Diary

鳥ガラスープにジンクスはあるのか

本にも書いてある通り、豚キムチにジンクスなんてないんだけれど、鳥ガラスープにはジンクスがある。何時間もかかる煮込みものをやっているときは部屋から離れられないので仕事がすすむ。でも適度に面倒も見てやらなくちゃいけないから息抜きにもなる。

これはジンクスではないんだけれど、私の場合トイレに神様がいるので、打ち合わせ中にがぶがぶコーヒーを飲んでトイレに行くと、突然小説の方向性が見えたりする。これはアーリオ オーリオを書いた頃からそうだし、ついこないだの群像の打ち合わせでも今まで注目していなかったアプローチが見えたりした。「確かにこういう人物がいるんだがなかなか喋らない」というのは、自分にとっては大まじめな話なのだが、編集者によるとこんな小説の書き方は特殊らしい。

ジンクスや神様を総動員しないとやっていけないのが連載だが、「ばかもの」の第三話はまだ全然出来ていない。後半どうなるかはわかっているのだが、中盤が全く見えていない。
今日は新潮来群、打ち合わせ。編集者と直接会うのは年内最後となる。


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