Diary

昔みたいに飲んだ

九州時代の先輩、後輩と久々の飲み。楽しくて4時まで飲んだ。飲みすぎた。


ほんとですか、ありがとうございまーす。

プチ取材が続くため、宛名文藝春秋の領収証でパスネットを買う。キヨスクのおばちゃんに「今度の文藝春秋(週刊の方だろうか)は売れてるよー」と言われ、反射的に営業口調&スマイルを取り戻してお礼を言うが、あとで変な気分がした。出版社の人に見えたんだったらラッキーなのか、どうなのか、別にそんなとこまで見てないか。


歯医者で地震

朝、精神病院。苦節5年、やっと昼間の薬がなくなった。実質的にはしょっちゅう忘れているからリチウム血中濃度に影響はないだろう。経験的には2回忘れると気持ちが悪くなる。
夜、歯医者。歯医者で地震というのはコワかった。ドキドキがしばらく止まらなかった。
新しい小説はまだワープロには書かない。まだメモ帳。あれこれ可能性が見えてきた。


この冬も仕事するぞという気持ち

寝不足で体は疲れてるんだけど頭は冴えている。へとへとになるまで仕事した、やや登場人物が見えてきた。うまくすすんでくれるといい。あっちもこっちも。ただうまくこなすんじゃなくて、書くことで成長したい。自分の力のなさがもどかしいことがよくある。
夜、実家に来た。明日は病院、こんなに元気なのに。薬が3週間分しか出ないから仕方ない。


打ち合わせ

夕方、文藝春秋へ。次作(連作)の打ち合わせ。テーマも決めずに行ったけれど、話しているうちにおぼろげだったものをうまく引きだすことができた。課題も出た。やっぱり会って話してみるもんだなあ。わくわくしてきた。


Do you like Alien?

ロッテンマイヤーで英会話をやってみた。小学校3年だから難しいことはやんない。ABCも教えない。「○○は好き?」「うん、○○は好き(大好き)」「ううん、○○は嫌い(そんな好きじゃない)」これだけ。
英語は全くはじめて、とのことで10分もたなかったらやだな、と思いながら、わからない単語は私が補足して、繰り返しやっていたらだんだんのってきて、食べ物からエイリアンまであれは好きだのこれは嫌いだの、今度は僕が質問するだの、結局一時間近くやめようと言うまでやっていた。
会話って、そういうものなのかもしれない。相手が何が好きかを知ること、ダメなものを聞いて一緒に笑うこと、シンプルだけどすごく面白い。


土曜日

土曜日はゴミ車が来るのがやけに早くて、9時前には持っていってしまう。ゴミのために目覚ましなんぞかけるのはイヤだが仕方がない。反動で長い昼寝をした。起きると外に出る気が失せていて、今日は散歩もさぼりかなと思う。貧乏くさい気分で焼酎を飲んだ。


女と郵便箱はでかいほどいい

実家の郵便箱はでかい。ポリバケツよりでかい。多分、町内一だ。区内でもいい線いくな。そんなにでかい郵便箱はどこにも売っていないので当然手作り、代々少しずつ改良がなされてきた。でかいのには理由があって、普段は上げ底にして使っていてちょっとした旅行に行くときなどは中仕切りをはずすのである。新聞を3紙とっているがこれで間に合う。長期のときはさすがに新聞は止めるみたいだけど。
蒲田の私のアパートの郵便箱は小さい。ほんと、申し訳程度についているといった感じである。新潮と群像が入ったらもう文學界が入らない。掛け替えたいがそのスペースもない。新聞が溢れかえるのは電話して止めない自分が悪いが、いろいろ送っていただくものを毎度本局まで取りに行かなくてはならないのは億劫である。遠いというのはすなわちいい運動でもあるのだが、絲山というのはペンネームで云々と怪しげな視線を向ける局員に言い訳をするのがいやだ。郵便箱さえでかければこんな苦労はいらないものを。
文春から送っていただいた本は滅多に開けないドアポケットに入っていた。今日は読むものがたくさんあって機嫌がいい。


見本誌

見本誌が来た。新潮の表紙に名前が載っていて自惚れた。いつも仕事をさせてもらっている店が今月から文芸誌を置いてくれると言うので届けに行った。見本誌はお世話になった人とかに郵送しているのだが、直接渡すのはちょっと照れるし、目の前で読まれるのは嬉しいけれど恥ずかしい。少し汗ばんでそれからやたらと歩きまわって帰ってきた。


宝さがし

蒲田に帰って来て美術家H氏と会う。長々コーヒーを飲んで、蒲田界隈のこと美術のこと小説のことを話す。面白かった。
新聞がたまってしまったのを大家さんが(屋外の)洗濯機のなかに入れておいてくれた。探し回っている私を見つけて教えてくれた。意外な場所だったので可笑しかった。
ラジオを聞いていたら「…57歳の、えーと、お仕事をお持ちでない方で…」とパーソナリティが言っていた。無職って差別用語なの?


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