2014/10/9 木曜日
東京堂書店での安藤礼司さんとのトークイベント&サイン会にお越し下さった方にお礼申し上げます。聞いて下さる方々の表情に励まされたり、メモを取って下さる方の多さや質問の的確さに「すごい人たちに読んでいただいているんだな」と感心したり、私にはとても充実した時間でした。ありがとうございました。
今回は新聞・雑誌取材や台風の心配もあったので、犬連れで前日に来て実家に泊まりました。犬どもは実家では散歩以外「借りてきた犬」のように大人しくしておりましたが、散歩中に騎馬警官を見たときには「ぎょえっ!」となっていました。仔牛や山羊に会ったことはあるけれど、犬から見た初めての馬というのは、怪物みたいなものかもしれない。
帰ってきて明日は、高崎東高校での講演があります。「それぞれの社会観」というタイトルです。価値観と社会観の違い、それらの尊重とはなにかを具体的な質問で生徒さんたちに挙手してもらいながら話し、そのあと「なんで大人は若者に読書をすすめるのか、本ってなんだろう」ということについて、考える時間にしたいと思います。私はこんな仕事をしていても人に「本を読め」とは言いたくないタイプなのですが、あれこれ考え、わかりやすく話せるかどうか悩みながら準備をすすめました。
2014/10/1 水曜日
10月、11月掲載の北日本新聞「I×TOYAMA サイコロの旅」の取材で、富山に行ってきました。お会いした方々はとても親切で、いろいろなことを丁寧に教えてくださいました。皆様、ありがとうございました。
高崎市から富山市まではおよそ350キロ、距離的には東京ー名古屋とほぼ同じ。上信越道から北陸道というルートで行きますが、慣れてくればそんなに大変とは感じません。初日は早めに着いたので、ナビなし地図なしで市内をうろつき、地元人から「鍋田のびっくりガード」と呼ばれるコアな場所に出会ったりしました。富山は、太陽のほかに、立山、国道8号と41号があるので少々迷っても安心です。家に帰ってから地図帳を見て答合わせをするのが楽しみなのです。次回はまだ車で行けるかな。雪の季節は越後湯沢からほくほく線になります。春の北陸新幹線の開通も楽しみです。
2014/9/24 水曜日
昨日の、紀伊國屋書店前橋店さんでのサイン会に来て下さった読者の方々にお礼申し上げます。「地元」でのサイン会はとても和やかな雰囲気でした。ラジオのリスナーさんが多かったのですが、同じ時間を過ごしている方々(そして私のアホところや変な音楽の趣味も知られている)と会えてよかったです。
県外の方も何人かいらっしゃいました。群馬に来てくださって嬉しかったです。
ほんの少しの時間でしたが一人一人とお話をして、食べ物や車、仕事のことなど、さまざまに共有しているものがあることを教えていただきました。いただいたメッセージも大切に読みました。
そういえば、犬のことも聞かれました。茶色も牛もとても元気です。
書いているときは自分一人だと思いがちですが、本を通してすてきな方々と繋がっていると思えるとてもいい機会でした。本当にありがとうございました。
2014/9/17 水曜日
新刊「離陸」に関しまして、東京・神田の東京堂書店さんでのイベントが決まりましたのでお知らせします。
「時空を超える小説世界」というタイトルで、文藝評論家の安藤礼二さんとトークショーを行います。
安藤さんとお話すると思ってもみないような深い文学の話になりますが、ご一緒していてとても楽しいので、きっといいイベントになると思います。
概要、お申し込み方法は下記となります。どうぞよろしくお願いいたします。
開催日時:2014年10月6日(月) 19時~(開場18時30分)
開催場所:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「絲山さん安藤さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
電話 03-3291-5181
2014/9/10 水曜日
11日発売の「離陸」(文藝春秋刊)のサイン会のお知らせです。
9月23日(火・祝)14時〜 紀伊國屋書店前橋店さんにて行います。
地図等はこちらです。
県内では久しぶりのサイン会です。いつもラジオや新聞などでお世話になり、本当によくして下さる皆様と直接お目にかかるのを楽しみにしています。
都内では10月に東京堂さんでイベントをさせていただくことになり、予定を調整しているところです。こちらも決まり次第お伝えします。
2014/8/23 土曜日
更新が遅れて申し訳ありませんでした。体調を崩しておりましたがやっと少し回復が感じられるようになってきました。
お知らせをいくつか。
・長編小説「離陸」(文藝春秋)単行本が9月11日発売となります。サイン会につきましては、改めてお知らせします。
・北日本新聞(富山県)で「I×TOYAMA サイコロの旅」の連載が始まります。富山県にお邪魔して、エリア×テーマの組み合わせで取材をします。掲載は月一度、一年間の予定です。初回は8月25日(月)です。
・9月7日売りの新潮の「薄情」は休載とさせていただきます。
・9月より、群馬県文化審議会委員を務めることになりました。
2014/7/11 金曜日
7月21日(月祝)と8月10日(日)に、高崎経済大学のオープンキャンパスがあります。私の授業で行ったインタビューの成果も、学生たちが作ってパネル展示する予定です。大学と授業の雰囲気の良さが、高校生や父兄の方々、地域の方々に伝わればいいなと思います。
次回は、この講義の集大成である部外者をお招きしてのインタビュー(職業取材、人物取材)です。ラスボス攻略なので、グループごとではなく全員で意見を出し合って準備をしました。
水曜日のエフエム、選曲はソウル・マン/ブルーズ・ブラザース、夏のお嬢さん/榊原郁恵、いとしのセシリア/サイモン&ガーファンクル、オー・プリティ・ウーマン/ロイ・オービソン、おすすめ本は吉村昭著「史実を追う旅」文春文庫。諸国漫遊は愛媛県、次回は静岡県。
昨日は文藝打ち合わせ。来年4月の掲載になりますが、新しい小説の打ち合わせをしました。200枚くらいだと思います。非常にいい感触で、すすめていけそうです。
2014/7/1 火曜日
20日の締切が今月は少し厳しくて、終わってから集中力が切れそうになったが、そうもいかなかった。文藝と新潮のゲラが、初稿、再校で各2回、単行本「離陸」の初稿ゲラの締切、あとがきと参考文献の整理と続いて6月が終わってしまった。
単行本「離陸」は、9月11日発売が正式に決定したそうです。エッセイも含めると20冊目の単行本で、これまでで一番長いものになります。内容は、どうなんだろう。自分としては短距離選手が10万メートル走り終わったみたいな感じかなぁ。短編とは達成感のようなものがまったく違う、というかよくわからないです。まだ再校ゲラでも悩みそうです。
間があいてしまったれど6月25日エフエムのオンエア曲は、シーナ・イズ・ア・パンク・ロッカー/ラモーンズ、レモン・メレンゲ/フィッシュボーン、い・け・な・いルージュマジック/忌野清志郎+坂本龍一、モア・ブラームス/カーラ・ブレイ。おすすめ本は「もしものときのエンディングノート」江崎正行監修・二見書房。エンディングノートはカード紛失時の連絡先や通帳管理、親兄弟の電話番号など、もしものときではなくても書きこんでておくと役に立ちそうです。
2014/6/21 土曜日
前回のエフエムでは山中千尋さんのYagi Bushiをピックアップしたのですが、本当にすばらしい。鮮やかで心がどんどん前にすすんでいくような、かっこいい曲でした。
アレンジ名言の大賞(各コーナーごとにナンバーワンを決定、番組ホームページに掲載しています)は、RN ネオじいさんの「堪忍袋の緒が切れる」のアレンジで「確認不足で、俺切れる」でした。まさにそれを何度も思い出すような新潮「薄情3」の締切を昨夜終わらせたところです。
18日は親善大使として、片品村の武尊牧場キャンプ場で行われた武尊山の山開きに参加してきました。ほんとうに美しい景色の場所で、レンゲツツジがちょうど満開でした。夏山リフトからの眺めも最高です。この夏はぜひ、涼みにいらして下さい。片品は尾瀬の入り口で知られていますが、温泉と美味しい野菜(「ばかもの」にも書きましたが片品のトマトは格別!)、それに湧水もたっぷりお楽しみいただければと思います。
2014/6/9 月曜日
高経大に行く途中、ルノー4とすれ違って嬉しくなった。色はデザートイエローというか、ベージュみたいな色。現役でがんばっているのがすばらしい。クルマも愛されて幸せだと思う。
授業は半期なのでもう後半。来週から私へのインタビュー実習ということで、今日は私から学生へのインタビューを行った。社会問題や進路、世代観、ネットや本のことなどいろいろ聞かせてもらいました。「今の学生はおとなしい」と言われるけれど、質問すればそれがどうしてなのかちゃんと答えてくれる。意欲もあるし、いろいろ自分なりの考えや鋭い観察眼を持っていて、話を聞いていてとても面白い。
お昼は生協のカツたま丼を食べました。卵とじのカツ丼ではなくて、炊きたてのご飯、揚げたてのとんかつの上に卵あん(塩だれみたいな感じ)をその場でかけてくれる。初めて食べましたが、とんかつの衣がびしょびしょしなくて美味しかったです。