Diary

読者はなんでも知っている

県庁前で収穫感謝祭という行事があり、NHKラジオの仕事に行く。
前橋のステキなお母様方が、放送を見に来て下さった。曰く、「絲山さんって、食いしん坊で飲んだくれでカーキチなんでしょ」。
おっしゃる通り。読者はなんでも知っている。

そういえば、最近いただいたメールで「テンションが高くなると日記が長文になるからすぐわかります」というのも。
ほんと、なんでもわかってんなあー。

帰ってきて寝てたらカレ(大酒豪の女友達)から電話、そうそう、カレとはしばらく会ってなかったんだった。お土産に収穫祭で買ったニラキムチと椎茸を持って行こう。


シリカゲル汁

寝坊した。
群像が打ち合わせに来るのに、仕事部屋がおそろしく散らかっている。小説より掃除が先決。

ちょっと前に友達からおいしいコーヒー豆をいただいたんだけど、真空パックをバシッとハサミで切ったら思いきりシリカゲルの袋まで切ってあれよあれよという間に豆と混ざってしまった。シリカゲルは食べられませんと書いてあるんだけれど、シリカゲル汁は大丈夫なんだろうか。目の前で編集者が苦しみ出したらどうしよう。


「絲」の出し方

長期休暇の効用。名詞のど忘れが減った。疲れてるときは、大好きな「コルベット」さえ出てこなかったくらいだった。昨日医者に話したら、記憶には知識的なものとエピソード的なものがあって、知識的な部分が回復したわけですね、と解説してくれた。エピソードについては飲むと相変わらず全部忘れる。

あと、いろいろなところで質問されている「絲山」の「絲」の出し方ですが「ちんじゃおろーす」と入力して変換すると「青椒肉絲」で絲が出ます。そこをすかさず単語登録して下さい。でも、私個人としては別にそんな七面倒くさいことしないでもイトヤマとカタカナで書いてもらえれば構いません。

今日はあちこちの書きかけの小説、エッセイを巡回してちょっとずつ書き足している。


ワイパーが先か冬タイヤが先か

9月12日に故障したクルマのワイパーは、未だに本国では欠品中、納期未定。私は短気だが、イタ車に関しては例外的に気が長い。まあ、2,3ヶ月は仕方ないのかな。最近は結露するし、鳥爆弾だってあるのでT型のガラス拭きは常備品になっている。ワイパーが先か冬タイヤが先か。その前に免許の更新があって、12月には車検がある。盛りだくさんだなあ。

朝は通院。帰ってきてハナコのために怪しい料理の下準備などやりつつ、「海の仙人」文庫版のゲラ読み、群像小説など。


なめられたもんだ。

東京からやや疲れて帰ってきたら、すてきなメールが来ていて、わくわくしてしまった。名刺渡したとしたらHotMailには来ないから多分、知らない人からだと思います。
内容は「蛇口が欲しいから値引きしてくれるようにINAXに口利きしてよう」ってことでした。かわいいでしょ、キュートでしょ。
どこの世界に5年も前にてめぇの都合で辞めた会社の値引きができるシステムがあるというのだろう。つーか、営業所時代だって絶対そんな安易なことはしない、一度会ったか会わないかって程度の人の蛇口一個の値引きなんて。そりゃもう、はっきりと、あほらしくて。
もちろん、丁重にお断りはするよ、大変申し訳ありませんとか言っちゃうよ、頭下げんのはタダだからね。でも、できないもんはできません。
しかし掲載紙もろくすっぽ送ってこないでよく言うよなあ、どこの新聞とは言わないが。


ぼけてるし太ってるし

j-comに電話したらメーラー不具合は設定変更で5分で直った。appleに再インストール(なぜか2台同時)とかこれ以上のサービスは有料(フーゾクかよ!)とか脅かされ、質問に逆ギレまでされていたのがアホみたい。

今日から仕事、と言ってもいきなり小説が書けるわけじゃなし、頭はボケボケだし、とりあえずスケジュール調整とか書類の整理あたりから。
午後、新幹線で下京、「暮らしと健康」に掲載される「うつ病は治る」の著者、渡邊昌祐先生と対談。最近あさましいほど太って着る服がない。やばい。
今夜帰ってきて明日はクルマで下京。下手に実家に寄ってよたよた都心に行ったり都下へ行ったりするよか、高崎発着の方が早い。


明日から平常業務

さすがに5人でキャンプに行くと食えるねー。焼きそば、ニジマスの塩焼き、鶏の丸焼き、椎茸とネギをあぶったやつ、ソーセージ、カレー、サラダ、朝はミネストローネ。あとご飯とパンと無花果。
キャンプ場はなんにも余計なものがなくて、すごくいいところだった。この時期ともなると誰もいない。管理人さんが昨日17号の方で熊が出たよと言ってたけれど、熊が冬眠した頃にまた行きたいな。
夕べぐっすり寝たはずなのに、家に帰ってきて爆睡した。

明日から平常業務に戻ります。まずはメーラーを直さないと。


休みの終わりに

今日明日と一泊で角川書店とのキャンプ。書店員さんも参加してくれて総勢5人の大所帯。来週行く小説現代(講談社)の連載の一人キャンプは書かなきゃいけないから仕事だけれど、こっちは完全に遊び。ちょこまか用意をするのが楽しい、醤油や塩を小さな容器に入れ替えるとか、現地まで足りない物資や食料の調達をしながら行く経路を考えるとか、防寒対策を考えるとか。
一応、これが私の長期休暇の仕上げってことになるのかな。


代行とは?

代行運転って、県外の人は良く知らないと思うので紹介してみる。
駐車場のある居酒屋(結構多いっす)だったらそのまま置いといて勘定する直前くらいに言えば、店の人が呼んでくれる。個人宅から自分で呼んでももちろんかまわない。20分くらい待つこともある(忘年会シーズンとかはもっと待つでしょうけど、どうせ飲んでりゃいいんだから)。二人組で来て、自家用車を業者さんが運転してくれて、後をもう一台がついてくる。私の車は左のマニュアルだけど、呼ぶときにそう頼めばOK。
他に預かりという制度があって、駐車場のない居酒屋のときは持って行って代行業者の駐車場に置いといてくれる。こちらが他の店にはしごして行っても最後の店に車を届けてくれる。これは便利。
気になる料金だけれど、最低料金が高崎では2000円。遠くなればなるほどお得で、ちょっと距離があればタクシーより安くなったりする。往復のことを考えるとかなり経済的。

東京ではタクシーの運転手でも感じの悪い人、道を知らない人にしょっちゅう会うけれど、こっちはタクシーも代行もとても丁寧で面白い人が多い。
最近、飲酒自転車のことを忠告してくれる親切な人が多いが(往来で寝るのとどっちがいいんだ)、自転車を積んでくれるタクシーがあればいいのにな、と思う。


せいぜい働きます

「せいぜい残りの休暇を楽しんでください」と、昨日S社の編集者に言われて意地になって「もう今年はずっと休みますから」と答えてしまったけど、こんなこと日記に書くとK社がすごい勢いで電話して来るんだろうな。

今朝はAirMacまでおかしくなっていた。携帯端末(Air-H)ならメールの送信ができることを早朝に思いつき、いくつかメールを送る。そのあと午前中一杯はappleとso-netに電話。相変わらずappleの対応は最低、so-netは親切。結局j-comの送信制限らしい、というところまで判って力尽きる。マラソン大会でもゴールが見えた瞬間歩き出すような人間ですから、私。
今日はハナコのエッセイを書かねばならない。
でも怠けすぎて気力が戻らない。しょーがないからS社のゲラでも読むか。


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