Diary

変わらぬ毎日

取材先、五島の親戚、ロンドンの石田さんに文學界発送。石田さんにはオマケで文藝春秋もつけといた。数冊買ったのと編集部から分捕ったのがみるみるなくなった。これで一段落するかな。
読書と昼寝であっという間に夜になってしまう。角川に出す小説は大手術中、うまくいくんかね。
世の中はそろそろ盆休みなんだろうか。今週は精神病院も歯医者もない。打ち合わせもなさそう。おうちで仕事しろってことだな。


それなりの日曜日

起きるなりテレビをつけて高校野球を見る。(テレビつけたの久しぶりだ)やはり相手はPL、雪谷は大差で破れてしまった。残念だが仕方ない、群馬の桐生第一でも応援するかな、それとも九州勢に肩入れするかな。
午後、池上図書館へ。ここも小さいが、いつもの蒲田駅前図書館と品ぞろえが違うので面白い。随分前に人から勧められていた丸山健二を借りる。
ロッテンマイヤーは東京23区の名前のおさらい。間にサイクリングを挟んで「ドリトル先生アフリカ行き」を読破。来週から「航海記」に入る。
昨日貰った「地獄の犬’s」のCDをずっと聴いている。


おっさんおっさん

夕べ、角川の編集者を迎えに駅まで行く途中、八百屋の兄ちゃん(シンガポール人の坊さん)に「文學界」を進呈しようと思って行ったがいなかった。それで時間が余った。つらつら歩いているうちに、角川「野性時代」に書くモノをがらりと変えようと思いついた。ちょっと興奮しながら駅前の広場で帳面を広げてがりがり書いた。なんか匂う。顔をあげたらホームレスのおっさんが10センチくらいのとこに立っていたので驚いた。「なーに書いてんだおめー」とおっさんは言った。「小説ですよ」と私は言った。おっさんはへー、と感心していた。なんか、あれか、周波数が近かったのかな。でもびっくりしたよ。
角川の編集者に新しい案を話し、早速取材の手配をお願いする。うまくすすめば、「野性時代」の新創刊号に載るかもしれない。間に合わなければその後の号に。
今日は文藝春秋に芥川の選評が載る。髪の毛が乾いたら本屋に行ってこよう。夜は「残念会」という名目で巣鴨のモンゴル料理屋へ。


読まれている

オンリートークは賞をとったこともあり、無職生活から一歩抜け出たということもあり、いろんな人に電話やメールで報告したものだが、二作目はこのままほっといていいんだろうか。ネット見てる人は知ってるけれど、また昔の同僚とかに声をかけるのも押しつけがましい感じだろうか。どうせいずれ本になるし、いっか。とりあえず糸山さんには電話をした。何せ名前を借りている。糸山さんはもう全部読みましたよと言った。さすがだ。今度は海の話でも書いて下さいなと言われた。むむ、読まれている。
蒲田で銀行関係を済ませる。文學界新人賞の賞金は、G4と車検と修理代でぴったりなくなった。すがすがしい。なんて言ってる場合じゃない。第七障害のギャラは生活費であっと言う間になくなるだろう、次やんなきゃ次。
ということで今夜は角川の担当者と打ち合わせ。


今日の一言

文學界に「第七障害」、新潮にエッセイが載った。文學界では辻原登氏の「ジャスミン」が最終回だった、最後の一文まで素晴らしかった。一緒の雑誌に載ったということが誇らしい。
今日も結局母とラジオ観戦。惨敗。今日の母の一言「わかってないね野球の何たるかを」


トラキチ

昨日の反動でなんとなく実家に閉じこもって仕事。なんとか「海の仙人」を直して新潮に一旦送信するが、どうなんだろう実際。長く持ちすぎていて面白いかどうかわからない。

夜はラジオでヤクルトー阪神のナイター観戦。あれよあれよといううちに逆転されて駄目押しを打たれた。オフクロは采配が悪いと怒っている、沖原も檜山も下柳も何もかもだめだと荒れている。イヤな雰囲気だが少しかわいい。「大体ニッポン放送がだめなのよ、いつも巨人のひいきばかりしてるくせに、もう阪神の放送なんかさせてやらない!」「こんなの優勝するチームじゃないわよ」といきまいていたが「昔の阪神みたいでいいじゃないですか」と私が言うとやっと収まった。オヤジが気を遣って食器を洗っている。


庭園

この時期開放されているという池上本門寺の松濤園という庭園を見に両親がやって来た。近いからとつい、つき合ってしまった。なんでも桂離宮の建築と造園で名高い小堀遠州という人が作ったお庭らしいのだが、とにかくこの暑さである。池の鯉も酸欠でアップアップしている。庭園のいいも悪いも判らない、ひたすら暑い。とめどもなく汗をかいた。

昼食は電車、バスを乗り継いで津右衛門へ。蒲田で両親を連れていける場所といったらやっぱここでしょう。ビールが美味かった。
明日歯医者もあるので、親と一緒に実家に帰る。


がんばれ雪谷

街のあちこちに「甲子園出場おめでとう 都立雪谷高校」の横断幕やチラシが貼ってあり、大田区に住む身として応援してやろうとの思いを強くする、が、初対戦がPLとは。都立高初白星を飾って欲しいんだけど…うーん。いいからがんばれ。勝ったら泣いちゃうだろうな。
台所の蛍光灯を買いに行っただけで暑さに負けて、家に冷房を入れて閉じこもり専ら海仙の直しと読書で過ごす。冷え冷えでもう、ビール飲む気もしないっす。今日はナイターもないし、静かな夜だわい。


薬は正しく

今日も12時間眠った。起きてシャワー浴びて朝と昼の薬を同時に飲んだら固まって動けなくなった。身体も動かないし意識ももうろうとする。用法と用量は守らないといけませんね。まじで。
今日のロッテンマイヤーは「東京23区」。地図を見て、読み上げた区がどこにあるかを見つけさせるのが狙いだったが、そもそも漢字が読めないので「北区」くらいしかわからない。(北は読めても書けないし西とか東は読みもできない状況、自分の住んでる区も読めない。3年生ってこんなものですか?)教材がみづらいとか文句を垂れるが、片っ端から書かせる。来週は23区の読みを復習だな。来週で「ドリトル先生アフリカ行き」が終了。あんまり面白くもなさそうだが「航海記」をやるか。どうしたものか。


虫めづる姫君と北

図書館で「堤中納言物語」の入った本を借りて「虫めづる姫君」を読む、顛末が知りたかったのだが「二の巻にあるべし(この続きは二巻にあるはずです)」で終わっている。二巻は散逸してるのだろうか、しかしそう来るとは思わなかったよ。
夕方、なんとなく気分が落ち着かないので学大に行く。セリーヌの「北」をいただいた。セリーヌ、大好きなんだけれど「100冊」に挙げるの忘れたんだよね。そのうちプルーストあたりと入れ替えよう。
食わないから気持ち悪い⇔食えない、のループに入ってしまっている。良くないなあ。


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