Diary

九州五日目

村のコインランドリーで洗濯をして気が楽になった。取材しつつ移動を続ける。イメージの通りの景色を発見したり、初めて見ることがあったりしつつ、順調に某村まで移動を続け、宿にて旨い飯にありついた。私は概して九州の味付けが好きなのである。カブトムシが飛んでいるようなところでエッジはやはり入らないので明日更新します。
オールスターは2戦とも見られなかったが、参院選の開票速報は欠かせない。6年前は群馬にいて、全国的には大きな変化があったのに群馬は変わらないなあと思った覚えがある。そう思うと今ここにいるのは不思議だ。参院はしかし、表と裏があるから、次回改選の裏の議席がどうなっているのかが気になって仕方ない。


九州四日目

夕べは、早めに夕食を終え、酒も飲まずに仕事と調べものをしていた。某誌の担当者の夢を見たのは、「てめー、うちの仕事もしろよ」というお告げなのだろうか。一応全社の原稿を持って来てはおりますけん。
今日は移動距離はそこそこだが、楽しい山道で苦にならない。早めに宿について一人時間を確保。エッジが繋がりにくい。
普段一日一食の人間が、無理をして三食食べ続けることは辛い。今日の昼は、私だけコーヒーで勘弁してもらう。


九州三日目

レンタカーはカルディナで正解。運転が楽だし、挙動も判りやすい。余計なものが何もついてない。なにせこの一週間は殆ど一日中運転し続けるのだから、営業車のノリになってくる。
取材というのは、行けば何かがわかる! という妄信からするんだけれど、机で考えていてずっとわからなかった展開の原因が、まさにその場所で判ったりするとすごく嬉しい。
尤も、別の見方をすれば「移動缶詰め」なわけで、来る日も来る日も編集者と同行してその作品のことばかりに集中するので、疲れることも確か。お互いに。


BBSより転記

今日の宿はエッジが繋がらない地域ですので、某市まで出て来て喫茶店からBBSにて失礼します。
取材二日目、こちらに来てからの収穫、手応えは思った以上、今のところ順調です。
芥川候補が発表されたそうなのですが、途中豪雨に遭って濡れた靴に新聞を丸めて突っ込んでしまい、自分では見てないっす。
明日は繋がるんだろうか。さらにディープになりそうな……。


ただいま-おかえり

昨日の日記で訂正を一つ。九州には「行く」じゃなくて「帰る」です。
取材中の無謀な目標は「一週間博多弁で喋る」こと。打ち合せだろうが取材だろうが博多弁強行。かつては仕事でこてこてに喋っていたので、思いだしたい。同行する編集者も九州出身なので協力してくれるはず? 方言でないと思い出せないニュアンスとか光景を思いだしたいというのが狙い。
とりあえず今日は福岡市内で取材。市内なんて大体知っているんだけれど、今度の小説の主人公の立場で物を見て、歩いてみたら違うものが見えてくると思う。
夜は、前の会社の人々と大宴会。いつ行っても、忙しいのに時間をやりくりして暖かく迎えてくれるのが本当に嬉しい。今でも「おかえりなさい」と言われる。だから「帰る」だし「ただいま」なのです。
それではこれから行ってきます。


一体なにが起きたのか

明日から14日まで、中央公論新社の書き下ろしの取材で九州に行ってきます。随所で前にいた会社の連中との宴が組まれてはいるものの、過酷な行程。出張中もできるだけ日記は更新したいと思います。エッジが届かない場所にいたときはごめんなさい。
午前中に原稿をやって、昼から2時間、ネットが突然繋がらなくなって焦った。今日送る原稿どうすんのよ。powerbook+エッジだと繋がるんだけれど、肝心の原稿がiBookにある。CDはiBookがだめ、メモリスティックはpowerbookがだめ、フロッピドライブは親にあげた、ということで、紙で郵送するしかないかと思っていたら自然と回復した。しかし商売道具だけに対策は考えておかないといけない。


銀行に逃げられる

選挙はあまりさぼったことがないが、最近ずっと不在者投票。今回から法改正で「期日前投票」という名前になった。二重封筒に入れて糊で貼らなくてもいい。
小切手を換金しようと思ったらあらまほしき場所に振り出した銀行がない。仰天した。駅の反対側にはあるだろうと交番で聞くと「なくなっちゃった。大森行ってね」とのこと。蒲田なら福銀と群銀以外、何でもあると思っていた私が甘かった。


不完全燃焼

ちょこまか出張の準備もしつつ、資料読んだり作業したり原稿を書いたり家にいてもめまぐるしい。その割にここまで来たという達成感もなく、あっという間に夜になってしまった。なかなかのんびり出来ません。


にわかづくり

やっと今日は予定がない、というあるまじき日本語。ひきこもろうかと思ったが、いつもの店に行って仕事する。今週は疲れた。
小説のためににわかづくりの知識を詰め込んでいる。こんな貧弱な知識では主人公に笑われてしまう、少しでも近づかなければと思うと、苦にならない。


夏休み(休みなんかないが)の課題

さすが恩師である。高校時代の国語の先生に先日川端賞の授賞式に来ていただき、約20年ぶりにお目にかかった。そして昨日送られてきたのは、先生が編纂した大学入試用の漢字練習帳。PC慣れしてしまって、恥ずかしいほど漢字が書けなくなってしまった私の喉元にずばっと来た。ネット徘徊の時間を削って漢字練習、しようかなー。(きっとこの日記を読んだ方の9割までが、言うだけでやらない方に賭けると思うけど)


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