
2004/5/25 火曜日
NAVI試乗。今回は一番遠くまで行った。第五話は事前に殆ど書いていなかった。それどころか第四話に何を書いたのかさえすっかり忘れていたので、4時半に起きて予習、7時出発、夕方帰ってきて十数枚書いてよれよれになりつつも仮眠して続きをやる予定。車の印象のメモなんて翌日になったら自分で見ても意味が判らなくなる。いらんことはいつまでも覚えているのに、大事な感覚はすぐに忘れてしまう。
取材先付近のガソリンスタンドで黄緑のハイライトを買う。なぜか自販機には「福岡限定」とテプラで貼ってあってその怪しさに負けた。ほんとですか福岡の皆様? RUM MENTHOLと書いてあるのだが一体何? 味はパッケージを裏切らず、きついだけで品のないメンソール。
2004/5/24 月曜日
昨夜、朝日トリッパーインタビュー再校、野性時代「ベル・エポック」再校を送った。今月は一日も休んでないから今日は休み。遠くまで出掛ける気力はなく、散歩してたらやはり道を聞かれた。「池上○丁目○番地ってどこですか」さすがにそこまではわからん。
2004/5/23 日曜日
「小田切孝の言い分」初校ゲラを群像にFAX、しんどかった。あとは再校が上がってきたら講談社に行って最後のあがきをする。そうしないと、まるで会社に着ていくシャツにアイロンがかかっていないような気持ちの悪さが残るのだ。
人さし指の赤ペンの当たるところに内出血ができて、最初、指にカビが生えたのかと思って焦った。カビは痛くはないわな。多分疲れのせいで、気が滅入る。
2004/5/21 金曜日
群像打ちあわせ。タイトルは当初考えた「小田切孝の言い分」で決定しました。単行本に収録する別の短編についても相談。
ゲラは大好きだけれど、何が地獄かって今日から巨人戦じゃありませんか。大差で負けてたら諦めて仕事するけど、シーソーゲームや投手戦はやばいよ。海の仙人の校了の時も日本シリーズとの両立に苦しんだっけ。
阪神ファンがみんなそうではないと思うが、私にとって巨人ファンというものは必要悪である。逆転した時、大勝した時に、巨人選手や堀内監督の顔に重ねてやつらのくやしがるところを思い浮かべて喜ぶ。しかし逆もまた真なのである。負けると彼らの勝ち誇った顔が浮かんで来てくやしい。今まさにゲラをやってる角川書店にも講談社にも巨人ファンがいて、オレンジ色の雑巾を狂ったように振り回す彼らの姿がつい浮かんでしまう。ああ。
夜は長い。このくやしさをバネに頑張ろう。
2004/5/20 木曜日
来月の群像に「袋小路の男」の続編が掲載されることになった。来月はエッセイ、インタビューなど合計7本、読者の方にはお手数かけます。
それでもかからない増刷。このまま絶版か!? 受賞作は短編なので、すぐ本には出来ないけれども、そもそも一冊も単行本が流通していない(書店在庫のみ)川端賞作家なんて歴代私くらいのものだろう、と空威張りしてみたい。
夜、中央公論新社と長編書き下ろしの打ち合せ。
2004/5/19 水曜日
写真家・小川義文さんが会って下さるとのことでNAVIからお声がかかり、早朝の撮影現場にお邪魔する。今も昔もカッコイイ車の写真といえば小川さんだ。いつも「はっ」とさせられるものがある。先月のベントレーの写真なんか、雑誌のサイズが変わって見えるほどの印象を受けた。撮影終了後、いろいろお話を伺えてとても嬉しかった。発表するものが異なる表現であっても共通するものはもちろんあるので、例えば、原書を読むようにすっと入ってくるものがあった。
明日、明後日と打ち合せが続く。打ち合せ前に少しでもいい原稿、資料を用意したくて、実は朝2時半から仕事をしている。だから6時半のお迎えは楽勝だった。一日が長い。前の晩に1時間昼寝をしたとはいえ、2時間半しか眠れないということは、ベゲタミンBが全然効いていないということだろう。
2004/5/18 火曜日
メールと電話で日が暮れた。進行中のものがいくつか、新企画あれこれ、単行本あっちとこっち、取材計画3件、各種資料の手配、打ち合せ予定、いつも暇だけれどたまにはこんな日もある。
パン食って夜に昼寝して9時に起きて、これから小説。でも明日は早起き。つまんない日記ですんません。
2004/5/17 月曜日
夜討ち朝駆けで群像の原稿。一段落して仮眠をとってから中公。そろそろ次の新潮のことも考えなければいけない。並行して群像でもう一本という可能性もある。
夜、角川書店打ち合せ。野性時代の短編とPR誌のエッセイのゲラ提出。
2004/5/16 日曜日
実家にて資料探し。ありがちな話だが、探していた物はなく、忘れていた物がみつかる。夜、兄夫婦が来る。6月25日のパーティーは両親が日本にいないので兄夫婦に出席を頼んだが、何を勘違いしたかサッカーのユニフォームを着て行ってやるとはりきっていた。もし当日、謎のサポーター男性がオークラ付近にいても見て見ぬふりをして下さい。酒は飲まずに車で蒲田に帰る。