Diary

おっさんおっさん

夕べ、角川の編集者を迎えに駅まで行く途中、八百屋の兄ちゃん(シンガポール人の坊さん)に「文學界」を進呈しようと思って行ったがいなかった。それで時間が余った。つらつら歩いているうちに、角川「野性時代」に書くモノをがらりと変えようと思いついた。ちょっと興奮しながら駅前の広場で帳面を広げてがりがり書いた。なんか匂う。顔をあげたらホームレスのおっさんが10センチくらいのとこに立っていたので驚いた。「なーに書いてんだおめー」とおっさんは言った。「小説ですよ」と私は言った。おっさんはへー、と感心していた。なんか、あれか、周波数が近かったのかな。でもびっくりしたよ。
角川の編集者に新しい案を話し、早速取材の手配をお願いする。うまくすすめば、「野性時代」の新創刊号に載るかもしれない。間に合わなければその後の号に。
今日は文藝春秋に芥川の選評が載る。髪の毛が乾いたら本屋に行ってこよう。夜は「残念会」という名目で巣鴨のモンゴル料理屋へ。


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