Diary

風邪でふうらり

咳がひどかったが葛根湯を飲んだらタバコが吸えるようになった。私はタバコさえ吸えれば、鼻水が出ようが熱が出ようがかまわない。咳が一番困る。思考が止まる。
午後、小説すばる打ち合わせ。第三回もなんとか書けるみたいな気がしてきた。
それと、絲的の次々回ですごい試みをしてみるかもしれない。まあくだらないっちゃあくだらないんですけど取り組んでみます。


咳をしても

都内も関越もすいていて、夕方五時に群馬の家に着いた。雨はすっかりやんでいて虫の声以外なにも聞こえない。
タバコもろくに吸わないのに咳が止まらないのは風邪かなんかだろう。大したことはない。風邪薬はなくても眠剤ならあるし、いざってときのためにタンカレーのウォッカも冷凍庫に入っている。今日は寝袋だが近日中に掛け布団を買いたい。


手書き派

先日、教員をしている友人と話していて、彼が一切メモをとらないということに驚いた。論文のことなどで閃いても、家まで覚えて帰って、それから直接パソコンに打ち込むという。
私はとても覚えていられない。殆どの着想はまずメモ帳に書く。小説の最初の方や核になる文章は外でメモ帳に書きなぐったものをパソコンで清書する。清書しているうちに新しい展開が見えてきて、パソコン上ですすんで行く。見えてこなければプリントアウトしてそこにまた書き込む。原稿用紙こそ使わないが、私は手書き派なのだ。書きかけ原稿とメモ帳を持参しないとどこにも行けない。それで、私のカバンはいつもでかい。


野菜水切り器

実家へ。前から欲しかった野菜の水切り器をもらう。紐をひっぱるとくるくるまわって野菜の水が切れるというもの。サラダにも炒め物にもありがたい。しかしながら、これがものすごくでかいのだ、一番大きなサラダボウルよりもでかい。どこにしまおう。冷蔵庫か?
馬具でも買おうかと思って馬具屋へ行くが、なんとなく手が出ない。
あとはもう、眠くて眠くて。


ロビン・ヒッチコック対談報告

昨日の対談は、本当に心が震えるような、すばらしいものだった。ロビン・ヒッチコックとは言葉もジャンルも違うけれど、物を作る人ということでは同じなのだ。もちろんロビンは大先輩なわけだけれど。
各論に陥ることなく、難しい概念を話すでもなく、同じイメージを何度も共有し、今まで意識していなかったようなことが自分からも出てきた。それが、「会って話す」ということなのだ。ジャンルや言語が違うからこそ、わかりあえた喜びが大きかったのだと思う。
この感激が、対談原稿のかたちで読者に伝わるかどうかわからないけれど、私としてはもう今年の仕事はいーや、と思うくらい満足感がありました。

でも、これで今年を終わらせるわけにもいかないので今日は日中仕事、夜はロビンのライブを楽しんできます。


わーいわーい

わーい。来年1月からマガジンハウスのHanakoで連載エッセイをやります。(絲的はもちろん続行です!)内容は今までにないものをやるのですが、イラストも自分で描くのです。見るに耐えないど素人のひらきなおりイラストになると思いますが、非常にやる気になってます。東京中心の雑誌なので、東京以外の方には申し訳ないのですが、ちゃんと本にもなりますので、そこはひとつなんとか。

もうひとつのわーい。文學界の小説が動きだした。昨日、インタビューに行く途中、突然ラストシーンが浮かんで興奮した。インタビュー前というのは、なにか適度な緊張感がそうさせるのか小説が突然とびだしてくる。書くぞ書くぞ。

本日最大のわーい。今日は群像で、ロビン・ヒッチコックと対談です。喋ってみないとわかりませんが、ページはたくさんもらっています。音楽ファンもぜひ、来月の群像をひとつなんとか、なのです。

って、朝の6時に書いて今日の日記かよ。


サポート時間

この前、一人で飲んでたら目についたビールサーバーのサポートのシール。「生ビール相談センター」、電話番号の語呂合わせは「ゴックンヨイナマ」つい覚えてしまったがそんなことを言いたいのではなくて、サポート時間が朝の9時から夜の7時。これほどあからさまにユーザーの使用時間を無視した体制もない。
まあ、私も稼働時間が編集者と著しくずれているので、あたかも海外と通信しているみたいな気分になるのだが。

今日の午後は日経Womanと、an anインタビュー。インタビュー自体は嫌いじゃないんだけど、合計5冊のおすすめ本を紹介というのがあって、普段本を読まない私には大変だ。児童書だったら苦労しないんだがそういうわけにもいくまい。


京の疲れ

昨日は元気だったが今日になって疲れが来た。年をとるっていやだねえ、と言ってるだけで本当はそんなに嫌でもない。
今回、「ニート」のパブリシティをちゃんとやろうということで角川にお願いしたら、15件以上インタビューが入ってしまい、ありがたいやら着る服がないやらである。ほかにも打ち合わせや対談があるので群馬での2日間をのぞいてはもう20日までびっしりで、いつ物を書くんだ、いっそ角川書店に住み込んで静かな図書室で仕事をしよううかと思ったが、社屋が禁煙なので遠慮します。すごい悪文だな。
今日は別件、Hanako打ち合わせ。


濡れたスイカ

昨夜9時に寝たので、今朝は6時起きでも睡眠十分。せっせと、依頼されていた新企画を考えたり絲的を書いたり洗濯をしたりしていたが、スイカとパスネットも一緒に洗濯してしまった。
今日は角川書店にて、ウォーカーとダ・ヴィンチインタビュー。京都で、昔使っていたいんちき関西弁が復活してしまったが、ちゃんと抜けてないと変なことになる。


無題

蒸し暑いのは京都だけかと思ったら東京も暑い。

今回、取材ってきついなーと改めて思った。三日間朝から晩まで、まだ情報量の少ない一つの小説を深めていくのは疲れる。普段いかに脳みそを散漫に使っているのかよくわかる。動くカンヅメは本当だった。でも、行って良かった。ロケーションが京都で間違いないという手応えと、いくつものディテールを獲得した取材だった。


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