Diary

ワガママ

2/6の「イッツ・オンリー・トーク」の発売に向け、装画を手がけて下さったイラストレーターさんと一緒に、地元限定のオリジナルポップを作成中。全体の部数が少ないので調整が大変なことは承知の上で、文春や大型書店さんには、蒲田店に少し多めに配本していただくよう「一度だけのワガママ」をお願いしている。それでどうなるものでもないのかもしれないが、せめてこの街の人に「蒲田を舞台にした小説なんてあったんだ」と思って欲しくて。これは営業じゃなくて自己満足。ちなみに文春公式ポップも作るそうです。
日販「新刊展望」の直筆メッセージ作成、送付。悪筆メッセージ。食前食後二日酔いの時は自分が見ても不愉快な字だ。
リンクに遅ればせながら、お付き合いさせていただいている出版社のサイトを追加。バックナンバー等もご覧いただけます。
夜は、鬱や風邪で二度も延期してしまった飲み会決行。


従兄弟と言っても

先日、従兄弟の一人と会う機会があり、とても楽しかった。今日、別の従兄弟から初めてのメールが来た。芥川候補になったのを新聞か何かで見てとてもびっくりしたとのこと。私が従兄弟と言うと、「イッツ・オンリー・トーク」の祥一を想像される方がいるかもしれないが、残念ながらあんなぼんくらの従兄弟はいない。
いつも行く店でみっちり仕事。疲れた。


「石森賞」受賞しました。

今朝、DJ/フリーアナウンサーの石森さんから「石森賞を海の仙人にさしあげます」という通知をいただいた。めちゃめちゃ嬉しい。決して友達とかそういうわけではなく、お姿は昔FM局のガラス越しに拝見した程度で、最近になってメールをやりとりさせていただいている間柄。さあ、今日から私は「石森賞受賞者」である。胸を張って歩こう。
私も真似してみたくなった。「第一回絲山賞」をあげるとしたら誰がいいかな。あまり偉い人にさしあげるのも失礼なので、そうするとあの人のあの作品かな。辞退されたら恥ずかしいので言えないけれど、もしもお会いする機会があったらこっそりお伝えしたい。アカデミーみたいにいろんな部門を作っても面白そうだ。選評部門とか、装丁部門とか、対談部門とか。あとはクルマ部門と野球部門と飲み屋部門……ああどんどん賞の価値が下っていくよ。
夜は延期していた忘年会を新年会に振り替え。


やるべきこと

「本の話」原稿を送付。文學界用短編を書きすすめる。出し遅れた手紙二通。会社にいた頃の隣の課の課長が亡くなられた。ご冥福をお祈りする。ロッテンマイヤーは今日で終わり、完全筆一本。リンクにTRASHBOXさんのサイトを追加。


真剣勝負とボケ防止

取材では「海の仙人」について、予想以上にさまざまな切り口から質問があった。記者の方とお話して、さすがプロだなと思うところは、単なるQ&Aではなく、一緒に作品を掘り下げていきましょうという姿勢だ。詳しく予習もされていて、頭が下がる。真剣勝負が続いてへとへとになった。でも、これで一段落だ。
久しぶりにゲームの画面を開け、当月ベスト100ランキングを見たら、オフクロのHN(相談されたもの)が4つも入っていて、なんとも恥ずかしいような気がした。コメントまで入れてやがる。72才に負けるなコドモタチ。


手を出して喋ろう

今日は五社取材、お昼もお店を予約していただいているので連続六時間喋りっぱなしとなる。飲み会かよ! 
営業のときは喋るというよりニーズやクレームを聞きだして解決策を打ったり提案をするというのが仕事だったから、インタビューとはいささか勝手が違う。「商品」があるという点は共通だけど。でも、記者の方と話すのは、自分の小説で取材をしていくためのいい勉強になる。
昔どっかで読んで、営業時代に意識していたこと。テーブル越しに話をするとき、テーブルの上に手を出している人は心を開いている場合が多い。テーブルの下に手がいっている時は、うちとけていなかったり、こちらの思惑と違うことを考えていることが多い。商談の決定率で言うとこれは結構当たっていた。
多分帰ってきたらへろへろか興奮状態のどちらかだと思うので、朝っぱらから饒舌気味に更新しました。


ご報告

第130回芥川賞ですが「海の仙人(新潮12月号)」が候補作となりました。選考会は15日夕方です。
この時期、あれこれ仕事も重なってバタバタするので、しばらく掲示板を休止させていただくことにしました。書き込んで下さった方、ロムでお楽しみの方、どうもすみません。再開の折にはまたよろしくお願いします。メールの方は必ず目を通させていただきますが、全てにお返事するというのは難しいかと思います。あしからずご了承下さい。
日記の方は毎日うだうだ続けます。引き続きよろしく。
そんなわけで今日、明日と新潮社にて新聞社等の事前取材。


ハッピーなおじさんとみっともない犬

久しぶりに電車で病院に行く。実家からだと車で一時間、蒲田からだと電車で二時間である。なんとかならんのか南武線。いっちょまえに混むから仕事もあんまりできん。
でも、電車通院ならではの眺めもあって、電車の中で「NHK英会話テキスト」を見ながらすごく嬉しそうに口をぱくぱくさせているおじさんがいたり、病院の近所の家でいつも寝ている犬が今日はタタキを掃除されて水浸しのコンクリの上で「そりゃないヨ」という顔をしていたりした。寝顔は可愛いのに起きると随分みっともない犬だった。
帰って来て爆睡。電話で起きて、昨日文春から宿題に貰った単行本ゲラの修正に唸る。明日校了。


群銀

東京駅の群馬銀行と福岡銀行にちょびっとずつお金を預金しに行く。何故、いつまでたっても不便な地銀の口座を持って引き落としとかやってるかと言うと、やっぱり帰りたいから。今日は気分が群馬に傾いた。景色はいいし、家賃安くて駐車場なんて三千円とかだし、打ち合わせとかあってもすぐ東京に来られるし、群馬いいなあ。寒いけど。
その後文春へ、単行本の打ち合わせ。はじめて表紙見たけど、絵も題字もとても気に入った。手元に見本が届き次第トップに掲載します。2月6日配本予定です。
2月の取材もOKが出た。じっくり書こう。
帰って来て「本の話」の原稿をやる。


取材始め

仕事始めで、正月もコツコツ働いていたフリーターや公共交通機関の人や自由業の人たちは「やれやれ、やっと動き出したか」と思っていることだろう。主婦もほっとしてるかな。
こちらは取材始め。知らない業界の詳しい話が聞けてとても良かった。ここを見ることがあるかないか判らないけれど、ありがとうございました。作品がんばります。


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