Diary

むおーんむーむー

ここのところ調子が悪かった89年製の掃除機がついに壊れた。就職して一人暮らしを始めて買った初代電化製品の最後の生き残りであった。ちょうどだぶっていたので同居人の88年製掃除機に一本化する。しかし、掃除機というものはもうちょっと静かにならんかね。掃除は好きだが、あの「むおーんむーむー」という音が嫌いだ。エアコンくらいの音にならんものかといつも思う。数年前、実家で買い替えたやつも結構いい音してるけど、最近の掃除機は少しは違うんでしょうか。
新作に手をつけるには中途半端だし、ゲラが返って来るまで、掃除とエッセイばっか。頼むよ年末進行。

夜は鍋を囲む予定。


とりとめのないもの

「天気がいいから」と言って、突然、母親が来た。実家の庭で咲き始めた水仙と、なんとも中途半端な量のパンを持ってやって来て、とりとめのない話をして、ゆっくりしていけばいいと言うのにあっという間に帰った。帰りは駅前の商店街を一緒に歩いた。両親が好きなスープを買い置きしてあったのでお土産に渡した。

運動不足だったので、夜はエッセイのことでも考えながら歩こうと思っている。


ストーブへの未練

エアコンが机の真上にあるので、暖房を入れると熱風がふきつける。ドライヤーいらずだが、頭がふらふらする。それで結局石油ファンヒーターに頼ることになる。群馬にいるとき、あまりの寒さと部屋のだだっぴろさにエアコンが対応しきれなくて買った。本当はアラジンのストーブが欲しかったのだが、「酔っぱらってぶつかるからやめなさい」とみんなに言われて泣く泣くファンヒーターにした。最近、家では飲まなくなったが、眠剤飲んだ後とかだと確かに危ない。
ストーブに対する郷愁は今でもあって、父が「牛乳征伐」と称して半日かけて作るココアや、網を置いて干しイモを焼いたことなんかが懐かしい。
そう言えば、生まれてこの方こたつのある暮らしというのはしたことがない。

夕方、講談社にてFRaUインタビュー。
その後単行本の打ち上げ。


「花はどこに行った」

気まぐれでカラーの花を買って家に帰ると、包みだけで、中身をすっぽりどこかに落としてきていた。探したけれどどうしても見つからなくてくやしいので買い直した。

午後、アエラインタビュー。
夜、福岡時代にお世話になったお客さんに久しぶりに会った。蒲田がいいとのリクエストがあり、喜んで案内した。


「とりかえてネ」

レンジフードの金属製フィルタにフィルムを貼っている。これが、汚れてくると「とりかえてネ」という文字が浮き出てくるというシロモノで、湯をわかすたび、台所で何かするたびにむかつく羽目になる。
平仮名ならまだ許せるが「ネ」ってなんだ舐めとんのか、ざけんな貴様バカにしよんのか、お取り換え下さいませだろーこの唐変木が。
などと、どこの方言とも知れぬ言葉で悪態をつきながら、まんまと挑発に乗ってフィルムを交換してしまう。私の負けです。というか、正しい消費の仕方です。温厚な同居人は全然挑発されないようだ。うらやましいネ。

今日は「逃亡くそたわけ」初稿ゲラ戻し、装丁打ちあわせ。どうなるか今からわくわくする。


理想と牛丼

北海道新聞インタビュー。
歩き癖がついてきて、外なら30分でも1時間でも機嫌よく歩いているが、それにしても銀座線溜池山王から丸の内線国会議事堂前の550メートルは遠い。直線じゃないから近道感がないのかもしれない。

牛丼が復活したので久々に食べたが、長い間会えなかった彼氏のようにちょっと理想化しすぎていたかもしれない。いや、一般論です、私の話じゃございません。


決まらない日

そうめん、冷麦で試行錯誤してきた私だ、ショートパスタの何と楽なこと、ぷりぷりしていること、食べやすいこと。おまけにかわいいこと。
新たに気になるのはサルサのディップ。美味しそうなんだけど瓶がでかい。こんなにあったら飽きるかなあ、と売り場の前でうろうろ。

自分で自分に買ってやる誕生祝いは何にしよう、仕事に関係のないもの、長持ちしそうなもので欲しいものが何もない。ドライビングシューズは分不相応だし、花でも買って誤魔化しますか。

決断力がない日というのは、原稿もうまくいかない。エッセイが4本、仕掛かり状態になっているのだが、どうやらもう少しテンションが高い日の方がよさそうだ。書評の本でも読もう。


たくさん歩いた日

昨日、休みまくったので今日は元気横溢。朝から原稿をやり、ちゃかちゃかと掃除を済ませ、「東京人」のエッセイでとりあげる場所を見に行く。往復も歩いて3時間くらい歩きっぱなし。さすがに足が痛い。これから二食目を食べようか思案中。

「愛なんかいらねー」が少しまとまってきた。自分の殻を内側から破ろうと思っているのだが、とても難しい。


無題

くたびれて、殆どベッドの中にいた。PCの前に座っているのもつらいので、ゲラも寝ながら直す。


迷子の灰皿

せっかちな私は、寝る前には翌日持っていくものがカバンに入っている。どうかすると翌々日に持っていくものが紙袋に入っているほどである。
それでも出がけに、電話や大事なメールが来れば慌てる。昨日、帰宅して灰皿が一個どうしても見つからず、一体どこへ行ってしまったのだろうと思っていたら下駄箱に入っていた。そら、見つからんわ。

今日は、講談社同行で書店訪問ツアー三日目。一人でもいいっすよ、と言ったけれど一緒に来てもらえれば、鬼に金棒。どっちが鬼でどっちが金棒なのか、うーん、どっちでもイヤだな。
帰りに講談社にて別件打ちあわせ。


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