Diary

一番よく履く靴は長靴

昨日は、久しぶりに手巻き寿司を食べた。
飲んだ翌朝なのであさりの味噌汁が旨かったなあ。

湿った雪がどかどか降ったので、朝の散歩は大変だった。最近犬どもは「コンビニ前で繋がれても、待てば大変ほめられる」ということを覚えた。
夕方の散歩では、鋤き起こした畑の雪がまだらに溶けて、おもしろい模様になっていた。どうして夏の雷鳥はああいう色なのかがよくわかった。

税理士事務所と確定申告の打ち合わせ→完了。
「末裔9」で、昨日思ったことを書いてみるが、もう少し練らないとだめだ。


今日は雪

3時前に起きて、4時すぎに「絲的モノ道具」第一回の原稿を送る。

茶色は、雨や雪の日に毛布を外に放り出すと濡れて使い物にならないんだよ、ということがどうしてもわからないらしい。仕方がないので古いバスタオル(あっ、全部古かった)を一枚おろして与えた。さすがに寒いらしく、今はもう二つっとも犬小屋にたてこもって出てこない。

夕方、文春来群。


春の朝食

産直で、ふきのとうがぎっしり詰まって130円というやつを買ってきた。
一人暮らしなので天ぷらなんかはせずに、薬味にどんどん使います。
刻んでおいて、食卓で味噌汁にぶわっと入れ、煮込みうどんにもぶわっと入れる。湯豆腐もいけるだろうなあ。これを朝からいただく。ああ贅沢。何とも言えない春の香りと爽やかな苦さで目が覚めます。
うどんに揚げ玉を大量投入して一緒に食べると、ちょっと天ぷらもどきな感じになります。

今やってる仕事、締切順。
1.本の雑誌 「絲的モノどうぐ1」エッセイ(書きかけ)
2.集英社文庫 「ダーティ・ワーク」ゲラ(一回目半分程度済み)
3.群像「末裔9」(10枚/30枚+次回以降の参考資料読み込み中)
4.新潮「作家の超然」(36枚/100枚)
まだ確定申告の税理士との最後の擦り合わせも残っている。
あとは来月以降の仕事など。


高崎市美術館でやっている木村忠太展(とてもよかったです)を見るために両親来群。宿泊。
帰りがけ、古墳や産直やホームセンターなどに寄る。私にとっては身近なものだけれど、東京のヒトたちには珍しいようで、面白がってくれた。
犬どもはおみやげのテニスボールで大興奮。母に甘えて大変だったが、母も我を忘れてスリッパで外に出たりしていた。
夕飯は怪獣(ロマネスクという野菜のことです)トマト煮、下仁田ネギのグラタン、きのこの炊き込みご飯。

天気がよかったら榛名神社に行きたかったが、雨なので今日はどっか温泉に行こうと思います。


絲山が種まきゃ牛くんがほじくる

今朝、畑に畝(うね)を作った。
牛犬が見ていたので、「どう? うまくできたと思う?」と聞いたら、黙って左前足を畝の一番高いところにずぼり。
これだから私は犬どもが嫌うハーブを植えたいと思うのだ。いきなり野菜じゃ食われてしまいそうだ。

ぼつぼつと「作家の超然」と「末裔9」を書いている。
ダーティ・ワーク(集英社文庫)のゲラが突然送られてきた。データは何年も集英社に眠っていたはずなのに18日までと書いてあってびっくり。今度の「末裔」より前にやれってことですか。すごいね。
そして、部数も定価も知らせないのは、集英社だけじゃなくてこの業界全体の悪い癖。(聞けば教えてくれますが、一方的なものだからいきなり3割ダウンとかもあるし、なんだか、ねえ)

この際、やなババアだと思われてもかまわないので書きますが。
サラリーマンに戻ってふつうの仕事の交渉がしたくなるのは、「自分がしてほしいこと」を要求するだけで、きちんとした条件が示されていない仕事依頼が多い(というか週に3回も4回もそういうのが来る)ときです。一番の基本は「納期と金額」を相手と共有すること、新入社員でも押さえているようなそんなことがこの業界では、喧しく催促しない限りありません。
企画書なのにギャラが発生するかしないのかわかんないとか、原稿受け取ったかどうか、こちらが催促しても連絡がないとか、そんなの一週間に何度もあります。
こっちは自営業だからきちんと筋も理屈も通さなければ続けていけない、と思っているだけに(もちろん問題があれば、いつでも会って打ち合わせして解決していくのに)、なんだかやる気なくすというか……。
でも、どうなんでしょう。サラリーマン世界も今は違うのかな。

久しぶりにここで愚痴たれました。明日からは、また斜め前向きにがんばります。


ロックンロールパンダーランド

昨日発売のギターパンダのCDが届いた。
今まで通販でしか買えなかったが、ディープ&バイツ以来のメジャー復帰。
曲も歌詞もよくてメロディもキレイでギターうまくて、スゲーかっこいい人なのにパンダの着ぐるみ(で、ギターを弾く)。
おすすめです。
最初に紹介してくれた出雲の人には、ほんと感謝してます。

医師に相談して処方内容を少し変えた効果もあり、昨夜は久しぶりにしっかり眠れた。
今朝起きて、すごく疲れがたまっていることに気がついた。
このところ、それがわからないほど調子が悪かったのだ。

確定申告のことで細かい確認事項があり、工務店に行った。帰りに、銀行と郵便局と酒屋に寄って帰ってきた。
絶対今夜は早く寝る。


クーペの節句

耳鼻科通院。ミミの日だったが別に混んではいなかった。
現在残っている痛みというのは、腫瘍の場所や手術でちょん切った神経とまるで関係のない、耳下腺腫瘍の症状(後遺症?)と同じと言われる。神経というのはそういうことをするらしい。
似たようなことでおもしろいのは、つまづいたり、前のクルマが急ブレーキを踏んだとかでヒヤッとしたときに、腫瘍のあった場所が熱くなること。台所で茶碗を落としても、首が熱いっ、となる。明らかに大脳が変な指令をしている。

でも、我々もよくやっていることだなあ。理由とか原因とか無理矢理探してそのせいだと言って安心するって。簡単な言葉で言えば「こじつけ」。
こじつけた方が、わからないことが世の中にあると認めるより楽だからなあ。

クーペ・フィアットが10万キロ走行を達成した。
関越道の一番右の車線を快調に走りながら、というのはあのクルマらしいと思った。擬人化するわけじゃないけれど。


本日もだめじゃわい

鬱といっても「日内変動」というものがある。朝は調子が悪くて夕方くらいになると少し楽になるタイプの人が多いと言われているが、私の場合は「躁鬱混合状態」というのも関係あるのかないのか、朝が一番マシでその日の調子によって燃え尽きる時間が違う。昨日は、焦燥が強くて座っていられない悲壮な感じで、犬の散歩して炊事洗濯掃除をやって朝ごはん食べたら午前11時でこの世の終わりみたいな気分でぶっ倒れました。

終わってるといっても、浮かんでくる言葉や下りてくるエピソードは書かなければならずメモ帳に書きなぐりはする。
睡眠はここ半月くらい4時間平均。ここ数日はそれもまとめては無理で、1時間程度の細切れにしかとれないけれどそれでも少しは楽になるので、夜中でも明け方でも起き抜けのたんびにメモの内容を文章化してパソコンに打ち込む。そしてまたへばって布団の中で泣きそうになってる、の繰り返し。なんだ働いてるんじゃん。今朝は「絲的モノどうぐ」(本の雑誌 4月からの連載)の第一回、第二回、同時に手をつけてみたけど、だめだなあ。文章練る力はないです。
あと、人と喋るのが絶対にだめって感じです。

RCサクセションで生きてるのに香典をもらう「あきれて物も言えない」という歌があったけれど、昨日知人から、
「絲山さん、結婚するんですって?」
と言われて驚いた。ウチにもご祝儀袋が届いたりするのかしら?
誰がそんなこと言ってるんだか。誰と結婚することになってるんだか。
天地神明に誓ってそんな話はないです。今のとこ。
というか、今日現在そんなキトクな男がいたら、ゴミも出してくれるだろうし犬の散歩も行ってくれることでしょうよ。うっとうしいからいらないけど。


鬱がきついんで、今日はすみません。


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