Diary

自由律で遊ぶ

「尾崎放哉随筆集」を読んでいる。随筆は初めて読むが、文章の響き、リズムが素晴らしい。言葉が光っている。しかし自由律俳句というやつは、うーん。有名な、
 咳をしても一人
 墓のうらに廻る
はすごいと思う、他にも名句はたくさんある。しかし
 豆を煮つめる自分の一日だった
 田舎の小さな新聞をすぐに読んでしまった
となると、素人の私には何と言っていいかわからない。いいのか本当に。
ならば自分もやってみればいいのだ。
 トイレを我慢してゲラを直す
 肩紐のないブラジャーがずれた
 でかい女が二人狭い部屋にいる
駄目だ、品性が現れてしまう。いやはや確かに大違いだ。
こんなことしてる場合か。出掛けよう文學界と打ち合せ。いかん、無意識に書いたらなぜか五七調(←これもかよ)という下らんオチになってしまった。


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