Diary

ウリツカヤさんと津島さん

犬連れで実家に行きました。両親と兄夫婦にワカサギを食べてもらいました。雪の日は縁の下にもぐってこんこんと眠っていた犬どもも、今日は日なたにだらーっと寝そべって肉球まで乾かしておりました。濡れた犬(と犬毛布)はどんなに悪気がなくてもたいへん臭うので、クルマに乗せる私としては今日のお天気は助かりました。

実家ではリュドミラ・ウリツカヤさんの『通訳ダニエル・シュタイン』を読んでいました。津島祐子さんの最新刊『葦船、飛んだ』の直後に読んだのは全くの偶然ですが、二人のすばらしい女性作家によって書かれた、過去と現在を結ぶ大きな物語には共通する点も多く、また自分自身ずっとあたためてきた『離陸』で目指している方向とも繋がっているように思いました。もちろん、私はあの二人と比べようもなく、出来ることははるかに小さいと思うのですが。


夕方FM。おすすめ本は津島祐子著『葦船、飛んだ』、セレクションは和田アキ子「リズム&ブルースの女王」「Dynamite a go go!!!」、エンディングはウィルソン・ピケット「ヘイ・ジュード」


犬どもとの新しい遊び

歩道のある道なんて滅多にないので、散歩のときに必ずやらせているのは「クルマが来たら端へ寄って通り過ぎるまで待て」ということ。ニオイは嗅いでもかまわない。信号なんてないので、通りを渡るときはなにがあっても「止まれ」。自発的に座ったら大褒めする。

私が止まれば犬も止まるけれど、今日始めた遊びは「だるまさんがころんだ」。ぴたりと止まって先にこっちを見た方を褒める。遊びだからすぐ覚えて、嬉しそうだ。

「だるまさんがころんだ」は、私が子供だった頃、地元で変形バージョンで「インディアンのふんどし」(インディアンじゃなくてお父さんでいいじゃん)ってのがありました。京都人から「坊さん(ぼんさん)が屁をこいた/においだら臭かった」ってのも聞いたことがあります。もっと変なのありますか?


近況ご報告

体調はよくなってきています。人と会うのも苦にならないし自炊も再開しましたが、仕事はまだ休んでいます。こんなに休むのは2005年(ロビン・ヒッチコックが来日したとき)以来です。休むということ自体に罪悪感があるのですが友人たちから「いいことだ」「インターバルは必要」と言われて少しほっとしました。

一人で榛名行って釣りばっかりしています。釣りに行かない日は本読んでいます。まだしばらく、毎日の更新は無理かもしれません、すみませんがもう少しお待ちください。


犬刑事ドラマ 犬陽に吠えろ

ブラインド越しに外の景色を窺うボス。それを見てシッポを振って小躍りするチャーさんとハスキー刑事。

ボス「チャーさん、犯人の特徴はつかめたか」

チャーさん「ホシは若い男で、この近辺に住んでいると思われます。乱暴で怒りっぽい性格だそうです」

ハスキー刑事「まるでチャーさんですな」

チャーさん「黙れこの牛柄模様が」

ボス「仲間内でもめるな。待て、無線だ……犯人は高崎市内を南方へ移動中、行くぞ!」

ハスキー刑事「草の根分けてでも探し出します!」

おなじみのテーマを脳内に鳴らして夕方の散歩。チャーさんとハスキー刑事は犯人の遺留品(マーキング跡)をしきりに嗅いでおりますが、一体どんな事件だったのか人間の私にはさっぱりわかりません。


今年はじめてキジが鳴いた。

とびとびの更新ですみません。昨日は立川通院。夕方から具合が悪くなる日が多いため、様子をみながら抗鬱薬を増やすことになる。「去年の夏の躁の負債をまだ返しきれていない」という医師の所見。

ジーンズが汚くて破けそうになっているのを我慢していたが、文庫の増刷がひとつ決まったのでやっと502を買った。

今日はお手伝いさんに手助けしてもらいながら確定申告のための伝票整理を済ませた。去年は一人でやったけど、二人でやると驚くほど早い。明日はまた一人で榛名に上がろうかと思ってます。


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