2004/3/6 土曜日
NAVI第三話の取材を兼ねて友達とドライブ。第二話は苦戦中、第三話の骨格は出来て来た。今月中に書きためをしたい。
夜、帰るとうちに電気がついていて、居候がカップラーメンを食べていた。二人でワインを飲む。
飲んでいるうちに、小説現代からインタビュー原稿の確認メールが来る。こっちが先決か。
2004/3/5 金曜日
文學界と短編打ち合せ。入稿へ。次作(と言っても書き始めるのは先になるけど)の資料映像を見る。会議室が塞がっていたため、缶詰め部屋で鑑賞。机と椅子がやたら立派なホテルのシングルといったとこか。浴衣までついているけど、浴衣にスリッパで編集部に降りて行ったら叱られるのかな。いや、私はそもそも缶詰めになりたくないですが。
2004/3/4 木曜日
今日は打ち合せがないから休みつーことでもいいんだが、原稿の直しやら、校正やら、書き直しやら、止まってるのやら、やるべきことがいろいろたまっている。いくつかの作業を平行してやっていても、今は焦りも悲壮感もなくて、適度にだらけている。こないだまでは、やっぱり軽躁だったんだな。
2004/3/3 水曜日
いつもの店で一仕事。その後、新潮(出版)と打ち合せ。
深夜に帰ってきて近所の飲み仲間がゴミ袋下げてるのと道で会って立ち話。このオヤジと会うの、今週三回目くらいかも。駐車場の大家さんも話し好きだし、今まで以上にディープな蒲田に引き込まれていくような。
2004/3/2 火曜日
朝、宅急便の「絲山さーん」で起きることが多い。びくっとする。寝ているときは本名で寝ているのだ。
宅急便の中身は、文學界からのチェックのびっしり入った原稿だった。昨日メールで送ったばかりなのに、物凄い早業だ。この短編はもう終わりだと思っていたが、あちこち検討しなければならない。
新潮(文芸誌)が来蒲。次作について打ち合せ。手持ちゼロの状態で行ったのだが、編集者というのは凄い。話し合っているうちに、自分がやりたかったことが判ってしまう。書いてみないと判らないけれど。
2004/3/1 月曜日
文學界短編(最終打ち合せ用)、NAVI第二話第一稿送付。
居候が来てくれて、仕事でパンパンになっていた頭が休まった。彼女の大活躍で、部屋もずいぶん綺麗になった。すばらしい。
中央公論新社と打ち合せ。書き下ろし、ということになるが、今年は無理なので来年にむけてテーマを模索。舞台に関してはほぼ決定。
近所の飲み屋で遅くまで飲む。
2004/2/29 日曜日
仕事中毒の私に一筋の光明、と言うべきか、それともこのクソ忙しいときに、と言うべきか、とにもかくにも我が家に居候がやって来る。
そいつが全然時間通りに来ないので、今日は私も家に足止めをくらって確定申告をやってしまったじゃないか、おかげさまだ。
居候というからには事情もあるわけだが、小説の居候とは全然違っていて美人さんだ。ずっといるわけじゃなくて、不定期に数日いるということなので、私も勝手に仕事をするし来週も殆ど毎日打ち合せがあるし、居候は概して暇なので部屋の掃除でもして貰う。新聞本雑誌の類が片付けばなんとか人並みの部屋になるはず。あとは、壊れたテレビと壊れたプリンターを捨てればずいぶん希望も見えてくる。待っている時に限って回収車は来ないのだけど。
2004/2/28 土曜日
また朝まで仕事をしてしまった。昼に起きてまた仕事。こんなこと続けると禿げるぞ死ぬぞと思っているのに、息抜きに行ったいつもの店でまた仕事。余計な買い物とかはしないけど、やっぱり躁っぽいのかもしれない。
ということは、喋っていることなんかも知らず知らず軽躁モードで大袈裟になったりしているのかも。嫌だな。後で後悔するんだよね、躁は。
2004/2/27 金曜日
夕べ帰ってきて、試乗の印象が濃いうちに書きたくて、朝4時半まで原稿をやる。こういうとき、眠剤飲まないと眠くならない体質が役に立つ。起きてからじゃ疲れてるから。
夕方、講談社にて小説現代インタビュー。3/22発売4月号に掲載予定。オンリートークについてなので、電車の中で読み直してから行った。書いた本人は結構忘れているのです。
インタビューの後、群像編集部にて和む。インタビュー前に、新人はホームグラウンドがあって、みたいな話が出たんだけど、私はどこの編集部も自分のホームだと思っている。図々しいけど。
2004/2/26 木曜日
午前中、原稿あれこれと煙草の吸いだめ。午後から夜にかけてNAVI試乗。3台に乗る、「乗り倒す」と書けるほど私は上手じゃない。やっぱり現地に行ってみて良かったこともあった。でもどんなにいい車に乗っても、ティーポで夜中の第一京浜を走るのは楽しいし、蒲田に帰ってくるとほっとする。3/26発売分(5月号)の原稿はOKとのこと。