2005/9/7 水曜日
通院後群馬へ。今回は月末頃までいる予定。忘れ物ないだろうな。
関越は川越のあたりでものすごい土砂降りで、このワタクシが60キロで走ったほど。途中で雨は上がったが、着いたらすごい風。山のあたりには陰惨な感じの雲がたまっている。ここんとこ、ちょっと寝不足だったので家に着くなりごうごう寝た。
これから角川と絲的のゲラをやります。
2005/9/6 火曜日
朝、地域センターに期日前投票に行く。人が多くて驚いた。
明日から群馬なので荷造り。通院の都合がつけば下旬までいるんだけれど、その頃ってどのくらい涼しくなるのかよくわからない。荷造りがすすんでも部屋が片づかないのはどうしたものか、と嘆きつつ「ニート」の再校ゲラに逃避する。逃避じゃないよ、こっちが本業だ。
午後は文春打ち合わせ。
2005/9/5 月曜日
雑誌などの媒体によって、小説のカラーを変えているのか、とよく聞かれる。私の場合、媒体次第で全然違う。でもそれは会社ではなくて、編集者によって違ってくるのだ。こういう題材はこの人と一緒にやりたい、こっちの素材はこの人に読んでほしい、ということによる。結果的に、新潮だとこういう作品、講談社だとこう、角川だとこう、ということになる。人事異動があればまた書きたいことが変わってくるから面白い。
今日は久しぶりに寝坊。夕方から角川打ち合わせ。
2005/9/4 日曜日
昨日殆ど仕上げた絲的メイソウ二回分を直しまくって完成させて送付。頑張った、ああ疲れた。
東京の家に越してきて明日で一年だが、なんでしょうね。なんの感慨もありませんね。どうせもう住民票ここにはないしね。この一年いろんなことがあったなーとか、全然思わないなあ。あんまり自分が進歩したとも思わないし。感性が弱ってるのか、単にこの街がキライなだけなのか。だんだんそうやって乾いたババアになっていくのだなあ。
2005/9/3 土曜日
この夏はずいぶん短編を濫発したが、一段落ついた。ここのところはエッセイが多かったが体調も元に戻ってまた小説が書きたくなってきた。群像、新潮、文學界、エソラ、テーマは全部決まっているけれど、まだどれも動き出してはいない。
全然関係ないけど今日は美味しいパスタを食べた。
2005/9/2 金曜日
クルマと自転車しか乗らない私が、昨夜久しぶりに地下鉄なんてものに乗ったらすっかり気持ち悪くなってしまった。チェーンスモーカーの私に空気が悪い、なんて言う資格があるのかどうかわからないが、酸素が足りない! という感じで苦しかった。以前も新潮社に行く途中にそういうことがあった。もうちょっと慣れないとなあ。
「袋小路の男」の韓国語版が出来た。他の本も韓国や台湾中心に翻訳の予定があるし、英語のサンプル訳も見たことがあるけれど、本を手にとるのは初めてのことでどきどきした。表紙は日本版と違うけれど趣味がいいと思う。ハングルの絲山秋子というのも初めて見た。七文字だから自分でも書けるように練習してみよう。
2005/9/1 木曜日
特に夜は、群馬と比べて2~3℃か、もう少し違う。肌で感じる。東京では枕元の扇風機がまだ活躍している。
エッセイが書けるようになってきて、ああ助かった、と思う。小説と違ってエッセイは何かを面白がる心がないと書けないからだ、少なくとも私の場合はそうだ。だから鬱のときは完全に止まってしまう。
でも、締め切りの遠い方からできてくるというのはエッセイも小説も同じで困ったものだ。
今夜はずっと先のエソラの小説の打ち合わせをするんだけれど、小説現代と同じ担当者だから、まだ仕上がっていない絲的のことが気にならないわけがない。出来たてほやほやを持っていけたらいいんだろうけど、ちょっと厳しい。
2005/8/31 水曜日
今日はそれほど渋滞もせず、東京の家に戻ることができた。一休みしてクーペを取りに行って代車を返す。代車は合計645キロ走った。
久しぶりだなあとは思っていたが、運転席であんなににやにやしてしまうとは思わなかった。低速トルクといい、エンジンの力強い音といい、すこんと決まるギアといい、たまらんですわ。またかよ、と思われそうだが、21歳の馬がかわいくてじゃれ合ってメロメロとか書くよりましじゃないかなあ。書いてるじゃん。まあいいや、仕事しよ。仕事は今日もエッセイを中心に、明日打ち合わせするエソラと、小すばの第2回も検討しつつ、といった感じで。
2005/8/30 火曜日
BBSにいただいてた「運転下手な男はNG説」が面白かったので、ここでお返事します。私は、自分が運転するのが好きだから、オトコなんて運転できなくたっていいじゃないですか、と思う者であります。渋滞があってもクルマが壊れても助手席でにこにこつきあってくれるオトコが一番ですよ。あと、人の運転にけちつけない奴、これは大事です。
確かに書いていただいた通り、へたくそで運転したがるオトコって、面倒かもしれない。イライラするかもしれない。でも、賢明な人ならウチのクルマを運転しようなんて野望は持ちません。みんな諦めてくれます。
そりゃ、運転がうまくて気立てがよくて普段は私に運転させてくれて、どっかで酔いつぶれたときだけ迎えに来てくれる都合のいいオトコはおらんかいな、なんてことを思ったこともありますが、そんなこと考えてると罰があたりますね。
今日は割と精力的にエッセイ。書評の本二回目読了。
2005/8/29 月曜日
夕べは薄ら寒くてウチは早くも毛布を出しました。
今朝やっとプリンタが稼働するようになった。なんで今まで再インストールしても駄目だったのかはよくわからない。私の仕事はメモ帳に書いたものを打ち込み、それをプリントしたものに書き込んで打ち込む、その連続だから、かなり困っていたのだ。
本局まで自転車で行ってゲラを出す。日差しは強いけれど、日陰は涼しい。
車の修理もやっと完了。部品がなくて大変だったらしい。95年てついこないだの車なのに。これで月末に東京に戻る目処が立った。