Diary

休んでばっかもいられない

洗濯して罰金払って公共料金払って散髪してシャワー浴びて、ちったー気分が綺麗になったか。どうだか。焦げ付いた疲れをとるために暇さえあれば眠る。珍しくチョコレートなんか食べてみる。BBSのお返事できてなくてすみません。(うな重のタイトル差し入れ嬉しかったっす)
夜になってやっと「海の仙人」単行本のゲラを始めた。久しぶりに読むのですっかり中身は忘れている。


追悼 ロバート・クイン

一番好きなミュージシャンであるNYのギタリスト、ロバート・クイン(http://home.earthlink.net/~stayclean/quine.html)が亡くなった。NYを中心にルー・リード他いろいろなミュージシャンと活動していた人だ。あんなギターを弾く人は二度と現れない。少し泣いて、井伏が亡くなったと新聞で読んだ日を思いだした。井伏の時は、もう日本で会いたい作家なんて一人もいなくなってしまった、と思ったが、今は一度もライブでロバート・クインを見ることが出来なかったのが悔やまれる。今夜は寝るまで彼の参加したアルバムを聴くだろう。ファンに出来るのはそんなことしかない。本当は、死んでしまった人に対してできることなんか何もないと判っているけれど、それでも。


6月に物申す

蓄積していた疲れがまとまって来た。昼過ぎまで寝たがだるい。いつもせっかちだけれど、少しのろまになって休みつつやろうと思う。先々の予定をこなしていくには体力つけないといけないのだが、また3キロ痩せた。
海の家の姉ちゃんみたいな格好をして出掛けたら、下着みたいな格好してんじゃねーよと言われた。夕方から寒くなってきて後悔。おまえそれでも6月かと6月にいちゃもんをつけたい。


お土産はキップ

奇特なことに、今回は同行して下さった角川の編集者が二人とも煙草を吸う。段取りは完璧で、帰り道、安心してレンタカーを飛ばしていて迂闊にも速度違反でつかまる。一発免停じゃなくて本当によかった。ともあれ内容の濃い取材が出来た。ロケーションは期待以上だった。おまけで短編の案もぽろっと出た。


最初に灰皿を抜け

新幹線に乗って、新しく学んだこと。喫煙車両ではひじ掛けの下の引出し式の灰皿をまず取ってしまってテーブルに乗せる。快適。
日記更新できなくてすみませんでした。エッジが繋がらない場所にいたので、どうしようもなかったです。ちなみに私のドコモは途中から圏内になったが、編集担当者のauは宿でも圏外。
久しぶりに温泉に入った。内湯、露天、貸しきり露天と贅沢三昧。小さいがとてもいい旅館で、隅々まで気配りがある。プライベートでまた来たいと思った。


あわただしい一日

昨日から新潮の新作をやっていて、調べ物とかしながら20枚くらい書いた。そこへとっかえひっかえ、海の仙人のゲラを見たり、NAVIのゲラをやったり、文芸誌が3紙届いたりしてなんだか落ち着かない。そわそわと旅の支度をして明日から角川と取材。


まだ行くぞティーポ

よかったティーポが直る。故障の原因はクーラーのコンプレッサの焼き付きだった。いつも見てくれている町工場のおやじは私が貧乏なのを知っているから「クーラーなしで乗るなら安くあげるけど、どうします?」と聞いてくれる、黙って高額の請求書をあげたりはしない。過去数年間、クーラーなしで乗っていたこともあるけれど、今はなんとかそこを一つ、クーラーが欲しい、だってまだ6月だもん。それにしても致命傷じゃなくて良かった。平成元年度登録のジジイ車だけれど、まだ乗れる。目指せ12万キロなのだ。


なぜ日記を書くのか

奥付6月14日で、イッツ・オンリー・トークが重版されます。品薄でご迷惑おかけしていまして本当に申し訳ありませんでした。帯も変わるそうなので、書店で見かけたらチェックしてみて下さい。
いろいろな人に、毎日日記を書くのは負担じゃないかと聞かれるけれど、これはスポーツ選手が毎日ランニングをするのと一緒だと思っている。小説がすすまない日も、打ち合せだけの日も、毎日なにかは書かなくちゃと思っている。日記にはあまり時間をかけないので、文章の悪い癖が後から見るとよくわかる。こんなことでも、少しでも芸の足しになればと思っている。
夜、新潮打ち合せ。新作のテーマについて話し合う。簡単ではないが、話すことでとりあえず一歩前進。


自由律で遊ぶ

「尾崎放哉随筆集」を読んでいる。随筆は初めて読むが、文章の響き、リズムが素晴らしい。言葉が光っている。しかし自由律俳句というやつは、うーん。有名な、
 咳をしても一人
 墓のうらに廻る
はすごいと思う、他にも名句はたくさんある。しかし
 豆を煮つめる自分の一日だった
 田舎の小さな新聞をすぐに読んでしまった
となると、素人の私には何と言っていいかわからない。いいのか本当に。
ならば自分もやってみればいいのだ。
 トイレを我慢してゲラを直す
 肩紐のないブラジャーがずれた
 でかい女が二人狭い部屋にいる
駄目だ、品性が現れてしまう。いやはや確かに大違いだ。
こんなことしてる場合か。出掛けよう文學界と打ち合せ。いかん、無意識に書いたらなぜか五七調(←これもかよ)という下らんオチになってしまった。


「八方美人の八方塞がり」ってトモフも歌ってた

4~5月は群像月間だったが、6月からは新潮月間である。新作と、単行本のゲラをやる。あとは講談社の単行本に向けた短編書き下ろし。あれこれ同時進行で八方美人と思われるかもしれない、美人と呼ばれることなんか他にないんだからそれでもいいや。
角川担当者(野性、書籍)と週末からの取材の件で打ちあわせ。今まで(試乗含めて)取材で雨が降ったことがないのだが、今回はさすがに梅雨時だから降るだろうなあ、もしも晴れたら日頃の行いが良かったということにしよう。今日は経路、宿泊地など詳細を打ちあわせをする。小説の骨格はうっすらとあるが、出来上がり時期は未定。


TOP