Diary

片品村で『はげ盛』お披露目セレモニーが開催されるとのことで招待されて行ってきました。食による村おこしで、村内のさまざまな飲食店が独自の『はげ盛』メニューを展開するというものです。『はげ盛』は「はげしぃー盛り」という片品のことばから来ています。大盛りなんて生やさしいもんじゃなかった。実物のメニューを見て、ひるみました。スキー、スノボにお出かけの際はぜひ。

今いい感じで動いているのが新潮の「恋愛雑用論」という短編小説(エッセイではないです)。外に出たら出たでまた違う刺激があって書きたくなるので、あちこちでクルマを停めてメモをとりました。思ったより早くまとまりそうな気がする。


昨日の法政は今年最後。冊子のゲラチェックで、立場上全部目を通さなければならなかったため、夕方まで居残りした。

新潮の短編がすすんだので途中稿を送付。年末年始はこっちをやろうと思ってたら、なんでわかるかな、文春から「年内打ち合わせはもう難しいでしょうか」とメールが来たよ。


粕汁日和

明け方マイナス5℃くらいまで下がった。上毛の直しを送り、読売の季評の本を読みながら粕汁。


昨日は日経新聞来群、インタビューを受けました。生活面の40代をテーマとしたもので、1月4日に掲載されます。

今日は今年最後の広報を配っただけで、あとは犬のようにだらだらしております。来年の仕事始めようと思ったけど明日からでいーや。


第八回 絲山賞

絲山賞の説明とこれまでの受賞者一覧につきましては、トップ→プロフィール→絲山賞について、でご覧ください。

第八回 絲山賞は、松浦寿輝著『不可能』(講談社刊) となりました。

現実から隔たった場所で、感情をそぎ落とし、時間さえ存在しないかのように、そして我が儘にふるまっている平岡という名の老人に、私はなお生き続けることの厄介さを感じます。かれは、満ち足りることがありません。さらに「折り合い」ではなく、「攻勢」(「老人が攻勢に出る」松浦寿輝 講談社「本」7月号)を選んでいきます。

エピグラフが示唆し、作中のプロフィールで誰もが連想するあの作家にとらわれると「平岡」の罠にまんまとはまります。そこからやや外れた不安定な位置で読むと、松浦氏にしか書けない冴え渡った文章からぞっとするような冷たさ、美しさ、えげつなさ、奇怪さが迫ってきます。あまりとやかく言うと「間抜けな文学論をぶつ奴は撲殺されて当然だ」(本文p247より)と言われかねませんが、それでも私は、これは凄いと強く言いたい。そんな本です。


昨日、スーパー行こうと思ったらアルファのエンジンがかからない。音がおかしいけどバッテリーが死んでるわけでもなく(交換は1年前だし)、セルでもなく、スターターか、なんじゃいなと思って整備士H君に連絡したらすぐ来てくれて「オルタネーターかも?」と言う。なるほど。そういやクーペも8万キロくらいでオルタネーターぼっこれたわ。家だったので問題なかったです。

離陸2の再校ゲラは細かいところだけ直して終わりです。今日こそ散髪に行ってきます。


牛犬の日記

さいきん、私たちが飼っているヒトが、朝さむいとか言って、ヒト小屋からなかなかでてきません。ふゆげをはやさないから、いけないんだとおもいます。私は吠えて教えてあげようとおもったのですが、お姉ちゃんに、「ヒトは吠えてしつけたらだめだよ」と言われたのでがまんしています。吠えてしつけると、ヒトはひねくれるそうです。私たちはさむくないので、おおらかな心でそだててあげようと思います。


早朝、上毛新聞「街道を行ぐ」第三回の原稿を書いて送付。

今日は、なんとしてでも散髪に行ぎたい。ホームセンターにも寄りたい。

夕方FM。4時台opは「エッグ・クリーム」ルー・リード、セレクションは「SUPER FOLK SONG」矢野顕子、おすすめ本は「いやいやえん」中川李絵子/大村百合子、5時台opは「リアル・ディファレント〜ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ」ブームタウン・ラッツ、5時台edは「ファイン・アンド・ダンディ」アニタ・オデイ。12月の575お題は「まだまだ行ける575」。


オール文學界

仮眠なしで午前1時過ぎまでかかって手元の作業用ゲラを直し終えた。午前3時に起きたから午前3時には終わりたいなあ、と思っていたがさすがつきあいの長い文學界、2時55分に校閲通ったゲラが来ました。引き写しをしながら確認して、仮眠とって見直しを二回やって合間に犬の散歩して、文學界に戻したのが午前10時。再校ゲラが来るのは木曜早朝。

さすがに今日は、昼酒かっくらって寝てもいいと思います。酒のつまみは1月のFM選曲(仕事か)。

連載2回目だから難しくて手間取ってしまったけれど4月のGW進行のときは涼しい顔で済ませたいです。


今日の法政は「自営業としての作家」ということについて講義しました。

メシも食わずに鬼速攻帰ってきたんですが、待てど暮らせど作業用のゲラ(校閲が入っていないもの)が届かない。

今回は全体の時間を短縮するために、入稿分原稿に手書き修正→作業用ゲラに引き写し(1)、手元の原稿データ変更→手書き修正→作業用ゲラに引き写し(2)、(1)(2)を併せて細部確認→校閲済ゲラに引き写し→初校ゲラ戻し、再校ゲラへ、というスペシャルな手順でやろうと思っているのですが。


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