飲んでたら突然、「不愉快な本の続編」の例のヤツが喋りだして、延々それが続いて、途中で編集者に電話したり心配事を解決したり仮眠とってもまだ続いて、聞きながらメモしていたら結局A414枚分喋った。

一人鍋にしたら登場人物が喋ってくれるってジンクスがあるとしたらやだな。キャンプならまだしも、家じゃほんと退屈なんだもん。

 

昨日の答。1.季節は変わって来てる「わけ」なのに(筈なのに) 2.なんなん(なんなの?) 3.たんびたんび(たびたび、そのたびに)


下の文章に三カ所群馬弁があります。

梅は五分咲き。隣のキジは毎朝鳴くし、ヒバリは狂ったように飛びながら囀ってるから季節は変わって来てるわけなのに、毎日マイナス4℃とか5℃とかって、なんなん? この寒さ。今朝も用水路がガチガチに凍っていた。用水路だから当然勾配はある。流れている水が凍るというのはいかなることか。もしも物理ができたら、水量と流れの速さと時間あたりの気温低下の関連を調べてこれを数式化できるのか。でも私に物理が出来るという「もしも」は無理なので、多分一生理解できないんだろーな。

人間だからそういうことを考えて用水路を覗き込むんだけど、茶色は「こういう日には用水路に雀はいない」ということをわかっていて、いつもならたんびたんびに立ち止まって探すのに今日は用水路には目もくれず、代わりに工事用パイロンでジムカーナをやろうとして一言怒られた。

風が出なければ、屋上物見台でひなたぼっこしながら仕事するかな。


ヒマナツリ

今日は曇ってて風が冷たくってさみー。昼間は原稿やってました。

夜は釣りでさんざんお世話になった「山のおかあさん」と二人で雛祭りワカサギフォンデュします。北海道の友達曰く「暇な釣り」。


午前中は家事、買い物など。午後、FMのサイン本作りと番組打ち合わせ。帰りに文具店で事務用品の補充。仕事は夜。

4月から1年間、法政の客員教授という仕事をするんだけれど、一方で町内会の班長の順番も回って来てしまった。番長ではなく班長なので、お間違いなく。


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