2009/1/13 火曜日
「音楽家(仮)」の舞台になる都市は盛岡と決まる。一度、別件取材で行って一通り歩き回ったことがある。とても魅力のある街だし、人口など規模的にも高崎に似ているので書きたいことに合っていると思う。そう思うと早く行きたい。お隣の新潟も考えたけれど、今回の話には街が大きすぎた。新潟小説は改めてまた書いてみたい。
そのくらいで後はすすまなかった。仕事ができないと一日中退屈だ。(もちろんそのための仕事部屋だけど)出版社とのやり取りもメールなので人と喋るということがない。あれこれ考えるが堂々巡りで何一つ小説の役に立たない。まあ、ふつうの日ってことか。明日か明後日、資料あさりに出かけるかな。榛名が雪っぽい。
2009/1/12 月曜日
今日は新潮の「音楽家(仮)の超然」を書き始める。昨日の小現の短編も同時にすすめる。
まだ、畑に雑草のと混じって芽がひょろりひょろりと生えたようなもの。でも、新しい小説を書き始めると部屋の空気が少し変わったようで、単語一つ替えただけで危ないガスが出たり白い煙が上がったり、この先いろんなことが起こりそうでわくわくする。
本当はおでんを煮ようと思ってたんだけど、仕事の方が優先なのでおでんの具を買いにいけませんでした。
2009/1/11 日曜日
夕べも寝過ぎでくだらない夢を見た。西郷どんを初めとする薩摩藩の人々が2009年にやって来てと私たち(ってあと誰がいたかわからんけど)と、会食をするというもの。薩摩弁は難しくて殆どわからなかったが、みんな声がでかいな、と思った。こうやってお会いできるのも文明のおかげでごわす、などと言っていて目が覚めた。
つらつらと小現の小説。〆切はずっと先なんだけれど、小説の環境だけでも書いてみようと描写していたら、そこに主人公が現れた。こんなに最初から律儀に出てきてくれる人物はそうない。ありがたい。そいつを泳がせてみようと思った。
2009/1/9 金曜日
雪はやんだんだけど、街が冷蔵庫に入ってるみたいでさーむくてさーむくて。ストーブ焚いてても全然あったかくないのでエアコン併用。唯一あったかいのが汁物飲んでるときで、野菜スープを腹一杯作って飲みました。スーパーにも行ったけど今日はすいてたな。
昨日までで十分休めたので、今日は毎日新聞のエッセイ(おとなしいやつ)を書きはじめてみたり、小説現代の短編のプロットを考えたり、二月の講演の内容を考えてみたり、そういった準備っぽい仕事をしながら、気晴らしに理系の新書(数式の出てこないもの)を読んでます。
2009/1/8 木曜日
今日もかなり寒かった。
ドナルド・キーン「日本人の戦争ーー作家の日記を読む」(文学界2月号)を読んだ。多数の日本人作家の日記による人々の感覚を、戦中・戦後という時代の記録によって表した名作。日本の歴史に残すべきすばらしい本となって出版されることを願う。やたらと人にすすめたくなった。
そのあともずっと本を読み続ける。
小説現代から原稿依頼あり、どうしようかかなり迷う。
逃亡くそたわけ、英独仏露訳の見込み。
2009/1/7 水曜日
久しぶりに朝から温泉へ。帰ってきて事務仕事を少し片付け、それから黒いクルマが汚かったのでスタンドへ。あとは読書。日曜は飲まず月曜は節酒して昨日は休肝、今夜は飲むでしょう。
2009/1/6 火曜日
書類が嫌いな先生が、手書きで書いて下さった地図をたよりに行く。途中まではすいすい行くが、最後のあたりがマニアックすぎてわからず迷走。普段あんまり道には迷わない方なんだけど、すごい裏道だった。ますます先生を尊敬する。なんとか時間には間に合った。最近体調はいいので、薬をいかに減らしていくかが今後の課題。
帰ってきて文芸誌読みながら昼寝。
2009/1/5 月曜日
1時頃ハッと起きて仕事。また3時前から寝て、8時から仕事。
11時に102枚で「妻の超然」脱稿。意外に最後はするするっと終わりました。
2月7日発売「新潮」に掲載されます。
超然シリーズはあと二つ続いて、3作300枚で単行本にする予定です。
今日いっぱいかかると思っていたので、なんだかヒマになっちゃいました。
何かとクルマのいる群馬暮らしでは、ここで飲んじゃいけない!!
冷蔵庫がからっぽなので、野菜でも買いに行くかなあ。
2009/1/4 日曜日
実家で朝飯を食って群馬に帰る。
やっぱり山が見えてくると気分がいいなあ。
今日はきっちり1時間半で帰ってきた。都内より群馬の方がクルマが多かった。
午後は小説をプリントして推敲してだらだらしていたら眠くなってしまった。明日仕上げるつもりでやろうかな。それでも1ヶ月早められた〆切の10日前って計算だ。